コロナの影響で、様々なレストランがお取り寄せやテイクアウトをやっているので、私も時々利用させていただいています。

 

去年日本に本帰国したので、取材で日本国内を訪れることも多くなりました。

 

去年は、シンガポールの雑誌、タトラーの取材で、京都。同じく雑誌ソルトの取材で北陸、そして宮城。シンガポールの新聞、ビジネスタイムス(日経新聞のような経済紙です)の取材で鳥取、などなど。

 

 

コロナが深刻になる前にお邪魔したサンカラホテル&スパ屋久島は、鹿児島からフェリーで4時間という離島にありながらも、都心に負けないハイクオリティの美食が楽しめる場所として有名。

サンカラホテル&スパ屋久島については、フォーブス・ジャパンに執筆したこちらの記事をご覧ください。

 

食事もとても楽しませていただいたのですが、今、そんなサンカラの料理がお取り寄せで楽しめるのです。

 

料理を作るのは、屋久島だけではなく、NYやハワイ、神戸のホテルなどを統括するグループの総料理長、武井智春エグゼクティブシェフ。シェ・イノを経て、ミクニ丸の内の総料理長などのキャリアを通して、スローフードへの理解も深いシェフです。

 

離島というメリットも生かして、和牛は鹿児島の最高級和牛「なかやま和牛」を一頭買いし、全てを1から作り使い切るという、まさにスローフードを実践するスタイルが武井流。

 

10年前の開業時に、食材探しで島内を回っている際に出会った味噌作りの名人が作る味噌に惚れ込み、大豆と麦から自家製味噌を作ったりと、地元の文化の継承にも力を入れています。

 

そんなサンカラの名物の一つが、朝食。

ホテル内のキッチンで起こした天然酵母を使ったパンは、どれもとても美味しくて、毎日今日は何を食べようかと、楽しみだったもの。

 

 

そんなパンがおうちで楽しめるのが、ディナーパンセット。

私がお邪魔した際には、売り切れで買えなかった、屋久島ならではの名産のタンカンとパッションフルーツのジャムもセットでついてきました。

 

しっかりとした小麦の味が楽しめるバゲット、そして素朴で優しい味わいのリュスティック。どちらも、ジャムと一緒に朝食にというシチュエーションだけでなく、お料理を引き立ててくれるパン。

 

 

オニオングラタンスープも作ってみました。

 

そして、ジャムは人工的な香料を使っていないので、おうちごはんのソースにも大活躍。

 

 

 

 

そして、特製のハンバーグ、牛丼、カレー。誰もが大好きな味を、サンカラで普段使っている極上の食材と技でグレードアップしています。

 

「サンカラ極上カレー」は、なかやま黒牛のまろやかな口当たりを生かし、種子島の黒糖の丸み、前出の自家製麦味噌で奥行きとコクを出した味わいはとても優しく、お肉もとても良い部位を使っていて、噛むと脂がジュワッと出てくる贅沢な仕上がり。

 

 

ちょっとミルキーさも感じるやや甘めの味わいで、後からスパイスの辛味が追いかけてくるカレーです。

 

 

「究極の牛丼」は、宮崎にある自社牧場、「Kirishima Ranch」で32ヶ月肥育したという霧島和牛A5-9の肩ロースとリブロースを使っています。屋久島ならではの古参竹というタケノコ、地元の和田農園の新玉ねぎなど。さらに、ベースの出汁は京都「うね乃」の本枯節と利尻昆布。これまで自分で牛丼を作るときに、出汁を引いたりしたことがなかったのですが、このしっかりとした本枯節のスモーキーさが、上質な和牛ロースニクの甘みを引き立てます。調理例の写真には卵黄が乗っていたのですが、これはぜひ卵黄を乗せて食べるべき。すき焼きのようなイメージで楽しめるはず。

 

 

「情熱のハンバーグ」は、なかやま黒牛と霧島和牛、そしてふくどめ小牧場の「幸福豚」と「サドルバック」を牛6:豚4で合わせたもの。デミグラスももちろん牛すじから手作りです。

長谷川農産のこだわりのマッシュルームはバターソテーして香り高く、ふんわり滑らかな食感の中に、小さい角切りの肉の程よい食感、そしてナツメグの香りが楽しめるハンバーグです。旨味たっぷりなのに、しつこくないデミグラスも格別でした。

 

image

 

ドレッシングは、じっくり炒めた玉ねぎの甘みが生きた、懐かしい味わい。さっと焼いた豚肉のソテーなどのソースにしても美味しそうです。

 

今の時期嬉しい全国配送、詳しくは

sankara hotel&spa屋久島 で。