今日は月1回のボランティアの日。

地元にある都立庭園でガイドをしてきました。




ここは三菱財閥・岩崎家の元別荘で、昭和40年代に都が買い取って都立庭園として開放しています。




初めて来た方からは「駅から徒歩2分なのに、こんなに緑豊かで静かなところなんだ!」と驚かれます。


子どもの頃から知っているからなんとも思わなかったけど、知らない方からすれば珍しいですよね。


こちらの特徴は、国分寺特有の地形・国分寺崖線の高低差を活かしたつくり。低いところと高いところがあり、高低差を間近で見られます。


回遊式庭園なので、進むほどに景色が変わっていくのも魅力です。植物がたくさんあるから季節ごとに全く異なる表情を見せてくれるのでガイド側も飽きません。



今は春の花が終わったから花が少ない時期だけど、新緑が美しい季節に。

夏に向けてこれからますます緑が輝きますよ。



こちらにはとにかく植物がたくさんあるので、覚えるのが大変です。昨年からガイドをしていますが、もとから植物に詳しいほうではないので覚えるのに一苦労しています。



でも、楽しい!



私は植物がものすごく好きなわけではないけど、ガイドの日はいつも以上に好きになる。植物への愛情が増します。

新しく植物について知ると愛着が湧くし、新たな知識を得られるのはやっぱり楽しいものです。



ガイドの日だけは「植物博士」になります(気分だけ)。

お客様に楽しんでいただきたいから、事前に庭園内をぐるっと回ってご案内に臨みます。


まだ植物をすぐに覚えられないし苦手意識もあるけど、それでも楽しいから続けています。このガイドはライフワークにしたいな。



さて、今日初めて見た植物はこちら。



アスチルベ


名前はギリシャ語の「α(無)」と「Stilbe(輝き)」から成っているとのこと。和名は泡立草(アワモリソウ)といって、花がふんわり泡立って見えることが由来です。



クロチク


竹です。花が咲きました!


どこが花?と思いますが、白いチョンチョンがおしべ?めしべ?なので花なのです。


竹は50年から100年に1回花が咲くと言われていて、花が咲くのは不吉とされます。



でも個人的には、そう思わないな。

めったに咲かないのに咲くのは貴重だと思います。考え方次第かなと。


例えばおみくじなら、凶を最悪と思う人もいれば、伸び代しかないからこれなら運気上がる、ラッキー!と思う人もいる。どっちにフォーカスするかで自分の気分も変わる。


私は楽観的なので自分の良いように捉えます(笑)。




こちらがクロチク。

一見竹かどうかもわからないですよね。



ムシトリナデシコ


絶妙な濃いピンク?紫?がきれいです。茎を触るとベタベタしています。ハエ取り紙みたいな感じ。実際に虫がくっつくそう。だからムシトリなんですって。




カルミア


北アメリカやキューバに分布する常緑低木で、ツツジ科です。カルミアといえばピンクの花が有名ですが、こちらの庭園では白です。


金平糖のようにかわいいですよね。この庭園で一番好きな花!




萩のトンネル


ヤマハギとマルハギ。これから伸びてトンネル前面が緑になります。そこにポツポツと赤紫の花がかわいらしく咲きます。


秋がベストと言われているけど、今年は暑いから夏がピークになるのかな…?



ホタルブクロ


子どもたちが花の中に蛍を入れて遊んでいたことから名付けられたようです(諸説あり)。


ふっくらとした釣鐘型の花にこの名前、覚えやすいのですぐに覚えられました。



庭園内には国分寺駅南口から2分の立地とは思えない穏やかな空気が流れています。この芝生が大好きです。



私にとってはパワースポット。今日も緑に癒されました。