主人は几帳面で細かく、自分の決断は絶対正しいというひとです。

子供達もお父さんの話は頭にくるけど正論だから、仕方ないとあきらめています。


そんな、几帳面さが、ここ1年くらい、変わってきています。トイレの電気を消し忘れる。お風呂場の電気を消し忘れる。玄関のドアの鍵を閉め忘れる。前に行ったことを言うと覚えてないと言う。今日も私がワイングラス代わりに使いたいと言っていた、ガラスのコップを前はダメだと言っていたのに、今日は、「覚えていないけど、いいんじゃない」と言い出した。忘れているのだ。


先日ちょっと、脳外科の先生と話すことがあって、そのことを言ったらいちど物忘れ外来に見てもらったほうがいいかもしれないと言ってくれた。でもそのことを主人に言うと複雑な顔をして、いくとは言わなかった。もともと怒りっぽい人だけど、さらに怒るようになった気がするし、これは軽度認知症MCIではないかと思う。ただ日常生活には困ってないし、本人に行く気がないのなら、無理矢理連れて行くこともできないし加齢故の物忘れかもしれない。本人は鈍感力を磨くなどと言って良い気分でいるが、周りはたまったものではない。でも仕方がない。もう私も66歳に明後日なる。なるべく穏やかな老後を過ごしたいけれど、主人と一緒ではそれも夢かなぁ。