■今週もゴールデンウィークのため祝日休館があります。
本日30日(火)〜2日(木)は各クラス通常通り行い、3日(金)〜6日(月)まで休館となります。
お間違えのないよう、よろしくお願いいたします。
■現在受付中の6.2支部内交流試合(組手)の申し込みですが締め切りは8日(水)となっておりますが、上記の通り休館の日も多いので申し込める日は本日を含めてあと5日間しかありません。
出場希望の方はお早めにお申し込みください。
先週土日に開催された国際親善大会。
入賞者などに関してはすでにお伝えした通りです。
勝った人や成績的に惜しかった人などはさらにやる気が起きる人も多いかもしれませんが、思うように良い成績が出ないと(出ない時期が長く続くと)やる気を無くしてしまう場合もあります。
そもそも空手をやる上でまず忘れてはいけないのが空手というのは
「大会で良い成績を出すためにやっているわけではない」
という事。
空手の稽古や大会までのプロセス、そして大会当日に経験した事、その全てが
「自分を向上させるための修行」
です。
その経験を自身の人生(生活)にしっかりと活かすという事が空手をやる目的です。
良い成績が出せても自分が向上していなければ意味はありませんし、たとえ初戦で敗退してしまってもそれまでの全てのプロセスが自分を向上させるものであれば素晴らしい事です。
人が赤ちゃんで産まれ、幼年期、小学生低学年、高学年、中学生、高校生、大学生、社会人と成長していくように、空手も
「選手としての成熟度」
というものがあります。
これは大会に出場した数で変わるものではありませんし、出場している大会のレベルでも、実年齢でもありません。
(まぁある程度は数やレベルなども関係しますが)
この「成熟度」というのは「考え方」です。
4歳児が欲しい物を我慢できずに泣いていても自然な事ですが、大人がそれをやったらあり得ないですよね。
また中学生で反抗期があるのも自然な事ですが、これも大人がいつまでも反抗期でしたら、これまた変な事です。
(たまにそんな人はいますが。笑)
空手の選手も全く同じで、年齢は関係なくしっかりとした考え方で大会に挑戦できるようになった人を大人だとしたら、まだ幼年の人、中高生の人など、色々な段階の人がいます。
今回の国際大会でも年齢が同じでもこの「成熟度」が全然違うなと思いました。
誰とは言いませんが今回中学3年生が多く出ていましたが、その中でも選手としての成熟度では、まだ幼年期位だなと感じる人もいれば中高生位まで成長してきたなと感じる人もいました。
これは本人はなかなか気が付かないので自覚しません。
子供の頃の行動は大人から見て
「なんでそんな事するのかな?」
という事もしますが、本人は普通の事をしていると思っています。
それに似ていて空手の選手としてまだまだ大人になる途中の段階のため考え方が全然身に付いていない時に、自分で「もう無理だ」とか「もういいや」と諦めてしまう人もいます。
指導者から見ればまだまだこれからすごく成長できるという事がわかっていても、本人にはわからない事もあります。
もったいないですよね。
強くなるために必要な条件の1つに
「素直である事」
というのが入りますが、素直な人は
「まだまだこれからだよ」
と伝えると
「そうなのか。まだまだこれからなんだ。」
と思ってくれるので、そのまま成長して行きます。
ただ反抗期の子供に何を言っても聞く耳を持たないというのと同じように、伝わらない人には伝わりません。
選手でやっている人は自分自身が空手の選手として今どれ位の成熟度なんだろう?と考えてみるとこの先どれ位成長できるのか想像しやすいかもしれませんね。
ぜひ考えてみてください。