「令和4年度新しい憲法を制定する推進大会」 党一丸で改憲に取り組む

                                        2022年5月23日       自由民主党 憲法改正実現本部 

  岸田総裁 憲法改正へ決意新た 新憲法制定議員同盟が大会

                                 2023年5月26日

                                                        役員一覧 | 自由民主党 憲法改正実現本部

 

    「安倍晋三名誉会長を偲び、新しい憲法を制定する推進大会」 5月26日に超党派で開催

                      2023/5/22    産経ニュース

   【お知らせ】 令和5年度「新しい憲法を制定する推進大会」開催のお知らせ

        2023/04/13    一般社団法人 日本介護事業連合会(日介連)

 

 

「あ、この人!教会長です」

岸田総理参加の“改憲集会”の準備に…旧統一教会・信者の姿 

直撃すると「手伝っちゃいけないですか?」

                                     2023年7月8日           【報道特集】 | TBS

 

   旧統一教会と政治の関わりが問題になってから1年。岸田総理は、「関係を断つ」と明言して

きました。その岸田総理ら国会議員が参加した集会に、教団の関連団体が 信者の動員を呼びかけ、

信者が 会場の準備を手伝っていたことがわかりました。

 

■旧統一教会の信者に送られた“ある文書” 

    2023年5月26日、都内で行われたのは・・・ 「 安倍晋三名誉会長を偲び、新しい憲法を制定

する推進大会」

    「黙祷!」 

    安倍元総理に黙祷を捧げた。 大会を主催したのは、自民党を中心とした超党派の議員らからなる

「新憲法制定議員同盟」。 開会の辞として、議員同盟の名誉顧問、自民党、麻生太郎副総裁の

ビデオメッセージが流された。 

 

    自民党 麻生太郎副総裁 「 安倍晋三元総理の遺志を 我々も しっかり受け継いで憲法改正の機運

           を大きく盛り上げていきたい」 

 

    出席者には、下村元文科大臣 や 中谷元防衛大臣といった大臣経験者、参議院議員の井上義行氏

の姿もあった。他にも、各党の幹部が出席し、挨拶が行われた。 そして・・・ 

 

  岸田総理  「 国際社会が 歴史的な転換期を迎えているときだからこそ、私達は 改めて 憲法改正

           に強い思いを持って挑戦していかなければならない 」 

 

   番組は この大会に関する “ある情報”を、事前に入手していた。 

これは、旧統一教会の信者の間で回された文書だ。 

   「 今年も 摂理機関本部関係で 50名の動員を行うこととなりました 」 

「UPF=天宙平和連合」が、8つの関連団体から 53人を大会に動員するよう呼びかけていた。

UPFは、安倍氏が 生前(2021年)、ビデオメッセージを寄せた団体だ。 

 

    信者の動員が呼びかけられたのは 今年だけではない。去年、安倍氏が名誉顧問として参加した

大会の際も・・・ 

   【信者に送られた文書】 「 摂理機関本部関係で 50名、第一地区から200名の動員を行う 」 

 2019年4月に開かれた大会でも・・・ 

  【信者に送られた文書】  「 この度、家庭連合ならびに摂理機関に対して、1JK(地区)で

                150名、摂理機関からは 30名の参加が願われています 」 

 

    私達が入手した過去4年間の文書だけでも、旧統一教会ならびに関連団体が 大会に多数の動員を

掛けていたことが分かった。

    実際に 信者らは参加していたのか? 今年の大会を見た現役信者は・・・

 

■「あ、この人!教会の教会長ですね」 

     現役信者  「 ちょっと待って下さい、早速・・・ 」 

大会が始まる1時間前から 会場にいた1人の人物。

   現役信者  「 UPFの事務局の人だと思います 」 

UPF幹部の男性だ。 「 今、案内してますよね、この人。案内されている人は UPFに関わりのある人

             で、(UPF)事務局の人が見つけて誘導するっていうシーンだと思いますね 」 

他にも・・・ 

     現役信者  「 あ、この方、教会の元婦人部長。やっぱり 前に座りたいので、みんな早めに

             来るっていうのがありますね 」 

次々と教団関係者が会場に姿を現す。

   「 あ、この人!教会の教会長ですね 」 「 あ、彼! この人も本部関係の人です 」 

文書にはなかった 関連団体、勝共連合からも・・・ 

     現役信者   「 ちょっと戻してもらっていいですか? この3人並んでるじゃないですか。

     多分、勝共(連合)の人です 」 

さらに、総理ら国会議員が挨拶する直前に 壇上で準備していたのは、UPFの幹部だ。 

     現役信者   「 こんなところにいますもんね。壇を直してる。普通やらせないでしょう?

             いくらボランティアって言っても。だって 爆弾を仕掛けられたりするから、

             相当信頼があるってことです 」 

会場の準備を手伝っていた UPFの幹部に話を聞いた。

 

 ■UPF幹部「手伝っちゃいけないですか?」 

 記者  「 今回、どんな形で (大会に)参加していた? 」 

   UPF幹部   「 個人として 」 

   記者  「 色んな方を 案内されていましたよね? 」 

   UPF幹部  「 いい席で、せっかくだから座っていただきたいなっていう気持ちがありますよね 」 

   記者  「 どこから動員をかけられるとかって、あったんですか? 」 

   UPF幹部  「 ノーコメントで 」 

 

   UPFの幹部は、大会には「 個人で参加した 」という。 

岸田総理が「 関係を断つ 」と表明している中、政治と関わることについて・・・ 

   UPF幹部  「 関係を断ったからと言って、大会に参加しちゃいけないというのはない 」 

   記者   「 ないです。ただ、普通に聞いているだけじゃなくて、壇上で机を並べたりとか、

             運営側として見えるので・・・ 」 

   UPF幹部  「 でも 一 個人で、手伝っちゃいけないですか? 」 

   記者   「 いや、いいですけど。総理のマイクを 一 個人で手伝えるものですか 」 

   UPF幹部  「 あの・・・手伝ってほしいって言われたから 」 

   記者   「 誰から頼まれたんですか? 」 

   UPF幹部  「 それは 私の下です。頼まれて。だから、運営している人たちじゃないですか。

             『ちょっとあなた 手伝ってね』って 」 

   記者  「 運営している側っていうのは、具体的に議員同盟の方?  」 

   UPF幹部  「 そこまで答える必要ないです 」

 

   大会主催者の新憲法制定議員同盟は どう答えるのか。

事務局長は 衆参で議員をつとめた柳本卓治氏だ。 おととし、柳本氏は、旧統一教会の関連団体

「UPFーJapan」の議長を務める 梶栗正義氏と一緒に写真に収まっていた。

さらに、現職の議員だった 2018年、埼玉で行われた 韓鶴子総裁が出席した大会で挨拶をしていた。 

 

     新憲法制定議員同盟事務局長 柳本卓治元参院議員

      「 平和な愛ある家庭の実現のために 共に頑張ることをお誓い申し上げまして

         ご挨拶といたします 」 

 

  柳本氏に UPFの信者がいたことについて聞いた。

 

 ■政治家は 旧統一教会との関係を断てたのか?

  記者     「 天宙平和連合っていうUPFですね 」 

    柳本氏  「 なんですか UPF? 」 

    記者     「 実際 そのUPFの方が(会場に)いたりとか、それについてはいかがですか 」 

    柳本氏  「 それは 私の関知しないところです 」 

    記者     「 旧統一教会の関連団体の方がいた みたいな話は聞いた? 」 

    柳本氏  「 私自身は 全然知らないですね。それ(動員)はない と思いますけれども。今まで

              各種団体全部、経済団体、宗教団体含めて(お知らせを)お送りしています。

              その中で おられるのかもしれません 」 

    記者     「 テーブル(の位置)を変える時、設営の手伝いとか 」 

    柳本氏  「 それはないでしょう。お願いしていませんし 」 

 

  「 自民党は 関係を断つという方針だが 」と問うと・・・

 

    柳本氏  「 自民党の方針に従わなければならない と思いますね。もう関係を断つ

               というのだったら、そういうことであるのでしょう 」 

    記者     「 来年も 大会を行われると思いますけども 」 

    柳本氏  「 もし そういうことであるのだったら、精査していかなければならないと思います。

               真剣に憲法改正ずっと、私自身 50年来やっている話ですから 」 

 

   5月26日に行われた憲法改正を推進する大会で、来賓挨拶をした岸田総理

旧統一教会関連団体の信者が動員され、会場準備を手伝っていたことについて事務所が回答した。 

 

  【岸田総理の事務所からの回答】 

      お尋ねの事実については承知しておりません。 本大会を主催した「新憲法制定議員同盟」は、

      旧統一教会の関連団体であるとは認識しておりません。 

 

   今後の対応については・・・ 

 

  【岸田総理の事務所からの回答】 

      会合等への参加については、活動の社会的相当性が懸念される組織・団体からの不当な

      政治的影響力を受けることとならないか 等の観点から、会合等の主催者やテーマを確認する

      ことが重要である と考えております。

 

 また、登壇した議員全員が 「 信者の動員や会場準備の事実を知らなかった 」と回答。

   自民党の新藤義孝氏は 「 スタッフ全ての属性を把握することは困難だが、今後も 疑念を

持たれないように努めたい」と。

   古屋圭司氏は「 ご指摘が事実なら 今後は出席しない 」と回答した。 

           古屋 圭司(ふるや けいじ、1952~ )自民党政務調査会会長代行、自民党憲法改正実現本部長。

   公明党の北側氏、 日本維新の会の馬場氏、 国民民主党の玉木氏は、

主催者が「新憲法制定議員同盟」であったことが 出席の理由だとした。その上で、

今後どうしていくかについては、このような回答を寄せた。

 

【3議員からの回答】 北側氏「 問題ある団体との関わり 慎重に対応 」 

                              馬場氏「 主催者を見た上で 出欠を判断 」 

                              玉木氏「 可能な限り調査 注意していく 」 

 

  世界平和統一家庭連合は「 特定の政党や候補者及び政治家と組織的に、お付き合いすることは

ございません 」と回答した。