ぽんは、小さいときから、食べ物には大変な興味があります。
はじめに躾の先生に言われたのは、「この子は食べ物に興味があるから、
何でも覚えるのが早いと思うよ」と言うことでした。
確かに、フードが変わっても、療法食でもウエットでもかりかりでも、
何の疑問も持たずに食べてくれます。
ぽんが食べないというのは、余程調子の悪い時・・・すぐに病院へ連れて行くレベルです。
だから、本当に、何でもすぐに覚えました。
お手、おかわり、お座り、伏せ、待て・・・フードがあれば、フードさえあれば・・・
目をきらきらさせて、覚えてくれました。
人間の食べ物は与えた事がないけれど、
たまに何かの拍子で生クリームをなめてしまった時の美味しさったら・・・感動ものだったようです。
お客さんが来ると、誰の椅子の下にいるとパンくずが沢山落ちてくるかを研究して、
そのお客さんの足元で、じっと・・・ お目目きらきらさせて・・ 待っています・・・
オキャクサン キノドクニ シセンニタエテ・・・・・
ぽんの事を「小型ダイソン」と呼んでいます。
ぽんが通った後は、小さなごみも全てぽんに吸い取られています・・・あれ、まあ、困ったこと!
背中痛いのが出てはいけないから、体重を増やすことは厳禁とされていますから、
毎日決まった量を、子犬のように1日4回に分けてあげています。
ただ・・・食器に対する執着もあり、食べた直後にお皿を引こうとすると、
私にも「がるる」と言って、噛み付かんばかりにお皿を取られまいと死守します。
かたや このお方、しじみはといえば・・・
・・・ご覧の通り・・・小さいときは、とんだなまくらでした。寝っころびながら食べてました。
こらっしじみー ちゃんと座りなさいよー
食べ物に興味があまりなく、遊んでばかりいて、食べるのもとても遅く、
フードにも選り好みがあり、食べてもらうのに苦労しました。
そんなしじみも、去勢手術をしてからは、だんだんと食べる事にも興味をしめし、
フードが変わっても、アレ?と思う位で、お皿に入れたら完食してくれるようになりました。
こちらも、ぽんに合わせて1日4回・・・ だらだら食いを防ぐ為、食べきれる量を量って食べてもらっています。
ただ・・・いまだに食べるのは遅いですね。
わざと少し残して、にゃーにゃーないて私を呼んで、
「お皿持って。ぼくに食べさせて」と言うこともあります。
かわいいから ゆるしてやる。
人間の食べ物に対しては、「何々?」とやってくるけれど、自分から食べようとは思わないみたいです。
小さい頃から飢えたという経験がないからでしょうか、食べ物に貪欲さがないように思います。
ぽんは、大家族で育ったから、それなりに食べ物争奪戦があったのかも知れませんね。
いずれにしても・・・元気で食べてくれる姿を見るのは、
私にとっては幸せなことです。