VVS 福岡公演から始まり話題になった特大京ジェ『Hysteria』から降りてきた妄想物語。


あれだけ京ジェ京ジェと騒いでたくせに…

まさかのきょもじゅり小説です(´   `*)ゞ


樹→大我→ジェシー

(基本樹目線でお話が進みます)



※福岡公演直後から書き始めたお話なので、かなりの時差あり小説になっておりますあせる



※閲覧注意。(BLです)


苦手な方はUターンでお願い致します。


樹side


あれからいつ連絡があるかと楽しみに待っていたんだけど…
結局きょもから連絡がくることはなく、
SixTONESでの仕事の日になってしまった。

今思い返せばあんな恥ずかしいセリフをよく言ったもんだな…とちょっと後悔。


やっぱ引かれたか…?

なんだかきょもと顔を合わせるのが気まずくなり、なんて声かけようか…と悩みながら楽屋の扉を開けた。


いつもの如く俺がいちばん最後だろうと思っていたが、きょもの姿が見当たらない。


「あれ、きょもは?」

北「まだ来てないみたいよ」

「え、珍しくない?」

北「そうね…忙しんじゃない?」


確かにここ数日のきょものスケジュールは
キツキツだ。

でも今日はSixTONESの仕事しか入ってなかったはずだけど…。


集合時間ギリギリになってもなかなか来ないきょものことが心配になり、
ソワソワしていたら楽屋の扉が開き待ちに待った人が現れた。


大「ごめん、遅くなった」

慎「きょも、おはよー!まだ時間前だから全然大丈夫だよ。でもきょもがいちばん最後って珍しいね」

大「目覚まし止めて二度寝しちゃった…」


北「え…ホント珍しいね。最近忙しいから疲れてんじゃない?大丈夫?樹がめっちゃ心配してたよ」

大「え、樹が?」

北「うん。きょもがこんな時間まで来ないのはおかしい!誰かに連れ去られたりしてないよね?!って騒いでた」

髙「樹は相変わらず大我に過保護だねぇ」


ふたりから呆れた表情で笑われた。


「うるせー!なんとでも言え!!きょもになにかあったら俺生きていけないから!!」

大「ふふっ、樹大げさ。笑
ただの寝坊だから。心配かけてごめんね」


可愛くほほ笑むきょもだけど…
きょもが寝坊すること自体が本当に珍しい。

きょもの顔をよくよく見ると、目の下にうっすらとクマがあり顔色もあまり良くない。


「きょも…もしかして最近あんまり寝れてないんじゃない?」

大「え…なんでわかるの…?」

「前にも言ったじゃん。俺きょものことならなんでもわかるって。俺に隠し事は通じませんよ?」

大「えーっ、怖っ!!樹ってエスパー?!」


北「ぶふっ!なんでそんな発想になるの?!さすが京本。樹はただの京本オタクだよ」

大「どういうこと?」

北「京本推しってこと」

大「なにそれ?笑」


北「…本当に気づいてないんだ?」

大「え?なにを?」

北「樹のこと」

「おい北斗!お前余計なこと言うなよ?!」


唯一、北斗は俺がきょもに恋愛感情を抱いていることを知っている。

こんなところでバラされたら今までの俺の努力が無駄になってしまう。


イマイチよくわかってなさそうにキョトンとしているきょもを見て、
今日ほどきょもが鈍くて良かったと思った日はなかった。