ひとりごと・・・・・・・・・・・・・・・。 | 臼蓋形成不全,入院記【 RAO!!!!! 】

臼蓋形成不全,入院記【 RAO!!!!! 】

はじめにこちらを!(✽´ཫ`✽)

【股関節臼蓋形成不全?】
http://s.ameblo.jp/kyon5553/entry-11959228319.html

【RAOって?】
http://s.ameblo.jp/kyon5553/entry-11960031398.html


「あっ。」



思わず声が出た。
ポストに手紙が入れられたときのようなイメージの音。

すこん。



忘れていたことを思い出した。というか、大事なものが届いた気分。








このブログは、たまぁに開く。
退院してからは、書くというより見る方に変わったのだけれど。


入院してたときは楽しかったなぁ、みたいな気持ちで、眺めるのだ。

リハビリに取り組むことは、部活動をやっていたときを思い出して楽しかったなぁとか、患者さんや看護師さん、お見舞いに来てくれた友達、いろんな人と出会えたなぁとか、上げ膳据え膳で家事をしなくて快適だったな~とか、
まぁなんか、そんな気持ちで。




ただ、今回の場合はちょっと事情が違った。



ここのところ、手術したあたりの筋肉なのか、骨なのか、すごく痛い。
階段はどんなに姿勢や筋肉を意識しても、手すりにつかまらないと昇降できないし、寝ていて、左向きに寝返りをうつ瞬間には、ギーン!と痛みがはしる。
「ふつう」に歩いていても、時折、右足のほうが短いような違和感がある。







・・・はて、どうしたものか。






入院中はこんな痛みが出たことあっただろうか。階段は、あんなに登るのが楽だと感動したのに。
何かヒントがなかっただろうか・・・
何でもいいから手がかりを・・・打開策のしっぽだけでも・・・

という、過去の自分に頼る気持ちで、ブログを開いた。

















今、仕事は週5日、時間は8:30~17:30ていど。通勤は電車で40分くらい。働く場所を変えたのは4ヶ月ほど前になる。まだまだ慣れない。


リハビリに通うのは週1日。1回2単位(40分)で、やるのはたいてい休日の昼間。平日の疲れがたまって、起き上がれなくてスッポカシたことも何回かある。PTさんは一人が担当してくれるわけではなく、「ウマが合わない」PTさんにあたったときは、これがもう、どーやっても気持ちがノッてこない。


平日はリハビリで教わる筋トレを、仕事から帰ってきてからやる。入院中にtogether先生や王子先生から教わった筋トレをやるときもある。

でも、できないときもある。

言い訳をさせてもらうと、だ。


退院してから仕事を変え、新しい環境・人間関係にまだ慣れず気疲れが多い。だからだ。わたしは疲れているからリハビリもたまには休むし、筋トレだってできないときもあるのだ。仕方ないじゃないか。


・・・そう自分を正当化しているのだが。文字で起こしてみると、なんとも情けないような気持ちになる。


「そんなんだから痛くなるんじゃん」と、文字を見て思う。いや、文字を見なくたってわたしは元々そんなこと、わかっているはずだ。





RAO術後1年経っても・・・・・・、いや、入院中より痛みが強いなんてことあるのだろうか。
自分が悪いんだろうか、自主練が足りないんだろうか、リハビリをスッポカすから天罰が下ったのだろうか・・・・・・・・・・・・














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「あっ。」













いやいやいや、まてまてまて、
そもそもだ。














痛いのは、「自分のやるべきことが、足りないから」なんだろうか?





「足りな」くなるには理由があるはずだ。それを無視して、むりやりやろうとしていないだろうか?
むりにやろうとして結局できなくて、自分自身に腹を立てたり、凹んだりしていないだろうか?







自分の右足の声を、わたしはちゃんと聞けているだろうか?




足が痛いのは、足が、何か叫んでるってことじゃないか?






右足の声をよく聞いて、リスクの少ない動きが選べるように、
そのために、仕事も変えたはずだ。障害枠での勤務を希望したのも、足を大切にしたいからだ。






「疲れたからリハビリにいけない、筋トレができない」
じゃあ、そうなるまで活動しちゃいけないっていうことじゃないか?
せっかく貰った権利を、ちゃんと自分のものと思えていなくないか?

「普通の人」と同じように、歩いたり、動いたり、遊ぼうとしたりしてないか?














自分のこと、「みんなと同じ」と思っていないか?
















たぶん、自分が思っている以上に、わたしの体は「まだまだ」なんだろう。



10分以上歩けるようになり、40分かけて通ってフルタイムで働けるようになり、休日に遊びに出歩けるようになり、痛み止めに頼らなくなりーーー
だが。「まだまだ」なんだろう。

自分自身によく騙されるが、忘れちゃいけないんだ。










わぁーっと周りが見えなくなるくらい、自分の状態に気づかないくらい、突っ走ってしまう。
目の前のことにとりかかると、自分の体や気持ちは後回しにしてしまう。
いける!と思ったらとりあえずやってみてしまう。













そういう性質の自分だから、神様がこの足をくれたのかな・・・って。思っていたよな、そういえば。
わたしの足は、わたしに足りないものを教えてくれるんだなぁって。

だから・・・・・・何を教えてくれようとしているのか、よぉく耳をすませて、足の話を聞いてあげないと、いけないんだよね。

















一度気づいたことなのに、人間って大切なことも忘れてしまうんだな。


自分が書いていたことを読んで思い出した。
でもまた忘れるかもしれない。

だから、たまにここに来ようと思う。










RAOをした皆さんは、どんな生活を送っているんだろう。十人十色、千差万別だと思うけれど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・