疫病の終息、病気回復を祈願するという所作は、

太古から 人間のあるところ どこでも為されてきたことで、

これに 仏教の出る幕はない。

 

にもかかわらず、仏教が こうしたことにのめり込んでいるのは、

人々の仏教への畏敬を利用して 己が名利を得ようという隠れた魂胆が

仏教の体裁をとっているだけの、いわゆる 狐狸の仏教なのだ。 

 

物故者の追福菩提ということも、そもそも 本来 仏教にはない事で、

中国古来の死者供養が 仏教に紛れ込んできたものに過ぎない。

いわゆる、「死者の追福」の観念と儀礼は 仏教の獅子身中の虫であろう。

 

                                              合掌 

 

 

 

新型コロナ「病魔撲滅 早期終息」僧侶祈る 

      京都・仁和寺、犠牲者追悼や患者回復も

          https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/177093

 

 新型コロナウイルス感染の終息を祈願する法会が4日、京都市右京区の真言宗御室派総本山・仁和寺で

営まれた。 感染による死亡者を追悼し、患者の回復も願う僧侶たちの声が金堂に響いた。

 

 法会は 午後1時から始まり、僧侶22人が着座し、密教経典「理趣経」などを読経した。続いて、本尊の

阿弥陀如来像を前に、同派宗会議長の木村正知さん(67)が祈願文を読み上げ、「物故者 追福菩提」

「感染者 早期回復」「病魔撲滅 早期終息」などと求めた。 瀬川大秀門跡(72)も 焼香した後、参列した。

 

 御室派の宗会が 5、6日に仁和寺で開かれるのに合わせ、各地の宗会議員が呼び掛けて営まれた。
木村さんは 「 宗会議員から自然と声が上がり、行うことになった。感染の被害が少しでも軽くなり、早く終息
するよう祈りに気持ちを込めた 」と話していた。