NHK大河ドラマの、どうする家康!
女優・北川景子さん
今作で、織田信長の妹の市と、その長女で豊臣秀吉の側室となった茶々=後の淀君の2役を演じました。
最終話(第48話)
家康が大阪冬の陣で想いを筆にしたためながら書いた、戦いに終止符を打つための書、淀君に姉妹の秀忠の妻、お江を通じて手紙を渡した。
「茶々様がお誕生になり、まだ生まればかりの頃、この家康、抱かせていただいた。今もその温もりが残っております。
これ以上の戦は失うものがあっても、お互い得るものがありません。
淀君様、秀頼様にはこの乱世を終わりにしていただきたく、お願い申し上げる。
戦乱の世はもう終わらせましょう」
淀君は、この戦の行く末は、成人になった、息子、秀頼の意思に託しました。
秀頼は、「織田信長、豊臣秀吉こそ、天下人となった武士である。徳川にほだされて、豊臣が下野するものなるぞ。
今こそ、決起の時、最期まで戦い抜くぞ!」
そして、大阪城に集まった浪人達を結集させ、最期の力を徳川軍にぶつけて、壊滅したのです。
「この戦は凄まじいものとなる。徳川からの使いも来た。今すぐ、徳川へ帰ってほしい。」と言う秀頼に対して、
千姫は「私は、秀頼様の妻、豊臣家の者です。一緒に徳川と戦います。」
歴史書では、千姫は、落城間近の大坂城から脱出し、秀頼と茶々の助命を請いました。
が、ドラマでも描かれたように、森崎ウィンさんが演じた父・徳川秀忠の判断で、却下された。
このとき、千姫は数えで19歳。秀頼や茶々らの死に大変なショックを受け、床に伏したとの記述。
淀君を演じた北川景子さん。
豊臣家が滅亡した大坂夏の陣では、息子・秀頼の最期を見届けた後、燃え上がる大坂城と血まみれの顔で鬼気迫る演技、力強いセリフを披露。
「つまらぬ国になるであろう」
「正々堂々と戦うこともせず万事長きものに巻かれ、人目ばかりを気にし陰でのみ嫉み、あざける」「やさしくて、卑屈な、かよわき者の国に」
と最期の言葉を吐き捨て、自害した。
演技後のワンショット
本人がX(旧Twitter)で公開。
この壮絶な最期にX(旧ツイッター)では「茶々様…それって現代日本そのものじゃないですかやだーーー!」
「茶々の口を借りて言わせた令和の今を」
などと話題に。
日本史ファンのインフルエンサーとして知られる「石田三成」のXアカウントも「茶々様からの現代へのメッセージか…」と反応した。
また、1人2役という難しい役を演じきった北川景子さんにも
「茶々が一番歴代の信長みたいな最期になってんな…」
「それまでの禍々しさや怨めしさとは対照的で、お市様を彷彿とさせるような優しいお声で逝くのが何とも」
「北川景子茶々さまが震えるほどに素晴らしかった」
などと評価する声が上がっていた。
主役は、家康役の松本潤さんですが。
タイトルも、なんだか、どうする家康!だけど、
→ どうしてもそうなの、茶々様!
後半、秀吉の妻となり、聚楽第、大阪城から成人にはなって現れた茶々姫→淀君。
その役を演じた北川景子さんの演技ばかりに注目してみていた自分、この大河ドラマの後半の主役は淀君役=北川景子さんだった感じが、個人的にはします。
以上
2023.12.22 金 12時46分