VVS 福岡公演から始まり話題になった特大京ジェ『Hysteria』から降りてきた妄想物語。


あれだけ京ジェ京ジェと騒いでたくせに…

まさかのきょもじゅり小説です(´   `*)ゞ


樹→大我→ジェシー

(基本樹目線でお話が進みます)



※福岡公演直後から書き始めたお話なので、かなりの時差あり小説になっておりますあせる



※閲覧注意。(BLです)


苦手な方はUターンでお願い致します。


大我side


いつもこうなるってわかってるのに…
また現実を突きつけられて自己嫌悪に陥る。

俺ってホントにバカ。


ちょっと大人な狂愛ソング。
『Hysteria』

ライブ中、この曲の演出でジェシーが俺に触れてきたから俺も触れ返した。


唯一ライブの時だけ。

恋人がいるジェシーに触れても誰からもなにも言われない。


会場も沸いてたから手応えは感じてた。

ライブ後、いつもの如くスマホをチェック。


案の定、

"濃厚な絡み" "京ジェエロい" "特大京ジェ" 
なんてワードがたくさんポストされていた。

なんだかジェシーと恋人になれたようなそんな錯覚に陥いってしまい夢中でレポを漁っていると、当の本人がスマホを俺に見せながらそのことに触れてきた。


ジ「大我〜、これ見た?」

大「え、なに?」


慌てて自分のスマホを裏返し、ジェシーのスマホをふたりで覗きこむ。


ジェシーの顔がめちゃくちゃ近くて…

ジェシーの匂いがダイレクトに伝わってきて頭がクラクラする。


ジ「ライブのレポ。Hysteriaの俺らがエロいって話題になってんだけど!笑」

大「あ…そうなんだ?」


ジェシーの口から出た「俺らがエロい」っていう言葉にドクン、と心拍数が上がり、

一気に顔が熱くなるのがわかった。


ジェシーの声が好き。

ジェシーの笑顔が好き。


大好きなその声で俺の名前を呼んで。

大好きなその笑顔を俺だけに見せて。


ジェシー…
俺じゃダメなの…?




髙「ジェシーはわかるとして…まさか大我があんなエロい行動するとは思わなかったわ」

慎「本当ビックリしたよね」


髙地と慎太郎に俺がそんな行動をすると思わなかったなんて言われてしまい、

高まった熱が冷めていく。


思わず「無意識にやっちゃった」なんて言ってしまったけど…

嘘。


ジェシーに触れられて我慢できなかった。

ジェシーに触れたくてしょうがなかった。


後ろめたくなった俺は髙地に謝罪した。


髙「なんで謝んの?笑。めちゃくちゃ盛り上がってたし演出的にも良かったと思うよ」

大「…でも…」

髙「大丈夫だって!俺仕事のことでヤキモチ妬いたり怒ったりしないから」


高地ってホントいい奴。


あなたの恋人にやましい気持ちを持ってる俺に優しくしないでよ。

こんな俺のこと、貶してよ。

ジェシーに近づくなって怒ってよ。



ジ「そうそう、大我は気にしすぎ!髙地とはあとでいっぱい触れ合うから大丈夫!!」

髙「お前バカじゃねーの?!そういう事を人前で言うなっていつも言ってんじゃん!」


口調は怒っているけど、頬を紅く染めて嬉しそうな顔…。



そうだよね…。

俺なんてふたりの間に入れる余地なんて1ミリもないもんね…。

わかってる。

わかってたのに…


俺はまた現実を思い知らされて
ひとり勝手に傷付いて

スマホを見るふりして必死に涙を堪えた。