作曲の定義 | ポジティブログ

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ついこないだ、作曲のゴースト問題が話題になりましたが…。

そもそも「作曲」の定義が曖昧で難しいですよね。

どこからが「作曲」になるのか。

鼻歌でメロディ作ってアレンジャーに丸投げしても作曲、メロディとコードだけ作って丸投げしても作曲。

この定義だと、小さい子が適当に歌ったスケッチ程度の曲も作曲という事になります。

そうゆう意味では作曲って簡単で、誰にでも出来るんです。

細かなルールがない以上、非常に難しい問題だと思います。

こんな事言っといてなんですが…。
僕も忙しい時や、場面によっては丸投げする時があります。
その都度、もはやこの曲の作曲クレジットはアレンジャーと共作だなって思います。

現に、バンドとかだとオケを作って、そのオケに合わせてボーカルの人が歌メロを付けるのが主流。
しかし作曲クレジットはオケを作った人になりますからね。


昔は鼻歌作曲で良かったのかもしれないけれど、
現代では「編曲」のウェイトがかなり大きいと感じます。

というか、「編曲が全て」です。

音楽スクールのボーカリストコースでも、編曲を勉強させられるそうです。
今後の音楽業界、編曲も出来ないと音楽で生計を立てれないという事実です。

クライアントに「きみ~、一曲作って」って仕事受注したら編曲込みが当たり前だし、
サウンドを含めて作曲なんだなと日々感じさせられます。

どんなに良いメロディを作っても、アコギ弾き語りだと絶対にコンペには採用されません。
※というか提出した段階で事務所に怒られます。笑


良い曲を作曲できる人なんてゴロゴロいるし、もう既に名曲は出切っています。
だから作曲家を目指している10代の学生達に、
「作曲の他に、自分独自の編曲スタイルを身に付けた方がいいよ!」
と伝えたい。。


今後の音楽業界、どんどん編曲ウェイトが大きくなるのは間違いないし、
作曲家=編曲家(アレンジャー)になっていくんじゃないかと思います。

僕は作詞、作曲、編曲すべて行いますが、
どれも今の所100点満点中45点くらいです。 

プロの世界に食い込んで生活していくには、
もっともっともっとサウンドの向上をしないと
無理だと痛感しております。

自分の現在地が突きつけられるみたいで、
先輩の音源とか聞くと、その都度ちょっと凹みます。笑

でも凹んだ後は必ず自分のモチベーションが上がりますし、
やはり優秀な作曲家の音楽を定期的に聴く事は
常に自分の現在地を確認出来て、とても良い刺激です。



僕にとっての作曲とは「サウンド」という結論が出ました。
多分一般の多くの人達もそうなんじゃなかな??


ん~、難しいけど
とりあえず僕はスキル不足です。笑