赤岳~小泉岳 | 独り言ちの山暦

独り言ちの山暦

「風の又三郎、又三郎、早く此さ飛んで来!」「この頂で赤道から北極までの大循環の自慢話を聴かせてくれ。」

 
    17.7.15。旭川のこの日の最高気温が33度。
    熱波にうなされ体力も減退傾向だ。どこか涼しい山でも、と定番の
    銀泉台からの赤岳に出かけることにした。
    早朝6時30分に駐車場に到着したが既に車、車で大賑わいである。
    岳人の考えることは似ているのだろう。
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     天気は快晴。強い日差しが降り注ぐ。
     6時50分、登山届を済ましスタート。次から次と登山者がやって来る。
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    第一花園の雪渓を多くの登山者が横切っていくのが見えた。
    この頃は蒸すような暑さ。擦れ違う人たちと「暑いですね」と
    言葉を交わしていく。
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    第一花園に到着。先ずは慎重に雪渓を横切る。
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    右手遠方には平山、屏風岳。
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    7時30分、第一雪渓。前方には新潟から来られたグループ。
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    渡る涼風。気温は20度程度だろうか。下界は30度超えか。この雪渓
    で戯れる羆の心境に思いを馳せる。最高なんだろうな、と。
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     雪渓を振り返ると石狩連山の山々。
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     7時45分、コマクサ平。
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     可憐なコマクサに癒される。
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     コマクサ平から見る烏帽子岳(左)と黒岳。
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     左端には東岳。実は雪渓が続いていれば東岳を目指す積り
     であったが。雪渓は消え去ってしまった。東岳は断念である。
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     第三雪渓。ここでも登山者が連なるように登っていく。
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     私の前は5歳の女の子。親子連れのようだ。
     小さな足で登るが、歩幅が合わず苦労の連続。頑張れ、ゆっくりと
     と声をかけながらその後に続いた。
     この経験、思い出がきっと大人へと、大切な財産になるのだろう。
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     8時26分、第四雪渓。
     澄み渡る蒼空に吸い込まれるように登る。
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     8時46分、頂上。心地よい。いつの間にか汗は乾き、この大気に
     身を委ねる。気温は20度以下か。
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     背後には北鎮岳、凌雲岳、黒岳。手前に烏帽子岳。
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     地形図上の頂上(2078m)方面。背後にはニセイカウシュッペ。
     頂上には立ち入りは禁止である。
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     次から次へと頂上に到着。大賑わいである。年配者、若いひと、
     目に付くのは山ガールである。若い女性に山とはそんなにも素敵
     な世界なんだろうか。おじさんとしては当然に嬉しいのだが。
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     白雲岳、旭岳もスッキリと。
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    赤岳で少休止後、小泉岳へと向かう。
    途中で??、何だ、何だ見たことがあるぞ。
    3ヶ月ぶりの再開である。元同僚のsugawさん。今年は腰の調子
    がイマイチで山もセーブ中とか。白雲岳を終え下山中であったが、
    次の山行を約して別れる。確り働けよ!
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    白雲岳、旭岳を右手に見ながら小泉岳に。なんと素晴らしい世界
    にいるのだろう。湧き上がる気持ちは感謝である。
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    小泉岳を越え緑岳方面。高根ヶ原からトムラウシ山。奥には
    十勝岳連峰。  
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    石狩連山の奥にはニペソツ。最高の眺望である。
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      小泉岳方面の稜線。多種の花が感動的だ。
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    北海岳を背に白雲岳分岐に向かう登山者。今夜は白雲避難小屋に
    夢をむすぶのであろうか。
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     もう一度トムラウシ山と十勝連峰。
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     白雲分岐にも多くの登山者。白雲岳に向かう登山者も見える。
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     ニセイカウシュッペ山。
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      武利岳、武華山方面。まだまだ多くの登山者がやってくる。
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    赤岳に戻ってきた。旭岳から北鎮岳への景観。
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     赤岳にはまだ多くの登山者が。
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     下山途中に見る景色も素晴らしい。これほどまでに人々に
     愛される山、心に記憶に刻みたい。
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    山の上は別世界であった。風が心地よく吹き、日差しも柔く
    雪渓も心に和み、花々はざわついた気持ちを洗い流してくれた。
    何度、訪れても新鮮さをお土産としてくれる。 
 
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