大山総裁語録
ちょっと前の雑誌で「格闘Kマガジン」という格闘技雑誌がありましたが、ちょうど大山総裁没後10年特別企画として総裁の特集をしているものがあったので、久しぶりに目を通してみました。
その中で、つのだじろう氏(※言わずと知れた空手バカ一代を描いた漫画家)の記事があり、総裁の思い出話が書かれていました。
そこにこのような事が書かれていました・・・。
大山総裁が云う
『闘う相手がどの程度強いかと云うのは、弱い奴には解らないんだよ。
相撲に例えて…〈ふんどしかつぎ〉がいたとして、仮にそいつが、格上の〈横綱・十両・三段目〉の3人と闘ったとする。
当然全員に負けるだろう。しかし彼にとっては、全員が「自分より強い」と理解できるだけで、どの人が横綱で、どれが十両・三段目かの区別はつかないんだ。
しかし横綱から見れば〈十両と三段目と新米の差〉は相撲を取らなくても一目で解る。』
総裁は「強さ」という点で、相撲を例にとって語られていますが、
簡単に言えば、「一流は二流、三流を知る」 という事だと思います。
やはり、ものの良し悪し、ものの真偽を見極めるには自分がそれだけのステージに立たなければ分からないということなのでしょう。
あらゆる面において自分を成長させ続け、ものの本質を見抜くことができる人間になることができるよう、これからも精進していきたいと思います。