第10回JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会(11月19.20日・東京) | 極真会館 浜井派 石川県支部

2016年もはや終わりに近づこうとしています。

 

今年はブログをサボりまくりでしたが(すみませんあせる

 

この大会だけはちゃんとレポートして新年を迎えたいと思います。

 

ジュニアにとって最高峰の舞台、「空手甲子園JKJO全日本大会」

 

 

 

ジュニア戦士たちは1年間、この舞台を踏むために、

 

そしてこの舞台で勝つためにがんばってきました。

   

  

 

今年で10回目を迎える記念大会。やはりスケールの大きな大会です。

 

第2回大会より参戦し続けている我々にとっては9回目の挑戦。

 

初日(小5まで)は10名、二日目(小6~)は2名出場しました。

 

昨年3人優勝したこともあり、無意識のうちにプレッシャーを感じてしまい、

 

夜行バスでの移動では試合の事が頭から離れず、とうとう一睡もできませんでした。

                                                   

                                                    

試合の方は、例年以上に反則に厳しい傾向があり、

 

注意で涙をのむ選手もたくさんいました。

 

初日、小3女子・は第一試合から登場。結果は初戦敗退。

 

苦手なタイプの選手に最後まで突破口を見いだせず完敗でした。

 

小2男子・琥伯もここ最近の調子の悪さを引きづったまま初戦敗退。

 

初出場の小1女子・くる未も開始早々技有りを取られ、挽回できませんでした。

 

 

さらに昨年準優勝の小2男子・オースティンは2回戦で注意2の反則で無念の敗退。

 

   

同じく昨年3位の小2女子・愛粋も初戦は豪快に勝ちましたが、

 

2回戦、試合を優勢に進めながらも終了間際に上段で技有りを取られ敗退。

 

さすがは空手甲子園。簡単には勝たせてくれません。

    

 

しかし百万石杯繰り上げで初出場の小3男子・優之介

 

厳しいと思われてた初戦を勝ち、二回戦でチャンピオン相手に善戦。

 

敗れはしましたが今後につながる戦いぶりでした。

 

 

小4男子・龍羽も2回戦、延長戦までもつれ込む大接戦。

 

最後は旗が割れて惜敗でしたが、立派に戦い抜きました。

 

ここまで結果はついてきてませんが、大舞台独特の雰囲気に呑まれるわけでもなく、

 

みんな普段の力をしっかり出してくれました。結果は紙一重です。

 

 

オースティン、愛粋といった有力選手も敗れていく中で、

 

この嫌な雰囲気を打破してくれたのが、今大会の秘密兵器(笑)

 

幼年女子・妃吹(ひすい)です。

 

ものおじしない性格とリーチの長さを生かし、あれよあれよという間に決勝進出。

 

 

決勝戦、一進一退のまま延長戦に突入。

 

 

延長ではお互いに技有りを取り合い大激戦。

 

 

たまたま審判休憩のときだったので横で見ててハラハラしました。

 

 

延長4-0でまさかまさかの優勝。泣き虫ひすいが立派に戦ってくれました。

 

新チャンピオン誕生おめでとう!!

  

 

 

そしてディフェンディングチャンピオン小1男子・虎羽

 

この一年間無敗街道を突っ走ってきました。ここでコケるわけにはいきません。

 

しかし全日本には魔物がいました。

 

最大のピンチは二回戦、顔面殴打と金的蹴りで注意2を取られます。

 

必死で技有りを狙いにいく虎羽ですが、当たりが浅く取ってもらえません。

 

もうダメかと思われた終了間際に相手選手に注意1。

 

注意差1となり、なんとか判定で勝利しました。

 

あ~ヒヤヒヤした。こんな負け方だけはやめてよ。

 

 

その後は自分の動きをしっかり出し切って勝ち上がり、

 

決勝も技有り取って判定勝ち。見事全日本2連覇となりました。

 

 

プレッシャーのある中、がんばりました。虎羽、優勝おめでとう

 

 

初日最後はもう一人のディフェンディングチャンピオン小4女子・莉愛

 

試合前の彼女の言動を見てると、2連覇しか頭にありません。

 

重量級の中では一番小さい莉愛。初戦から厳しい戦いが待ってました。

 

体格面のビハインドを持ち前のガッツでカバーし、なんとか決勝へ。

 

しかし体力的にはもう限界の様子。息が整わないまま試合場へ。

  

 

迎えた決勝戦。気持ちを奮い立たせて臨みますが、

 

体がついていかず判定1-3惜敗。

 

なにがなんでも勝ちたかった莉愛は人目もはばからず号泣。

 

 

しかしハートの強さは本物でした。内容的には決して劣っていません。

 

踏ん張りきかず、尻もちついた印象の差でした。

 

この舞台で幼年から5年連続入賞・4年連続ファイナリストは立派の一言です。

 

気力だけで最後まであきらめず本当によく頑張りました。

  

 

また来年、王座返り咲きを狙おう

 

ということで初日が終了。

 

 

妃吹、虎羽優勝、莉愛準優勝と言う結果でした

 

(莉愛も優勝させてやりたかったしょぼん

 

お約束の肩車ニコ

 

   

 

二日目は小6女子軽量・茉緒と中学男子55未満・優一郎が出場。

 

ここらへんになるとみんな上級者ばかりでさらにレベルが違います。

 

実力者が勢揃いの中、2人とも持てる力を出し切ってくれました。

 

 

茉緒は初戦、2回戦を勝ってベスト8進出。

 

特に2回戦は稽古していた足技で見事1本勝ち。

 

準々決勝は実力の差で負けましたが、茉緒のこれまでの過程を見てきたら

 

ベスト8という成績は奇跡に近いものです。よくここまで駆け上がってくれました。

 

 

優一郎は最後のJKJO全日本ということで優勝するつもりで乗り込みましたが、

 

このクラス、とんでもない実力者ぞろいでした。

 

たまたまここで副審してて、あまりのレベルの高さにため息が出るとともに、

 

こんな見ごたえのある選手ばかりの階級を裁けたことがうれしかったです。

 

優一郎は初戦最悪の動きでしたがなんとか辛勝。

 

二回戦、一度も勝ったことないライバル&友に初勝利。

 

調子を上げてきましたが、上には上がいました。

 

準々決勝で今大会のチャンピオンに完敗。

 

さすがにボクシングとの二足わらじで勝てるほど甘くはありません。

 

悔しい結果となりましたが、茉緒とともに

 

今回より40人以上のクラスに新設されたベスト8賞を受賞となりました。

 

手ぶらで帰るのとは天と地ほどの差。トロフィGETおめでとう

 

とりあえず5年連続でチャンピオンが出て、ほっとしました。

 

(優勝)

 

幼児女子の部         飛田妃吹(ひだ ひすい)

 

小学1年男子の部      池田虎羽(いけだ とうば) 2連覇!!

 

(準優勝)

 

小学4年女子30kg以上の部 水上莉愛(みずかみ まりあ)

 

(ベスト8賞)

 

小学6年女子40kg未満の部 山瀬茉緒(やませ まお)

 

中学男子55kg未満の部   高 優一郎(たか ゆういちろう)