2024.1.2. 18:14現在
|
原子力関連 緊急情報
緊急情報 (第5報)石川県能登地方で発生した地震の影響
[2024/01/01 20:12更新]
<原子力規制委員会から緊急情報メールサービスに登録いただいている方へお知らせです>
原子力規制委員会・内閣府原子力事故合同警戒本部
※これは速報であり、数値等は今後変わることがある。
石川県能登地方を震源とする地震による被害情報について
(第2報:令和6年1月1日19時00分現在)
令和6年1月1日に発生した地震による、現時点で把握している施設の状況及び
政府の対応状況等の概要は、以下のとおりです。
原子力施設の状況
(1)北陸電力(株)志賀発電所(志賀町震度7)
1、2号機:定期検査中
○プラントの状態、排気筒モニタ、モニタリングポスト(異常なし)
(2)東京電力(株)柏崎刈羽発電所(柏崎市震度5強)
1~7号機:停止中(定検)
○プラントの状態、排気筒モニタ、モニタリングポスト(異常なし)
(3)日本原子力発電(株)敦賀発電所(敦賀市震度4)
1、2号機:停止中(定検)
○プラントの状態、排気筒モニタ、モニタリングポスト(異常なし)
(4)関西電力(株)美浜発電所(美浜町震度3)
3号機:停止中(定検)
○プラントの状態、排気筒モニタ、モニタリングポスト(異常なし)
(5)関西電力(株)大飯発電所(大飯町震度4)
3、4号機:運転中
○プラントの状態、排気筒モニタ、モニタリングポスト(異常なし)
(6)関西電力(株)高浜発電所(高浜町震度4)
1~3号機:運転中
4号機:停止中(定検)
○プラントの状態、排気筒モニタ、モニタリングポスト(異常なし)
(7)JAEAもんじゅ・ふげん(敦賀市震度4)
○プラントの状態(異常なし)
【住民防護関係】
〇 オフサイトの直近の対応状況
令和6年1月1日
16:52 関係地方公共団体に連絡体制の確立等を要請
<避難状況等>
・現在のところなし
【医療関係】
〇 オフサイトの直近の対応状況
・安定ヨウ素剤:備蓄場所の被災状況 情報なし
・原子力災害医療:被ばく傷病者 なし
・原子力災害拠点病院:確認中
【放射線防護関係】
〇 放射性物質の外部への影響関係
・原子力施設外での放射性物質による影響
1,OIL1を超過したモニタリングポスト:なし
2,OIL2を超過したモニタリングポスト:なし
3,飲食物のスクリーニング基準を超過したモニタリングポスト:なし
・飲食物の出荷・摂取制限
現在のところなし
令和6年1月1日
・原子力施設外のモニタリングポスト稼働状況:
【欠測(11局)】
輪島市 能登空港(能登空港局)(わじまし のとくうこう(のとくうこうきょく)) UPZ外
北東 約33km
本郷局(ほんごうきょく) UPZ 北北東 約26km
浦上局(うらかみきょく) UPZ 北北東 約28km
内屋局(うちやきょく) UPZ 北北東 約29km
剱地局(つるぎぢきょく) UPZ 北 約19km
猿橋局(さるはしきょく) UPZ 北 約23km
馬渡局(まわたりきょく) UPZ 北 約17km
下唐川局(しもからかわきょく) UPZ 北北東 約24km
上中局(かみなかきょく) UPZ 北北東 約22km
河内局(かわちきょく) UPZ 北東 約22km
別所岳局(べっしょだけきょく) UPZ 北東 約17km
【復帰(2局)】
阿岸局(あぎしきょく)17:50~ UPZ 北 約22km
中居局(なかいきょく)17:30~ UPZ 北東 約27km
👇
規制庁のアナウンス
【速報】 1月1日 17:06
志賀原発で使用済み燃料プールの冷却水の一部があふれ出るが冷却に問題なし
…外部への放射性物質の影響なし 原子力規制委 (youtube.com)
1月1日 日テレ
再稼働「一日も早く」 電気代高騰で企業切実 志賀原発「活断層なし」
2023/3/4 北國新聞
●地元は安堵、作業員増期待
北陸電力志賀原発の敷地内断層について、原子力規制委員会が「活断層はない」と判断した
ことを受け、地元経済界からは「再稼働に向けて大きな前進だ」と評価する声が上がった。
志賀原発1、2号機がともに停止から間もなく12年。企業にとっては 電気代の高騰が
利益の下押し要因となっており、「一日も早い再稼働を」と切実な訴えが相次いだ。
石川県商工会議所連合会の安宅建樹会頭は「 再稼働に向け 大きく前進するものと受け止め
ている 」とし、「 北電には 万全の安全対策と 様々な準備を着実に進めてほしい 」と求めた。
金沢経済同友会の浜崎英明代表幹事は「 再稼働まで さらに数年かかるようでは遅いと感じる。
一刻も早く再稼働できるよう、国、北電の双方が努力してほしい 」とコメントした。
原発が立地する志賀町内では2021年11月、22年10月に現地調査が行われた。
地元住民からは判断を歓迎する声が聞かれた。
地元団体などでつくる志賀原子力発電所環境安全対策協議会の南哲郎会長は「 ようやく道が
開けた。科学的な知見で さらに前進させてほしい 」と願った。
町民宿組合の南正紀組合長は「 工事が増えることが予想され、作業員の入り込みに期待したい 」
と話した。原発が立地する赤住区の60代女性は「 原発の真下に活断層がないと聞いて一安心
した」と安堵(あんど)した。
エネルギーの安定供給に期待する声も相次いだ。県経営者協会の髙松喜与志会長は
「 安定的かつ低廉な電気を届けるとの強い思いがあったと感じる。大変うれしい 」と述べ、
県鉄工機電協会の中村健一会長は「 ものづくり業界にとって朗報だ。国には一層の努力を
お願いしたい 」と訴えた。
「 電気の安定供給なしに産業は成り立たない。一日も早く動かしてほしい 」と話すのは
サンコロナ小田(小松市)の小田外喜夫社長。自社に太陽光発電を導入するタケダ機械
(能美市)の担当者は「 全てを自然エネルギーでまかなうのは難しい。安定供給のために
原発は重要だ 」とした。
北電が志賀原発2号機の審査を申請してから8年が過ぎたことについて、製造業の担当者は
「 いくら何でも時間が掛かりすぎ。すぐにでも動かしてほしい 」と話した。
●原告団「結論が早計に過ぎる」
金沢地裁で係争中の志賀原発1、2号機運転差し止め訴訟の原告団は3日、「 結論が早計に
過ぎる 」との声明を出し、今後の審査を注視するとした。
北野進団長(63)=珠洲市=は「 廃炉に向けて、周辺断層の活動性や防災計画の不備などの
問題も訴えていく 」と話した。
★ 経団連・十倉会長 志賀原発視察「早期の再稼働を期待したい」
2023.11.28 NHK
石川県を訪れている経団連の十倉会長が 志賀原子力発電所を視察し、
「 早期の再稼働を期待したい 」などと述べ、電力の安定供給に向けて 原子力の活用は
重要だという認識を示しました。
経団連の十倉会長は、28日 志賀町を訪れ、北陸電力が再稼働を目指している志賀原子力
発電所2号機を視察しました。
十倉会長は、事故が発生した際に 社員らが対応にあたる緊急対策棟に入り、津波の被害を
受けないよう高い場所にあることや、独立した電源で テレビ会議を行えることなどについて
説明を受けていました。
2号機の再稼働に向けた原子力規制委員会の審査をめぐっては、ことし3月の会合で、
敷地内を通る断層が活断層ではない とする 北陸電力の主張が妥当と判断され、次のステップ
に進んでいます。
視察を終えた十倉会長は記者団に対し「 再稼働に向けた審査の途中ではあるが、志賀原発
についての安全への意識や努力を 直接みることができた 」と述べました。
そのうえで 十倉会長は「 エネルギー安全保障の問題もあるので早期の再稼働を期待している。
原子力のエネルギーは 人類の英知であり、安全安心に科学の力を生かしていくことが大事だ 」
などと述べ、電力の安定供給に向けて、原子力の活用は重要だという認識を示しました。