変わりたい? 変わるべき? | エグゼクティブ・コーチ 和気香子

エグゼクティブ・コーチ 和気香子

普段の思考パターンではどうしても出てこないことが、ふとした瞬間に閃くことがあります。
そんな状態を意図的に作り出して、色んな気づきを得てもらうことで将来の夢・ビジョンを明確にしたり、課題解決のためのヒントを見つけるお手伝いをするのが私のコーチングです。

こんにちは。
イキイキとした毎日を送るためのサポートをする月香です。

日曜からベトナムに行って参ります。
今回は長くて、24日に発って、3日に戻ります。
その後続けてラオスに行くので、2週間強、日本を留守にしてしまいます。
ブログアップの頻度が減ってしまうかもしれません。

生きづらさを感じているあなたのために

私が師事する棚田克彦先生のビリーフチェンジ・セラピーは、刷り込まれたリミッティング・ビリーフ(思い込み、価値観)を解放することで人間は変われるという基本的な考え方を持っています。

人は変われるのです。
ビリーフチェンジ・セラピーもその一つの方法ですが、それ以外にも色々な経験をすることで変わっていきます。

それには、本人が「変わりたい!」という意思を持つことが重要です。
毎日が楽しくて充実していれば、変わる必要はないでしょう。
「変わりたい!」と思うのは、そうではないからです。

何だかはっきりした原因は分からないけれど、生きづらさを感じている。
親しい人との死別、離婚、病気、今回の震災など大きなショックを受ける出来事があった。
等々。

前者は内因的なものであり、後者は外因的なものですね。

そして、「今のままではいけない」と思うようになります。

私の場合は、内因的なものと外因的なものがミックスして「今のままではいけない」と感じたようです。

人が自分をどう評価しているかがとても気になり、好意的に見られている時は良いのですが、ちょっとネガティブなことを言われると、考え込んで内側に閉じこもりがちです。

恐らくそのせいなのですが、うつ病になりました。
しかも2回。
きっかけはどちらも同じだったので、「自分が変わらなければ、また同じことが起きる」という危機感を持ったのです。
これは内因的な方ですね。

外因的なものとしては、怪我と虫歯以外には医者に縁のなかった私が、手術をして入院したことです。
別に深刻な病気ではなかったのですが、それでも手術&入院は、「いつ健康が損なわれるか分からない。だからもっと自分の心に正直に生きなくてはいけない」と思いました。

それから、恋人との別れや、とっても厳しい恋人との付き合いによって、「独り立ちしなくては」と考えたことも外的要因だと思います。

他にも色々あると思うのですが、今思いついた大きな原因はこんなものです。
それらの原因に出会う度に辛かったり、苦しかったり、悲しかったり、しました。
「変わる」ことによって、対処しようとしたのでしょう。

幾つかの原因が時期をおいてあったため、徐々に徐々に変わったように思います。
その過程は、苦しいものでした。

自分が当然だと思っていたことを、そうではないと捉えるのですから。
人に甘えるのが当然だと思っていたのが、甘えないようにするのって、結構大変なんです。

2回目のうつ病の時には、ビリーフチェンジのセラピーを受けて、短期間で変わりました。
セラピーは心の奥底まで突っ込んでくるので、普段目を背けている部分に直面しなくてはならず、結構キツイものでした。
でも、終わった後はスッキリ心が軽くなり、短時間で大きな効果がありました。

「変わる」ことによって現状よりも良くなると思わないのであれば「変わろう」と思う必要はありません。
だって、徐々にだとしても、セラピーを受けて短時間で可能だとしても、苦痛を伴うからです。
苦痛を感じるからこそ、それだけのモノが得られるのでしょう。

変わることの苦痛 < 変わることで得られる日々の満足度

と想像できるのなら、変わる価値はあります。

変わった方がいいのか、現状維持がいいのか、それは千差万別です。
自然に自分が選ぶべき方向に向かうのだろうな、と私は感じています。
時が来たら、変わらざるを得なくなるのですが、その時が来ない人もいるんだろうなあ、と。

どちらが良いのかは本当にその人それぞれです。


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