昔々、今から45年くらい前の中学生3年の時に起こった事件です。

 

当時、数学の塾に行ってました。週一回。

近所の友達3人と一緒に、自転車で20分位のところです。

 

土曜日のお昼過ぎから、塾の先生の出す問題を全部正解するまで解くんですが…

 

全部正解になるまで っていうのが曲者。

 

入試に出たちょっと難しい問題ばっか出されるんです。

 

判らない時は問題は先生に質問しに行くんですが、当然 全部答え教えてくれる筈もなく・・・

 

正解になるまで、何度でも、何時間でも、考えて考えて再度提出&質問を繰り返す。

 

昔のスパルタ式の塾でした。

 

なので、先生も怖い。

 

先生一人で、やってる塾だったんですけど・・・

 

その時間は地獄の苦しみなんだから、そんな先生が何人もいて責められたら?生けていけないー

 

そんだけ集中して勉強するんだから、数学に関しては、塾以外での勉強なし。もう十分。

その甲斐あって、中間・期末テストで100点とって当たり前、1問でも間違えると悔しくて仕方がなかった。

 

でも、やはり塾の時間は、相当緊張するし、昼行ったのに、終わるのが夜中になることも度々。

トイレ以外は席 離れられないし…苦しかったー

 

 

そんなある日、夜中0時くらいに やっと終わったので、4人で自転車で帰っている途中の出来事。

 

5分くらい走ったところの駐車場に、オートバイが…何台も…止まってるー

 

暴走族のアンチャン達です!

 

向こうから

「バーカ!」

って行って来た。

 

無視すれば良いの、友達の1人が

「バーカ!」

って、返した。

 

そのまま、自転車で走ったが・・・

 

相手は、オートバイ。

追いつかれ、捕まった〜

 

やば!

 

集合している場所に連れて行かれたー

10人ぐらいのアンチャン達だった。

 

本当にヤバそー

 

でも、オドオドしてると、弱みに漬け込まれると思い。

心臓はバクバクなのに、がんばって涼しい顔していたー

 

実際にはオドオドして見えたかもしれないけど・・・

 

その中のリーダーらしき1人が

「お前達、こんな時間に、何してるんだ?」

 

私たち

「塾の帰りです。」

 

その人

「遅くまで、大変だなぁ。頑張れよ!」

って言って解放された。ラッキー!

 

しばらく走ってから、

「本当にやばかったなー。死ぬかと思ったよな!」

みんなで顔見合わせて、ニッコリ。脱力。

 

生きた心地がしなかった。

後にも先にもそんな経験はない。

 

頑張ってがんばって涼しい顔してたつもりだけど・・・

絶対に、顔 ひきつっていたはずー

 

その後も、帰り遅くなることもあったが、その道は絶対に通らなかった。

 

その後、4人とも高校合格したのは云うまでもない。

 

めでたし、めでたし

 

怖い夜でした〜