開成文化祭(折り紙) | 私の王子様 〜開成ママの独り言〜

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息子の育児日記&主婦のお出かけ日記。

公文→サピα1→中学受験し、開成、聖光、渋幕を含め全勝。

週末は開成の文化祭に初めて行ってきました。


折り紙大好きな息子に開成の折り紙研究会の折り紙を見せたかったからです。息子もとても楽しみにしていました。
ついでに開成にも息子が少しでも興味を持って、少しは勉強を頑張ってくれたら、嬉しいなぁと(笑)

私自身は開成がどこにあるのかすら全く知らなかったのですが、西日暮里駅から降りてすぐ目の前にあるんですね。山手線上だし、更に駅近とは!凄い通いやすそう。

息子は入った途端、折り紙研究会の部屋へ一直線。
全く来たこともない校舎なのに、いつの間にか、地図も読めるようになっていました。見たいものがあるとこんなに必死になるんだなぁ。

折り紙研究会の部屋はすごく混んでいて、ほとんどの作品は息子の尊敬する神谷さん(折り紙作家)の考えた複雑な展開図を元に開成生が折ったものばかりで、神谷さんの作品は難しすぎてかなりの折り紙上級者にしか折れないの作品が多いのですが、それがおりがみハウス並みに沢山あった為、息子は大興奮でした。

※神谷さんはテレビチャンピオンで5回連続優勝したことのある折り紙界では有名な人です。

息子は夏休みにおりがみハウスに行き、神谷さんの作った百万円の龍を見たり、神谷さんに会ったりして、本当に神谷さんが作る創作折り紙が大好きなのです。

以下、開成生が作った作品です

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こちらは巨大作品
息子も持っている今年7月に発売されたおりがみハウスを経営されている山口真さん監修の大人向けの折り紙本「秀麗な折り紙」に載っている作品です。

本当は息子もこれを夏休みの自由研究に作りたかったみたいでしたが、難しすぎて作れず、断念した為、こんな巨大作品を目の前で見れて感激してました。
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左の人形は初音ミク?かなり細かいです
このような細かい作品は普通の大きさの折り紙ではとても無理なのでどの作品も通常の折り紙で折りません。それ専門の厚紙のような折り紙より丈夫な紙でおります。
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男子はドラゴン系が好きですね
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こちらもドラゴン
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ドラゴンばかり
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こちらは巨大作品のバイク
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神谷さんの考えた百万円の龍と同じものを開成折り紙研究会でも作っていました。
これが一枚の紙でできているなんて凄すぎる、、、

開成生に話を聞くと夏休み前から約3ヶ月程度で作り上げたようです。
ちなみにこの龍の折り方を考えた神谷さんは三年半かけて考えたそうで、ジャバラ折りを192等分して、そこから細かく折って行く為、2度とやりたくないと言っていたそうです。
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白虎(渋幕)、朱雀(筑駒)、青龍(開成)、玄武(早稲田)の4神をそれぞれの学校の折り紙研究会が作っているようです。次回は筑駒の文化祭があり、そこでもこの4作品が移動して展示されるようです。4校が集まって折り紙を折るのは一年に一回だけらしく、そこでテーマなど決めて合同作品を考えるようです。
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こうしてみると、折り紙部はトップレベルの賢い学校にしかないのですね。こんな複雑なもの普通はできないから、折り紙と学力は比例するのかしら、、、

息子は現在35㎝×35㎝のネットで取り寄せした折り紙を使って、最近は大人向けの折り紙本をメインに折っているのですが、この展示会場においてある作品は通常の折り紙で折ったものはなく、折り紙本に載っている写真と同じように固めのカラーペーパーのような厚紙で折られています。
折り紙ハウスの作品も全く同じでした。

開成生にこの折り紙じゃない紙はどこで売っているのかを聞いてみたら、紙の専門商社竹尾という店に売っていると教えてもらえました。プロの人もここで買うそうです。
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上の写真のように45kgと書いてある紙の単位kgは千枚で何キロになる厚さの紙かという単位だそうです。上の青龍はなんと2m×2mもの大きさの紙一枚でできていたんですね。

「竹尾に今度行きたい!」と息子は大興奮でした。
折り紙をくっつけるボンドは普通の黄色い入れ物に入っている木工用ボンドを使ってました。
自立させるために針金なんかも入れているようです。

開成生に「何歳から折り紙やっていたのか?」とか、「どこの塾に通っていたか」とか、「折り紙と勉強の両立はどうしているのか?」とか色々聞いてみると開成生は最初は折り紙の世界に入っていて、なかなか目を合わせてくれなかったです。笑

けれど、息子が折り紙が大好きで、今日はここの展示目当てで見に来た事や、尊敬する神谷さんの作品が沢山あり嬉しかった事、紙はどこで売っているのかや、折り紙本の話やレベルの高い折り紙本って高いからお小遣いでなかなか買えないんだよね〜などと話すと、一気に私や息子に心を開いてくれて、「ここにくれば部費で折り紙本も沢山買えるし、沢山折り紙できるよ!ぜひ開成に入って、折り紙研究会においでよ!」と息子に言ってくれて、凄く親切に色々教えてくれました。

行っていた塾はダントツで皆さん、SAPIXばかり。
ほえー。そんなに凄いんか、SAPIXという塾は。

勉強は4年とか5年から始めたと言っている人が多く、中には6年とかから始めた超人もいるそうで。
1年だけの勉強で開成に入れるのかと驚いたけれど、元々賢いので短時間でも結果の出せる子がいるのだな。

それを聞くと息子も「僕も将来、塾は絶対にSAPIXに行く!」と言い出しました。

遠い話だが、少しは受験に前向きになってくれたようでありがたいわ。

まずは、家の近所にSAPIXがあるか、最寄りだと、どこに校舎があるのか調べないと。

開成生は、折り紙は5歳から大好きでやっているという人もいれば、小学校の時は勉強に集中して開成に入ってから本気で折り紙を始めたよという人もいて、特に上手じゃなくても折り紙研究会には入れるようです。

部員は現在20人で、2000年に折り紙研究会はでき、その後17年間存続しているそうで、他の学校では早稲田、筑駒、渋幕に折り紙部はあり、折り紙部同士で交流があるよとか、聖光の折り紙部もあったけど去年潰れたんだとか、あの人が部長ですと教えてくれたり、教えてくれる講師とかは特に呼んでなくて、研究会のレベルが高いから最初から高レベルな人しか入部できないのかと思ったけれど、最初は初心者でも先輩たちが教えてくれるからきちんと上達するから大丈夫だそうで。

両立については、受験前は沢山勉強したけど、入ってからはゆるりとしていてあまり勉強してないそうで、部活の時間が毎日二時間あるのでその時に集中して折り紙を満喫していたり、あとは家でちょこちょこ作っているそうで、特に両立とかはあまり考えなくても良いという回答でした。

ちなみにあまりに賢い学校ばかりに集中して折り紙部があることから、受験で差が出るのは数学なので、数学と折り紙は何か関係あるかという質問してみると、折り紙研究会には文系の人もいるし、手先の器用な人は多いが、数学と折り紙はあまり相関関係はないと思うとの回答でした。なるほどね〜。

他にも色んなイベントがあったけれど、息子は折り紙研究会の部屋に二時間くらいいました。
その後、折り紙研究会の実演などや苦労話を場所移動してホールでも発表していたのですが、100人くらいの人が来ており、もちろん私達も場所移動して見て来ました。本当に折り紙、折り紙な1日でした。


その後、せっかくなので他の教室も折り紙研究会のホールでの発表までの合間にのぞこうということになり、行ってきました。

中1のピタゴラスイッチの教室
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結構、いろんな仕掛けが作ってありました。
やはり開成の頭の良さが出ています。
球を転がすのをやらせてもらえたり、仕組みを近くで見れるので、昔、ピタゴラスイッチが大好きだった息子はじっと仕組みをよく見てました。
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あとはクイズやヒラメ釣りをやったり、テニス部の部屋ではテニスしたり、他にもシューティングしたり、中学高校の文化祭にしては展示やピタゴラスイッチなど、かなりレベルが高い気がしました。

私は自分が卒業した田舎の公立中学の文化祭くらいしか中学の文化祭なんて知らなかったけれど、入場者数も規模も全く違うので驚きました。

やはり私立だったり、賢い学校だったり、来る人数も多いことなどが影響しているのでしょうか。
きちんと業者に頼んだ冊子のパンフレットも作られていたし。

入り口に人数カウントがあるのだけれど、なんと3万人も入場していました。中高の文化祭に3万人、、、
中学の文化祭を見にこんなに沢山の人が来るのね。
凄いねぇ。。。

私達は家族で見に行ったのですが、偶然同じ小学校の親子とも会いました。
結構、家から遠いし、まだ二年生なのに、みんな普通に見に来ているものなのね〜。

息子はとても楽しんだようで、行って良かったです。