こんばんは🌕


かなりご無沙汰をしておりました。


書きたくなった時が書き時な気がして


今日がどうもその時のようです。





さて…


我が家には、1匹のトイプードルがいます。


名前はプー太郎


そのプーが、7月に突然「キャン!」と鳴いて、それから足を上げる仕草をしはじめました。


たまたま土曜日の夕方だったため、かかりつけ医ではなく、友人のワンチャンがお世話になったと言う小さな動物病院へ連れて行くことに…


そちらの先生は、プーの動きと触診で「捻挫」という診断でした。(膝関節脱臼ではなさそうですねと)


週に一度、捻挫に効く注射を1ヶ月続けましょうってことになりました。


そこから4日間、プーはフードだけではなくオヤツすら食べません。


お水を口元に持って行ってやっと飲むような生活でした。


捻挫した日の夜から2日〜3日の間は、曲げると痛いのか、立ったまま(寝る時も立っていた)


その後は、ただただひたすら、痛くないポーズを探して丸くなって眠るのです。


それはまるで、全集中で自分のエネルギーを患部に注いでいるようでした。




1週間後…


さすがに体重が減ってるのでは?と思いつつ


病院の体重計に乗せると、まったく変わりなく…


そういえば、出るものも出てないな…と思いました。


5〜6日目には、通常通りフードも食べだしたけれど、動く動作がありませんと伝えると


靭帯をやってるのかもしれないから、もう少し様子を見ましょうと…2回目の注射を。


食欲は復活したものの寝てばかり


ホントに完治するのか?不安になります。


三週目…


ケンケンして脚をあげて歩くので、まだ治らないんですか?と聞くと


靭帯だったら人間でも簡単には治らないですからねと先生


そして、3回目の注射を。




その次の日


たまたま出先でワンチャンを飼っていたことのある友人に会い


うちのワンコがね…と話すと


一度病院を変えた方がいいんじゃない?とアドバイスされ


確かにかかりつけ医でもないし…と思い


かかりつけ医を予約し、次の日診察


病院へ行く車中も震えがとまらないプー


病院の待合室で診察まで2時間、ずっと小刻みに震え


いざ診察!


レントゲンとりますね〜と先生


診断は


「膝関節脱臼」トイプーあるあるで「パテラ」と呼ばれるものです。


紹介状を書くので、オペが出来る病院で直ちにオペを…


今回は左脚だけど、この子は右脚も外れやすいので両脚ともオペしてもらった方がいいですよ。…と


膝の関節が浅い為、少し深く削る手術をしてもらうのだと言う説明


若いうちが治りも早いですからね。と…


言ってることはわかる


でも、こんなに小さい骨を削って?しかも両足??


「ではすぐにオペお願いするので紹介してください」とは言えず


「一旦、お話を持ち帰らせて下さい」とお願いし


4回目の注射は行ってもいいのかと確認すると


4回one setなので、それは行ってもいいとのこと


家族と話して、今一度最初の先生にレントゲン写真を見てもらおうという事になった



4回目の注射の日


先生に、かかりつけ医に行ってレントゲンを撮ってもらった経緯を話し、その病名とオペを薦められた事も話すと


「200%この子はパテラではないし、2000%オペをする必要はないです!」と言い切ってくれた。


人も犬も同じという考え方で


筋肉で守って行く方法もあるでしょ?って


まだケンケンして歩いているかもしれないけど、この子自分の力で回復しますから!と言い切った先生。


注射はこれで終わりなので、もう来なくても大丈夫と言う。


この先生を信じてみよう!そう思ったんです。


病名がどうのではなく


どちらの先生の診断が正しいとかでもなく


プーにとって、最善の結果をもたらすのはどっちなのか?


どの選択をしてやることがベストなのかだけを考えたのです。


車で1時間かかる病院でオペをして入院したら


どれだけの不安とストレスになるのか


オペが済めば、必ず前の通りにガンガン走れるようになるとも限らない


飼い主としばらく離れて寂しい思いをさせることと


今のプーにとって、どっちが幸せなのか?


パテラなのかそうでないのかもわからない。




これまでの私だったら、病院の先生の言うことは絶対で、まずもって疑う余地なしで、絶対的な存在だったけど


先生だからって人間で


レントゲン写真と、ほんの一瞬の犬をみて診断をする


それは、ある意味この犬種の場合このパターンという統計なんかも頭に入っているんだと思います。


何の情報もない昔であれば


わかりました。と泣く泣くオペを受けていたかもしれない。


でも、もうそんな時代じゃないんだと思うんです。


自分で調べる


自分で選択する


自分で決める


それが出来るんだと思うんです。




もちろん、先生方は沢山の知識と経験を元に診断をくだしていると思います。


私たち飼い主は医学の知識などありません。


でもね…


3時間近く震え続けた病院と


震えることすらなく、お利口に注射を受けるプーの直感


きっと、その犬が自分に合う病院を見極めるんだと


そんなふうに感じたんです。



お医者様の仰ることは絶対だ!


これにも疑問を持ってもいいかもしれない。

 


だから、プーはパテラかもしれないし、捻挫だっただけかもしれない。


曖昧な結果のまま…




でもね…


2ヶ月が過ぎ…


プー太郎は全回復で、以前のようにキビキビ走り回っています。



捻挫だと診断してくれた先生も


「あまり、ボール遊びのような激しい動きはこの子には向いていないですからやめておきましょうね」


と言われていたのに、プーはガンガン走ります。


また痛めるぞー!と言っても、そこは聞きません。


だって彼は犬だから…



お医者さんの診断は絶対だ!それこそが自分の思い込みだったって事ですね…


人も犬も同じ


どんな方法があって、どうすればいいのか


自分で選んで、自分で決める事が出来るのです。