イキイキとした毎日を送るためのサポートをする月香です。
私は色んなことに対して心配しがちです。
心配するってとっても簡単、得意です。
得意だけど、全く楽しくありません。
心配することなんて、あっと言う間にいくつも挙げられます。
・大切な人たちが事故にあったり病気になること
・職を失う可能性があること
・脳梗塞になること
・人から見限られること
・出来ないやつだと思われること
どれもね、コントロールできないことなんです。
「人から見限られること」、「出来ないやつだと思われること」なんて自分がやる気を出せばコントロール可能なんじゃないかと思ってました。
自分の努力不足の結果だと思っていたのですが、今日、目から鱗が落ちました。
「他人の評価をコントロールすることは出来ない」のです。
他人がどう思うかは、その人の心理状態や置かれている状況によって異なるので、自分が如何に努力をしようともコントロールできない、のです。
なるほど！
コントロールできないものに対しては心配せず、コントロールできるものに対して努力すれば、心配なんてほぼ解決してしまうのですが、そうは問屋が卸しません。
そんな簡単にいくならば、世の中ハッピーな人ばかりですね。
何故心配するかというと、心配することにベネフィットがあるからなんです。
予め心配しておかないと、本当に悪いことが起こった時に備えられない。
心配することで、将来の不確実性に対して準備ができ、コントロールできるという幻想によるもの。
これは、私が常に家族や大切な人が病気になるか／事故にあうかもしれない、と常に心配しているのと一緒です。
心配しとかないと、何か悪いことが本当に起こるかもしれないという予防措置。
別に予防措置でもなんでもないのですが、充分に心配しておけば、悪いことは起こらない、という考え方ですね。
心配することで運命をコントロールできるという幻想です。
ビル・ゲイツが「常に心配しろ！」と言ったそうですが（これは昔の上司から聞いたので、真実かどうか定かではありません。その上司は私に心配することを求めていたのです）、心配すれば常に最悪の事態を思いつき、それに対する対応策を準備できるということです。
その上司の下で働いた時にはあっという間に燃え尽きてしまいました。
長いこと心配すれば、解決できる。
”心配しないということは、問題に対して真剣に取り組んでいないことである”という考え方の裏返しですね。
これは、分かります。
楽しい気分でいると、「私、いい加減に生きているのかしら？」と疑問が湧いてきます。
大切な人達のことを心配しないということは、彼ら・彼女らに愛情を持っていないということである。自分勝手な人間で薄情な人間にならないためには、もっと心配しなくてはならない。
これらの考え方は、普通ならばおかしく感じられるかもしれません。
でも、どれも私にはよ～く、分かります。
一つ一つの心配ごとに対して、文章に書いて分析するか、もしくはより深い質問をして突っ込んでいけば冷静に分析でき、心配する必要がない、もしくは打つ手があることが分かる、つまり心配することに本当はベネフィットが無いことは分かると思います。
でも、言うは簡単、行うは難しなんです。
私はキリスト教信者ではないし、一神教というものを信じてませんが、以下の祈りは素敵だと思うので引用します。
ニーバーの祈り(Serenity Prayer)、
God grant me the serenity
to accept the things I cannot change;
courage to change the things I can;
and wisdom to know the difference.
Living one day at a time;
Enjoying one moment at a time;
Accepting hardships as the pathway to peace;
Taking, as He did, this sinful world
as it is, not as I would have it;
Trusting that He will make all things right
if I surrender to His Will;
That I may be reasonably happy in this life
and supremely happy with Him
Forever in the next.
Amen.
「神よ
変えることのできるものについて
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを
識別する知恵を与えたまえ。
いっときに、一日だけを生き
いっときに、一瞬だけを喜ぶ。
苦しみも平和へ続く道として受け入れ
イエスの如く、この罪深い世界をあるがままに理解して後悔せず
主の意志に身をゆだねれば、すべてをあるべき姿にしてくれると信じて
そして、現世では適度の幸福を
来世では、主と共に至高の幸福を感じることができるように。」
プロフィール
