結局、まだだらしないわけで。 | 〜感情の貯金箱〜

〜感情の貯金箱〜

ただ自分が心に秘めているものを吐き出す場所。
どんなに笑顔でも、実際は笑顔でいられない事もあるから。

さよならを言って、友達となったはずなのに、昨日の事が頭から離れない。
机に向かい、授業を受けるものの、全く集中してなかったな。
寝れずに徹夜してしまった事が1番の理由だろうが、相手の対応がこの一ヶ月で変わってしまっていたのが心に響いたのだろう。

彼女…りえは強くなっていた。

以前とは違う強い意思を持ち、場に流されず、自分の道を歩み始めていた。
それこそ、俺の事など眼中に無いくらい、強くなっていた。
少し前まで、俺との思い出は大切にすると言っていたにもかかわらず、今では、プレゼント以外の思い出、プリクラなどの写真は全部除去したらしい。
正直悲しかった。もうあの頃の2人には戻れないと実感したから。
試しにヨリを戻せるか聞いたところ、そういうのは嬉しくない、むしろ重いとスッパリ言い切られてしまった。
俺が友達の関係を断とうとした時も、止めずにどうするかをひたすら聞いてきた。

ああ、もうダメなんだな…

その事が頭から離れない。
一ヶ月前に経験したあの感覚がまた蘇った。

…止まっているのは、俺一人だけだ。

けど、情けない話、まだ進めそうにない。
俺は、りえみたいに強くない。
本当に情けない。

結局俺はまだ、だらしないままだな。

…変わらなきゃ、ね…