種々のコロナ対応やワクチン問題の不手際、
マイナ保険証問題などで、
満身創痍のはずの厚労大臣だが、
ご本人は、こうしたことは ”どこ吹く風”の涼しいお顔。
今日(7月24日)の毎日新聞から
A。「コロナワクチンの後遺症に苦しむ人いること知って」 患者ら会見
新型コロナウイルスのワクチン接種後に健康被害が出た患者らで作る団体が 24日、
厚生労働省で記者会見し「 症状に苦しむ人がいることを知ってほしい 」と訴えた。
国の救済制度の認定審査が長引いているとして、迅速な審査や審査状況の可視化などを求めた。
会見したのは「新型コロナワクチン後遺症患者の会」。会員の岩手県の40代女性は、
2021年10月に 1回目の接種を受けた直後から、体のしびれや皮膚の赤みなどが出て入院した。
今も 微熱や倦怠感が続き、飲食店の仕事を辞めざるを得なかったという。
「 医師に『何が起きているか分からない』と言われ、途方に暮れた 」と語った。
会員を対象にしたアンケートでは、認定まで 1年以上かかる例が多いことや、自治体や医師の
協力が得られないことなどに不満が相次いだという。同会は「 各自治体に相談窓口の設置を
求めたい 」と話した。
国は ワクチン接種と健康被害の関係が否定できない場合、申請に基づいて医療費などを給付
する予防接種健康被害救済制度を設けている。新型コロナワクチンでは 14日までに 計8138件
を受理し、3362件を認定、467件を否認している。残る4000件超は結果が出ていない。
【添島香苗】
B。加藤厚労相がマイナ保険証体験 「受け付けからの流れがスムーズ」
加藤勝信厚生労働相は 24日、川崎市の眼科クリニックを視察し、マイナンバーカードを
健康保険証として利用する体験をした。マイナンバーを巡るトラブルが相次ぐ中、保険証との
一体化による利点を伝える狙いだ。
加藤氏は マイナカードを読み取る機器に自身のカードを置き、カメラで顔認証をして本人確認
を済ませた。クリニックの職員用のパソコン画面で、マイナ保険証を使うと確認できる医療情報
を閲覧。マイナ保険証を利用している患者らと意見交換した。
加藤氏が診療時間に変化があるか尋ねると、大塚宏之院長は「 (医療)データが出るので都度
(患者に)聞かなくてよくなった 」と話した。患者の男性(49)は「 待ち時間が少なくなった 」
と応じた。
加藤氏は 視察後、記者団に「 受け付けからの流れが非常にスムーズだった 」と述べた。
「 本人の診療にもプラスになり、医療機関にとっても効率化になる。メリットを享受してもらえる
社会をつくることが大事だ 」と強調した。【中川友希】
おまけ
2023年7月23日 (坂東太郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
2. 「マイナ保険証」一体化進めるも課題山積!回線工事進まず
2023年7月24日 FNNプライムオンライン
2022/08/19 日刊ゲンダイ
加藤勝信厚労相(岡山・衆院7回・66歳)
厚労相就任は異例の3度目。ある医療関係者は 「 この人の再登板は最悪だ 」と語った。
3年前の2度目の入閣時、コロナ禍に見舞われ、後手対応をさらけ出した。
とりわけ、相談の目安として「 37度5分以上の発熱が4日継続 」を示したことで、早期発見が
できず、感染拡大を招いた。しかし、加藤氏は 目安なのに基準のようにとられたとして「 我々
から見れば誤解ですけど 」と 国民に責任転嫁。猛批判を食らった。
所属する茂木派の推薦はなく、岸田首相の一本釣りで再登板。
「 岸田政権は コロナについて、国の関与が大幅に縮小される『5類』に早く変更したいが、
厚労省内には 慎重論もある。ゴリ押しするには 加藤氏が適任と考えたフシがある 」(医療関係者)
“働きぶり”がよくわかるシーンがある。2018年、裁量労働制を違法適用していた野村不動産へ
特別指導した際のこと。資料にある「過労死」という言葉の黒塗りを外そうとした厚労省幹部に
対し、加藤氏は「 理屈じゃない。これは戦いなんだ 」と叱りつけ、最後まで黒塗りを貫いた。
・・・
将来の首相と目されたこともあったが、最近は 派閥会長の茂木幹事長の陰に隠れている。
「 岸田首相は 次の総裁選でライバルとなる茂木氏の台頭を警戒し、加藤氏を閣僚に起用した
との見方もある 」(政界関係者)
■広告塔
悪質な預託商法により 多数の被害者を出したジャパンライフの宣伝用チラシに登場。
■旧統一教会
14年と16年に旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関連団体に「会費」として計3万円
を支出。就任直後のNHK日曜討論で「関連団体への支出」を指摘されると、キレ気味に「関連団体の
会費ではなく、関連団体が主催する懇親会にたまたまご案内いただいたので、懇親会費を払った」。
“ ご飯論法 ”は健在だ。
責任転嫁が十八番。国が コロナの責任を取らなくて済む体制づくりを粛々と進めるに違いない。
再おまけ