保護子猫の事 | ぽんとしじみ

ぽんとしじみ

犬のぽん 14歳7カ月(♀)
猫のしじみ7歳(♂)
の、にぎやかな日々の
日記です。



一月ほど前に、アジサイの花を見に
行こうと外出した時、
私の住まいの近くで取り残されて
しまったという
子猫を保護しました。
親猫はTNRで捕獲され、
子猫達がいる場所とは
別の場所に放され、みなしごになって
しまった6兄弟。1匹亡くなり、
2匹貰われ、又2匹は知人に貰われ、
その知人にばったり出会った時に
この子が取り残されている事を聞き、
見に行ったらあまりの酷な状況に
見捨ててはおけず
すぐに連れ帰り、病院へと行きました。

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病院にて看護師さんに持って
もらって、この小ささです。
330グラムほどの小さな子猫。
でも、奥歯までしっかりと歯が生えて
いました。
いったい何週齢?
でも、こんな状態で
今までよく生きていたね。



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うちは住まいの制約で飼育頭数が
決まっています。頑張って健康な子猫に
なって、里親様を探そう。
はじめからそう決めていました。


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お腹の中に
コクシジウムを飼っていたので
猫先生に色々相談し、
アドバイスしてもらって、段ボールハウス
の住まいを作りました。


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病院にも何度も通い
とても良くしてもらいました。


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これがダンボールハウスです(笑)
コクシジウムは熱湯でしか死なない
と聞いて、毎日の投薬の他に、
段ボールハウスの壁紙と床は毎日交換し、
使っている食器やタオル、オモチャは
都度熱湯消毒。 
トイレにはビニールをかけ、
使うごとにビニールごと交換し
自己感染のループに入らないよう
気を付けました。

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おもちゃで遊ぶのが大好きで
いつも私を待っていてくれる
おりこうさんです。


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ぱああ。もうどうすんねん、という
可愛さで、手放せなくなったら
どうしようと考える事もありつつ。


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日を追うごとに成長し、
3週間で無事にコクシも落ちて、
里親様も、とても良い方が、
友達の尽力で見つかりました。
ありがたかったです。


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このダンボールハウスの中だけが
きんときの世界。
そうそう、名前がないのは可哀想なので
仮名をきんときと名付けました。



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体重も720グラムになり
コクシジウムも去り、回虫駆虫もして
元気もいっぱい。

いよいよ新しいお家に出発です。


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可愛らしさはさらに増し(笑)




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私にもよくなつき、
よじよじ登ってくるその姿は
愛おしい、ただただ愛おしい
小さくてあたたかな命です。



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今日は友人が車で
連れてくれました。
これからどうなるかなど
知る由もなく
ヒャッホーと大暴れしていた
天真爛漫なきんとき。



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友達が撮ってくれた写真です。

新しいお家に着いて
チョットドキドキしたけれど。
きんとき用にとケージもご用意下さり、
お兄ちゃん達とも挨拶をかわし(しゃー)
これからはこのお家の末っ子として
暮らします。


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可愛い盛りのこの時期に
新しいお家に行けて良かった。
お父さんお母さんに
大事にしてもらって、
お兄ちゃん達とも仲良くして
うんと可愛いがってもらって、
幸せにおなり。


こういう子猫に出会うたび
思うことは色々あるけれど
でも
うちに来てくれてありがとう。
短い間でも
きんときと暮らせて
私はとても幸せ感じました。
それに
あのままあの場所で
居場所だけある生活が保証されても
そんなの幸せじゃないと思ったから
無理してでも保護して良かったと
思っています。
いや無理なんかじゃない。
やったら何だって出来るんだ。
きんときは、そんな事を
教えてくれたと思います。


暫く休んでいたボランティアにも
これで又行けるようになりました。


きんときがいたハウスを解体し
ガランとした部屋はちょっぴり
淋しいです。
もうあのにいにいと鳴く声も
聞こえないね。



又シニア犬と、中年猫との
いつもの生活が戻って来ましたよ。