VVS 福岡公演から始まり話題になった特大京ジェ『Hysteria』から降りてきた妄想物語。


あれだけ京ジェ京ジェと騒いでたくせに…

まさかのきょもじゅり小説です(´   `*)ゞ


樹→大我→ジェシー

(基本樹目線でお話が進みます)



※福岡公演直後から書き始めたお話なので、かなりの時差あり小説になっておりますあせる



※閲覧注意。(BLです)


苦手な方はUターンでお願い致します。



樹side


突然俺に触れられたもんだからビクッと肩を揺らし、目を大きく見開き俺を見るきょも。

涙で潤んだ綺麗な瞳に捉えられ、吸い込まれそうになるくらい目を奪われる。


そんな目で俺を見ないで。

貴方が欲しくて堪らなくなる。


貴方を悲しませてそんな顔をさせるジェシーに苛立ちが募る。

怒り…?
いや、違う。これは嫉妬だ。

俺はジェシーに嫉妬しているんだ。


悔しい。

貴方の心を奪っているジェシーの前から
貴方を連れ去ってしまいたい。


大「…じゅり…?」

無言で見つめる俺に戸惑っているのか…
不安そうな声で俺の名前を呼ぶ。



貴方のその綺麗な声で
もっと俺の名前を呼んでよ。

恋人がいるジェシーなんか諦めて
俺のところに来なよ、きょも。



きょもの耳からイヤホンを外し、

「俺がきょもの涙を受け止めてあげる」と
耳打ちした。


大「え…なん、で…?」

「何年あなたの側にいると思ってんの?
きょもの事ならなんでもわかるよ。もちろんジェシーのこともね」


大「っ!?」

さらに目を大きく見開き驚くきょも。


誰にもバレてないと思ってた?

俺にはバレバレだったけどね。


「ずっと泣くの我慢してたんだよね?苦しかったよね?辛かったよね?」

大「…っ」

「俺もうっ…、そんなきょも放っておけない。だからもう我慢しなくていいよ。俺がいつでもきょもの涙を拭ってあげる」


じわじわと瞳いっぱいに涙が溜まっていく。

大「っ、、うぅっ…」


きょもの顔がくしゃっと歪み、堰を切ったようにポロポロと涙がこぼれ落ちた。


儚くて綺麗なその涙を誰にも見せたくなくて…着ていた上着を脱ぎきょもの頭に被せ、

きょもが落ち着くまで
ずっと手を握り締めていた。