天使の微睡みワンマン 2022.11.5@北堀江club vijon | きょうもかのブログ

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アイドルあるDD生活を綴っていきます。はしゃぎ気味ですがお許しを 笑

天使の微睡みのワンマンライブが11月5日、北堀江club vijonで開かれました。WinkやCoCoなど1980年台後半ー90年代前半のアイドルソングをカバーしている2人組。今回は、なんとオリジナルソング「恋のダンスホール」のお披露目がありました。バブルに酔っていたディスコティックなあの頃を思い出させるような歌詞。衣装も新しくなり、天使の微睡みの世界観が新展開を迎えたように思いました。

 

(写真はライブのワンシーン)

 

☆☆☆

 

2014年にStereo Osakaでアイドルデビューした小遊鳥なつみちゃんと篠宮ゆうかちゃんが、いろんな歩みを経て結成したセルフプロデュースのデュオ。2021年3月14日に初ライブ。関西を中心に活動しています。ワンマンライブは8月13日に続き4回目。

 

今回のワンマンのタイトルは「天使の微睡み4th dream Espoir〜エスポワール〜」。Espoirとは、フランス語で希望の意味です。

 

ちなみに、過去のタイトルを紹介しますとー。

 

1回目が「ouvertüre~オ-ベルトゥーレ~」。フランス語で序曲。

2回目「Fantaisie~ファンタジア~」。フランス語で幻想。

3回目「Utopia〜ユートピア〜」。英語で理想郷。

 

毎回、しゃれたタイトルをつけていますよね。素敵です。

 

 

天使の微睡みのライブを見るのは4回目。つまり、ワンマンだけ見ているヲジさんですすんません 汗。でも、デビュー時を知る2人の歌う姿を見ることは、毎回、楽しみにしています。

 

ワンマンの数日前に極度の腰痛(いわゆるギックリ腰です)を発症した筆者。今回は、痛みの残る中での決死の参戦でした(大げさ)。フロアの最後列で腰に手を当てつつ、まったりと見ました。天使の微睡みは荒ぶらないオトナスタイルなので安心はしていましたが…笑。

 

開演前は、ロビーでビールを飲みながら、旧知のKちゃさんに近況を伺ったりして過ごしました。微睡みちゃんに合わせてか、BGMには80年代アイドルの曲が流れていました。で、いざ、フロアに入ると、ゴリゴリのEDMっぽい洋楽がBGMだったのでアレっとなりました 笑。

 

12時05分、定刻5分遅れで開演。おなじみの「ザ・ベストテン」のテーマが鳴り響きました。華やかな「微睡みショー」の始まりを告げるように、カラフルな照明が舞台の上で交錯しました。

 

(vijonさん20周年なのか。おめでとうございます)

 

☆☆☆

 

ブログの内容

 

■セットリスト

■新曲「恋のダンスホール」

■新衣装

■印象に残ったライブシーン

■ブリッジ映像

■MCでの発言

 

☆☆☆

 

■セットリスト

 

まずは、今回のワンマンのセットリストから振り返ってみます。

 

SE(ザ・ベストテンのテーマ)

1 愛が止まらない〜Turn it into love〜(Wink)

2 One Night in Heaven〜真夜中のエンジェル〜(Wink)

MC

3 涙を見せないで〜Boys Don't Cry〜(Wink)

4 半分不思議(CoCo)

5 EQUALロマンス(CoCo)

ブリッジ映像 ※BGM:Only Lonely(Wink)

6 ニュー・ムーンに逢いましょう(Wink)

7  Woman〜Wの悲劇より〜(薬師丸ひろ子)=ゆうかソロ

8 メタモルフォーゼ(工藤静香)=なつみソロ

9 Angel Love Story〜秋色の天使〜(Wink)※初出?

10 きっと熱いくちびる〜リメイン〜(Wink)

11 Live Version(CoCo)

12 淋しい熱帯魚(Wink)

13 恋のダンスホール ※オリジナル新曲

アンコール

MC

14 恋のダンスホール

 

ごらんの通り、ライブの最後、13曲目で、オリジナル新曲「恋のダンスホール」を初披露しています。過去3回との違いは、オリジナル新曲を盛大にお披露目することに大きな目標が置かれている点だと思います。その意味では、テーマ性がわかりやすいライブでした。

 

1年8ヵ月前、Wink楽曲のカバーから始まった天使の微睡み。やがて、CoCoのカバー曲を持ち唄に加えました。今回のワンマンは、結成以来の彼女たちの歩みをライブを通じて表現、最後に新曲で「Espoir」=希望を提示するセトリ構成だったのではないでしょうか。

 

最大の盛り上がりでオリジナル新曲へ。なつみゆうかの熱い思いが表れていたのは、10曲目からの終盤3曲、きっと熱いくちびる〜リメイン〜→Live Version→淋しい熱帯魚の流れでした。めっちゃ素晴らしいパフォーマンスに、気持ちが高ぶりました。天使の微睡みのカバーレパートリーの中で「ベストマッチ」だったのでは、と感じました。

 

この終盤セトリ。Wink→CoCo→Winkと交互に配置したのは、勝負しているなぁと感じました。なつみちゃんは、Winkは低音、CoCoはアニメ系の声で歌っており、1曲ずつの切り替えは負荷が大きいと思えるからです。しかし、なつみちゃん、しっかり歌いきっていました。しかも、曲中に笑みも多く、余裕すら感じました。

 

 

ワンマン初出の曲は、ソロの2曲、9曲目「Angel Love Story〜秋色の天使〜」、オリジナル新曲「恋のダンスホール」の4曲でした。

 

☆☆☆

 

■新曲「恋のダンスホール」

 

天使の微睡み待望のオリジナル新曲。8月の第3回ワンマンではレコーディング直前だったわけですが、2人は「いい感じの曲ですよ」と話していました。

 

第一印象は、「おとなカッコいい」曲だなぁ、という感じです。

 

イントロ。背中合わせになって、顎に手を当てるなつみゆうか。この姿だけですでに、「いいオンナ」オーラを漂わせていました。

 

作詞・作曲は枕芸者しとさん、編曲はこたにゃんさん。

 

 

タイトルには「ダンスホール」のフレーズ。いったい、いつの時代なのかというところ。

 

歌詞には「ボディ・コンシャス」「タカビな女」というフレーズが使われています。そうです。バブル時代の濃厚な香りがムンムンなんです。彼女たちがカバーするWinkやCoCoが活躍した80年代後半から90年代前半。その時代は、誰もがネオン輝く街で夜明け前まで遊んでいたのです。

 

深夜のディスコ、ダンスホール、バー…。男なんかに負けるかと、肩パット入りのスーツを着て、颯爽と生きていたバブル時代の女のコたち。なつみゆうかが、2020年代の今、目の前で再現してくれています。

 

なつみちゃんは、ソロで歌っている工藤静香ばりの歌声でした。その意味でも、なつみちゃんが工藤静香にハマって、歌うようになったことが、この曲の誕生に大きな影響を与えているんだなぁ、と思いました。

 

メロディも80年代末のJポップのテイストを感じました。

 

 

振り付けは基本的に、軽く腰を揺るがすようなダンスでした。1番と2番の間、音のテンポが落ち着いて、照明も薄暗くなった中、ステージに円弧を描くようにゆっくりポジションを変える2人。ディープな夜のけだるい雰囲気すら感じさせました。

 

現場では、歌詞にも出てくるミラーボールがいい味を出していました。赤と紫の照明がステージを染め、ミラボールが回り、輝く。そんな空間で、なつみゆうかが歌う姿は、絵になっていたし、美しかったです。さすがvijonさん、いい仕事でした。

 

(ミラーボールが回る中、新曲を歌う天使の微睡み)

(配信画像では、ミラーボールの存在が際立って映っていました)

 

 

個人的には、2人で声を揃えてサビに突入するところが、見ていて気持ちよかったです。さらに、落ちサビでは、背中合わせになって、なつみからゆうかへソロパートのバトン。これも良きでした。

 

ラスト。「三十路超えても坊やね♪」と歌う2人、ヤバいですよ。フレーズ強烈!!

 

 

ミラーボールの印象が強烈だった影響かもしれませんが。一瞬、Especiaの「パーラメント」のMVが、頭の中をよぎりました(^^)

 

 

☆☆☆

 

■新衣装

 

この日の衣装ですが、ブリッジ映像をはさんで、前半と後半でチェンジしていました。

 

ライブ前半(1〜5曲目)は、黒のシックなドレスでした。なつみちゃんの頭には黒のミニハット(これって何ていうのw)、ゆうかちゃんの頭には赤いリボン飾り。

 

後半(6曲目以降)は、なつみちゃんはワインレッドのボディ・コンシャス、ゆうかちゃんは真っ赤なドレスに着替えていました。

 

オリジナル新曲「恋のダンスホール」のジャケット写真で着ている衣装です(上に掲載のCDジャケット写真参照)。

 

 

MCでも話していましたが、今回の衣装のテーマは「赤」ということです。

 

なつみちゃんの衣装は、歌詞に出てくるバブル期のアイコン。当時のギャルは、ほぼほぼボディコンでした。そして、まさに、その象徴として、工藤静香ちゃんが身にまとっていました。

 

ゆうかちゃんの衣装は、「上品でおしとやかな80年代アイドルをイメージしました」(彼女のツイートより)とのこと。正統派アイドルの女王・松田聖子さんを愛する彼女らしい選択でした。

 

天使の微睡みのモチーフである80年後半ー90年代のアイドル。「ギャル」「正統派」という当時のトレンドを彼女たちは1人ずつ体現した、ということなんでしょうね。

 

 

ユニット始動以来、クラシックな感じの衣装を着てきたなつみゆうか。外観からは、深い絆や運命で結び付けられた「姉妹」とか「女子校の先輩後輩」などのイメージで受け止められてきた、と思われます。それは、彼女たちがカバーしているWinkのイメージに重なる部分でもあります。

 

今回の新曲で、当時の複数のアイドル像をそれぞれ別々に衣装化したことで、ユニットとしての表現の幅が広がる可能性が生じたのではないでしょうか。

 

オリジナルの新曲の存在感を含め、これからの天使の微睡みの新たな展開に目が離せません。

 

※8月の第3回ワンマンでは、ソロ衣装のまま後半を歌っていました。なつみちゃんはボディコン、ゆうかちゃんは白いドレス。もしかして、今回の新衣装へ向けたテストだったかもとか思いました(そんなことないかw)。

 

☆☆☆

 

■印象に残ったライブシーン

 

えー、第4回ワンマンの総括めいたことは書いてしまった感はありますが…笑。もう少し、語り続けます(^^)

 

 

2人のソロですが、今回も1曲ずつありました。

 

ゆうかちゃんは、薬師丸ひろ子さんのカバーで「Woman〜Wの悲劇より〜」。1984年リリースの曲で、映画「Wの悲劇」の主題歌です。持ち前の透明感ある歌声で、優雅にしっとり歌い上げていました。彼女のソロは、いつもエモいです。

 

 

なつみちゃんは、前回に引き続いて工藤静香さんの曲。1991年発売のヒット曲「メタモルフォーゼ」。緑と白の照明できらびやかな雰囲気の中、歌っているなつみちゃんの表情が「しずか」でした。間奏の微笑みが素敵でした。

 

 

 

今回のライブで初出となったカバーは、9曲目に歌った「Angel Love Story〜秋色の天使〜」。1995年リリースのWink25枚目、かつ最後のシングル曲です(※Winkは翌96年に解散)。

 

「秋っぽい曲を」ということで、天使の微睡みの2人は、今回にセトリの中に選んだそうです。

 

ウキペの表現を借りれば「メローな大人っぽい曲」。とにかく、おだやかな雰囲気でしたね。

 

紅葉のように真っ赤な照明がきれいで、場内に漂うスモークがいい感じを演出していました。なつみゆうかは、ステージに椅子を並べ、座ったまま向き合って歌っていました。目が合っては、微笑みあう2人。間奏には、メロディに合わせて、なつみちゃんがDJのスクラッチの動き。2人から大きな笑みがこぼれました。

 

 

リリース時のWinkの2人は、今のなつみゆうかの年齢に近いです。

 

その意味で、天使の微睡みにとってこの曲は、無理なく、自然な感じでパフォーマンスできたと思われます。2人を見ていて、ごく普通に「素敵な女性になったなぁ」と感じました。

 

曲名についてはまったく知りませんでしたので、特典会で2人に尋ねました。すると、「Angel Love Story〜秋色の天使〜」と、ほぼシンクロして答えてくれたので、さすが息ピッタリやな、と感心しました 笑。

 

いい曲なので、秋限定ではなく、レギューラー化して欲しいですね。

 

 

なつみゆうかのWink楽曲のハモリは、相変わらず気持ち良かったです。6曲目「ニュー・ムーンに逢いましょう」のサビの輪唱は、ほんま最高でした。

 

 

オリジナル新曲「恋のダンスホール」のところでも述べましたが、club vijonさんの照明は最初から最後まで素敵でした。配信でも十分美しく感じるのですが、現場で見ると、ため息が出るほど素晴らしかったです。

 

ブログの冒頭で掲載した写真は10曲目「きっと熱いくちびる〜リメイン〜」のワンシーンですが、赤と紫の光による彩りは神ですよね。

 

また、この曲が終わった後、薄暗闇になるタイミング見えるなつみゆうかのシルエット(右手を天に掲げている姿勢)も完璧な「芸術」でした。

 

 

12曲目「淋しい熱帯魚」の緑色と青色の光が交錯する感じも良かったです。

 

☆☆☆

 

■ブリッジ映像

 

今回は、前後半の衣装替えのため、フロア上手サイドの壁に映像を流していました。

 

Wink風の楽曲のインストゥルメンタルをBGMに、天使の微睡みの過去のライブ映像、イメージ映像をMV風に編集した内容。回転する真っ赤なバラの花、シャンデリアの映像を象徴的に織り交ぜていました。浴衣ライブの映像と金魚を重ね合わせた見せ方とかも印象的でした。

 

 

使われている曲は、Wink風だけど、何の曲なんだろう…。現場で映像を見て、家で配信のアーカイブを見て、時間がたってくると、だんだん気になってきました。

 

で、動画でWinkのシングルを片っ端から照合しましたが、ヒットしませんでした。配信動画で確認し直すと、サビ部分で「オンリーロンリー」というコーラスが入っていました。このワードで検索すると…ありました!!

 

Winkの「Only Lonely」という曲でした。

 

1989年リリースの4枚目シングル「涙を見せないで〜Boys Don't Cry〜」のカップリング曲でした。それにしても、マニアックやなぁ。でも、あー、スッキリしたぁ 笑。

 

 

実は、ブリッジ映像にはおまけがありました。

 

「Only Lonely」を使った映像が終わった後、少し間があきました。後半のステージが始まるのかなと思いきや、10秒ほどの映像が流れました。

 

一瞬でしたので、当日は、何かの流し間違えかなとか思っていました(すみません)笑。

 

配信で確認すると、レコーディング風景の写真、新衣装をまとった2人の写真(ミナミの街を背景にしたコラージュ)が映されていました。

 

 

そして、使われているBGMは、なんと、オリジナル新曲「恋のダンスホール」サビの歌い出し部分だったのです!!

 

つまり、この日、初披露する前に、こっそりと新曲をネタバレ的に流していたというワケです。

 

なつみゆうかの遊び心たるや、すごいですね(^o^)

 

☆☆☆

 

■MCの発言

 

いつも緩い感じの天使の微睡みのトーク。今回のワンマンのMCも、見どころや聞きどころ満載でした。

 

 

2曲目の後のオープニングMC。

 

「天使の微睡み4th dream…」とゆうかちゃんがタイトルを紹介しかけたところ。驚いたようになつみちゃん「ファースト?!」と遮ります。ゆうかちゃん「ううん、4th…」と修正。なつみちゃんが聞き間違えとわかったところで、2人は爆笑。

 

いわゆる「ファースト」ボケでした。

 

 

アンコール冒頭のMC。

 

初披露したオリジナル新曲「恋のダンスホール」について。

 

ゆうかちゃん「(オリジナル曲が)やっとできて嬉しい。応援してくれたみなさまのおかげ。ありがとう」と感謝の言葉を述べました。なつみちゃんは「(CDには)カラオケもある。三十路を超えたお前たちも歌ってください」と歌詞に引っ掛けて、煽り気味に宣伝しました。

 

ジャケットが2タイプあるCDを掲げ、2人は嬉しそうでしたね。

 

 

ジャケットは、それぞれの自宅で撮影した写真をなつみちゃんが編集したらしいです。なつみちゃんは自虐的に「雑コラ」笑。「でも頑張ったんやで」。ゆうかちゃんは「雑コラではない」と、速攻で愛あるフォローをしていました。

 

なつみちゃんは「CDの売上は次の制作費になる」と、購入を訴えました。ゆうかちゃんは「いつか配信もできるようになりたい」と、今後の抱負を話していました。

 

MCではいつものなつみゆうか。笑顔があふれていました。

 

 

アンコール。「恋のダンスホール」のおかわりパフォーマンスでした。ラスト。かっこよくポーズを決めるシーンですがー。

 

なつみちゃんは笑いをこらえきれず、口元を手を押さえていました。そして、曲が終わるやステージに背中を向けて、思い切り笑っていました。彼女いわく「なんかじわった」笑。

 

 

すっかり笑いのツボにハマってしまったなつみちゃん。「以上をもちまして…………」。ワンマンのシメの言葉も忘れてしまい、相方に「なんて言ったけ?」笑。

 

ゆうかちゃんに教えてもらい、無事に2人で声を揃え、最後の挨拶をしました。

 

☆☆☆

 

と、いう感じの天使の微睡み4thワンマンでした。

 

特典会では、チェキ撮影はなく、写メ、生写真(サインあり)になっていました。物価高の影響でチェキ代が高騰しているという理由でした。

 

個人的には、写メのほうが好きなので、特に気にはなりませんでした。

 

特典会は、お話が楽しければいいのです(^^)

 

 

実は、天使の微睡みワンマンの少し前に行った別のアイドル現場でもチェキ代高くなったなぁ、と感じたことがありました。何も考えずに払いましたが…笑。つくづく厳しい時代ですね。

 

(vijonの入り口には、ファンからのフラワースタンド。バルーン多め)

(配信映像の終わりの画像。NH某風。vijonさん芸コマ)