自分の名前の由来を聞く宿題がありました。
アイデンティティの確立が目的なんでしょうね。
「お父さんの仕事の偉い人が何個か考えた」
「その中からくじ引きみたいにして選んだ」
「お母さんの学生時代に大嫌いな人の名前と一緒だったけど、漢字が違うからOKした」
「妹の名前は、お母さんが考えた」
どこまで本当で、どこから創作かわかりません。聞き直す気力すら無くなった事だけは覚えています。
あれですかね? 「あんたは川で拾ってきた」的な話。
学校の宿題ですと言わないと先生との約束があったと記憶しています。
心のふわふわした部分を次々と撃ち抜く同級生達の誇らしげなエピソードに負けない創作をした事だけは記憶しているのですが、内容は忘れました。
こんな名付けエピソードがある名前でも、「返せ」「使うな」と事ある事に言われるのだから人生愉快な事多いです。
名前を改名するのに躊躇するのは、戸籍上の変更等事務処理が面倒だからです。死ぬ時に今の戸籍名は死んでも死にきれないと思うので、その時までには変えておこうと思います。
子供達に命名の理由を聞かれたら、嫌というほど聞かせてあげたいです。千夜一夜の話なんて軽々と上回る自信があります。
最初のギフトとは上手い言い方をしたものです。
たくさんの想いを込めた名前ですが、子供達の生き方に合わなくなったら脱皮するように変えればいいよ。
新生児の頃の洋服を、今着させる事が無いように、自分達で選びとればいい。協力は惜しまない。
私達親の想いに束縛され過ぎて、人生を謳歌出来ないなんてあってはいけない。
殺したい人がやっとひとり死にました。
あとひとり。