利用者数開業以来過去最低を記録 井原鉄道決算 2年連続の赤字 新型コロナの影響
2021.06.15 OHK 岡山放送
岡山県などが出資する第三セクターの井原鉄道は、2020年度の決算を発表しました。
利用者数は過去最低で、2年連続の赤字となりました。
井原鉄道によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で 旅行や一般の利用客が大幅に
減ったほか、通勤・通学客も落ち込み、2020年度の利用客数は 約84万6000人と1999年の
開業以来過去最低となりました。
その結果、経常収益は 前の年度より 約7100万円少ない 2億7337万円、経常損益は
2億4696万円の損失 と、2年連続の赤字となりました。
国や自治体からの補助金を加えた最終損益は、新型コロナ対策の運行継続支援の補助金など
があり 約670万円の赤字にとどまりました。
井原鉄道は 今後、アート列車の積極的な活用などにより収益の回復を図りたいとしています。
2021年06月09日 山陽新聞デジタル
井原線を運行する井原鉄道(井原市東江原町)は 9日、2020年度の業績を発表した。
延べ利用客数は 前年度比23・6%減の84万5710人。 新型コロナウイルス 感染拡大に伴う外出控え
や休校、在宅勤務の動きなどが影響し、西日本豪雨で設備が被災して 約2カ月間運休・部分運休
した 18年度を下回り、過去最低を更新した。 決算でも 2年ぶりに最終赤字となった。
客数の内訳は 定期の通勤・通学客が 15・2%減の62万6160人。定期外の一般利用者が
40・3%減の21万9550人。 月別では、緊急事態宣言が 全国に発令されていた5月に前年同月比
43・8%減と落ち込み、8月に 同17・5%減とやや持ち直したものの、その後の感染拡大により
再び減少に転じた。
決算は、鉄道事業の売上高に当たる営業収入が 22・4%減の2億5508万円。客数減や定期の
払戻しで 運賃収入が約7500万円減った。営業費用は、燃料費の下落で 1・5%減の5億579万円。
差し引きで 2億5071万円の営業損失となった。
井原線の経営は、運行・運営に関わる費用を同社、 車両や線路といった インフラの維持管理費は
国や沿線自治体が負担する「上下分離方式」を採用している。 インフラに関わる補助金などを加味
すると、最終損益は 669万円の赤字。
藤本悌弘社長は「 極めて厳しい業績となった。感染収束をにらみ利用促進に努めるとともに、
粘り強く経営基盤を構築していきたい 」と話している。
井原鉄道株式会社 第33期決算公告 | 官報決算データベース 2019年08月30日 官報掲載
井原鉄道株式会社 第34期決算公告 | 官報決算データベース 2020年07月20日 官報掲載
井原鉄道株式会社 第34期決算公告 | 会社の決算 (kessan.fun)
“新型コロナ”+“燃料費高騰”の二重苦…悲鳴を上げるローカル鉄道
2022.02.07 OHK
原油価格の高騰が 地域経済に暗い影を落としています。
新型コロナの影響で 利用客の減少に悩む 岡山県内のローカル鉄道は、燃料費のアップという
ダブルパンチに見舞われ悲鳴をあげています。
総社駅と広島県福山市の神辺駅を結ぶ 全長41.7キロの井原鉄道。
新型コロナの影響で 2021年度上半期の利用客数は 約44万6000人と 過去2番目の少なさ
となり、厳しい経営が続いています。
そうした中、原油価格の高騰による燃料費アップが さらなる追い打ちをかけています。
井原鉄道では、ディーゼル車を走らせていますが、燃料の軽油は、原油価格の高騰を受け
2020年に比べ 2倍の値段になっているといいます。
調達先を変えるなどし、何とか やりくりしているものの、年間約50万㍑の軽油を使う井原鉄道
にとって、燃料費のアップは 経営に深刻な影響を与えています。
@ 最近5年間の軽油価格 - e燃費
130円/L として、 50万L×130円/L=6,500万円
軽油価格(全国平均) 統計期間指定(2009年06月01日~2022年04月11日)
(井原鉄道 藤本悌弘社長)
「 燃料の調達価格が高くなるというのは 大きな経営の圧迫要因になっている。全体のトレンド
が上昇トレンドにあると見られるので、(燃料費)削減は厳しいと感じている。 」
井原鉄道では、コロナ禍で落ち込んだ需要を何とか取り戻そうと、大原美術館の名画でラッピング
した 「アート列車」を運行。 2月22日からは 岡山県域の美しい星空の魅力をPRする特別企画
車両「スタートレイン」を走らせる予定です。
(井原鉄道 藤本悌弘社長)
「 様々な工夫を凝らしながら 井原鉄道の魅力を最大限に高めて多くの方に乗ってもらえる
ようしっかり取り組んでいきたい。 」
新型コロナによる需要減と燃料費高騰という二重苦にローカル鉄道の苦悩はしばらく続きそうです。
2010年1月25日
2. 岡山多文化共生政策研究会の活動と成果報告
報告者:藤本悌弘氏 (岡山県企画振興部国際課長)
成廣孝氏 (岡山大大学院社会文化科学研究科准教授)
平成28年3月17日 株式会社 中国銀行
交通安全啓発資材購入費の寄贈について 1224_pdf_1.pdf (chugin.co.jp)
3.贈 呈 先 岡山県交通安全対策協議会 会長 伊原木 隆太 殿
4.贈 呈 品 目 交通安全啓発資材(DVD)購入費 100万円
5.出 席 者 ○岡山県
伊原木 隆太 岡山県知事(会長)
藤本 悌弘 県民生活部次長
竹本 俊彦 県警交通部長(理事)
内田 広之 教育次長
工学部関東支部同窓会開催報告|岡山大学工学部同窓会 平成28年 7月30日
・・・ 来賓として、藤本 悌弘・岡山県東京事務所長、
松岡 高志・岡山市東京事務所長補佐からそれぞれ、岡山県および岡山市による
東京での活動状況などご紹介がありました。
スポーツ・文化・観光プロジェクトチーム 出席者名簿 2016
02 160705_meibo.pdf (nga.gr.jp) 平成28年7月5日
岡山県 東京事務所長 藤本 悌弘
※※ 昭和52年 朝日高校卒