すっぱい葡萄の世界(1) (2) (3)
先の記事で、
日本仏教の徒について、
この世に 悪業・不条理が増長するのを放置して、
これを抑止しようとする者(事)を軽んぜしめてきた。
また、
この日常が 罪悪の上に営まれているという認識が、
しかし、日本仏教の徒には 大きく欠落しているのではないか?
と指摘した。
時代の底から立ち昇ってくる 人間の切実な問い(苦悩)を、
日本仏教の徒は、誰も ほとんど聞き取ることができず、
むしろ、これに蓋をして その問いを無いものとすることで、
彼らは 仏教徒たる自己を保持しようとしてきたのである。
その問いを聞き取るだけの力がないために、
そんな自己に直面することを避けるべく、
やたら仏教用語や法句を喋々して、これを振り回し、
あるいは、その仏教語や概念*のうちに閉じこもるのである。
* もっと言うと、「自らの宗派の教義or教学」。
仏教語や概念が、現実と切り結ぶことで彫琢されるのではなく、
現実から遊離した言葉や概念となって、
その苛烈さから身を守る盾に、あるいは 仏教徒自らの正当化の具に、
これらを使っているのが、ほとんどの日本仏教の徒だろう。
その証拠に、
10年前の 3.11東電福島第一原発事故に遭遇して、
👇の小出裕章氏ほどに 深く 人間というものを語った日本人を、私は知らない。
しかも、彼は仏教徒ではなかったのだ!
合掌
OurPlanet-TV
原発事故は終わっていない〜小出裕章さんインタビュー
配信日:2012年12月12日
https://www.youtube.com/watch?v=o_yz5R41UAE (22分)
※ 徹底検証!テレビは原発事故をどう伝えたか? - YouTube
144,329 回視聴 2012/04/20 (3時間57分)
ゲスト:伊藤守(早稲田大学メディアシティズンシップ研究所所長)
小田桐誠(放送批評懇談会/ジャーナリスト)
広河隆一(フォトジャーナリスト/DAYS JAPAN編集長)
司 会:白石草(OurPlanetTV)