コーチングBot開発記① | エグゼクティブ・コーチ 和気香子

エグゼクティブ・コーチ 和気香子

普段の思考パターンではどうしても出てこないことが、ふとした瞬間に閃くことがあります。
そんな状態を意図的に作り出して、色んな気づきを得てもらうことで将来の夢・ビジョンを明確にしたり、課題解決のためのヒントを見つけるお手伝いをするのが私のコーチングです。

自分の備忘録的にもコーチングBot開発日記的なものを時折書いていこうと思います。

 

東京電機大の松井加奈絵さんと一緒にコーチングBotの開発を初めて約1カ月。私がデータを提供し、松井さんがそれを実装する役割分担で、slackを活用してプロトタイプを作ってます。

 

私が提供するデータは2つのタイプがあります。

①辞書的なもの:ユーザーが「聞いてほしい」と入力したら「もちろんですよ、どうぞ」と応える等、予想入力ワードとそれに対する答えが対になったもの。私が作成しています。

②過去のブログやFacebookに投稿した記事、インタビューを受けた記事、他媒体に掲載された記事、講演の音声データ等の過去データ

これらのデータを元に形態素解析などをしたうえで、会話が自動生成できるようにしていきます。また、お気づきかもしれませんが、コーチングBotと呼んでますが、厳密には和気香子Botになります。私という特定のコーチのBotになります。私が使うコーチングの流れや、私の経験や価値観が反映されたもので、もし、他のコーチがコーチングBotを作ると別のものになるはずです。もちろん、コーチングのエッセンスは同じでしょうが。

 

松井さんの勤務先は都心からちょっと離れた場所にあるので、この一か月間は、主にslack出のやり取りでした。「こんなデータアップしました」、「ここまで実装しました」、「こんな機能追加しました」等々。少し進んだので、直接会って打合せをしました。

 

私は文系です。大学やビジネススクールでコンピュータ数学やインフォメーションシステムという必須クラスを取った際に、本当に本当に簡単なプログラムやロジックツリーを書いたりしたことがあるものの、全く忘れてます。また、試しにTech Campの学習体験会に参加してRubyという言語をちょっといじったりしましたが、「やっぱり、私には向いてないや~」と思いました。ほんの半角入れないだけで動かないとか、「どうでもいいやん!」って思ってしまうので(笑)

というくらい、コンピュータに関する知識はありません。だから、松井さんと開発の進め方について話し合いながら、理解を深めるのがとても大切だと考えてます。

 

この前の打合せで分かったのが、今作ろうとしているコーチングBotは”エキスパート・システム”を実装したBotであるということです。和気香子コーチというエキスパートが持つ専門性や経験を活用するものになる点で、ウェブ上にある情報を検索して答えを返すのとはちょっと違うみたいです。そして、エキスパート・システムをちゃんと研究したり開発している方はそんなに多くないみたいなので、それもお互いに面白いねと思っているところです。ちょっと労力がいることなので、すぐにマネタイズしたいようなスタートアップも参入しないでしょうし。

 

ってなことで、現時点でのコーチングBotはこんな感じです。

※画像内の質問の内容はコーチングbotの内容を伝えるためのサンプルです

 

 

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