2008.06. 2(月)| 仲山今日子アナのblog一覧≫

福田首相が「外交史上最大規模の国際会議」と締めくくった、アフリカ開発会議が無事終了しました。


 

確かに、40カ国もの首脳クラスが一堂に会するなんて、そんなにあることじゃありません。
基本的に会議場にはカメラマンしか入れなかったので、私はメディアセンターで、モニター越しに会議を見ていましたが、今ここで、この瞬間に、日本が意思決定していて、外交が、大きく言えば歴史が動いている、と感じ、とてもわくわくしました♪

 会議場      各国の記者が一堂に会するメディアセンター

2日目の夜には、ニュース930の中継で、アフリカの食糧問題についてお伝えしました。


 


食糧危機の救世主として期待されるネリカ米♪

 

私たちが普段感じている食料品の価格の高騰は、食糧の多くを輸入に頼っているアフリカの国々にとって、本当に深刻な問題です。会議の中でも、ガーナのクフォー大統領が「原油高と食糧高が、アフリカのささやかな改善を台無しにしている」と語り、「世界の市場を安定させることは可能なはず、豊かな国の人たちに、良心を持ってほしい」と訴えました。現在の原油高・食糧高などは、投機的な理由も大きいと言われていますが、そのしわ寄せがこのような形で発展途上の国々を圧迫し、その自立や成長を阻んでいる部分があるのだと実感しました。
今、この瞬間に世界が動いている、その現場に立ち会えること。この仕事をしていて良かった、と感じる瞬間です。


 


 

福田首相が閉会を宣言

 

こういう、世界を巻き込んだダイナミックなものも、もっと身近なことも、人が生きていると言うのは、動いていると言うこと。動いているものを、映像と言う動く手段を使って伝えるメディア。この場所にいられる有り難さを感じると同時に、もっと、「伝え上手」になりたいな、と感じた3日間でした。


 


ザンビアの記者と