この4月にOne north からデンプシーに移転オープンした中国料理、Min Jiangにお邪魔してきました!

シンガポールの歴史的建造物で、緑の中に昔ながらの一軒家が佇むこのエリアは、オーチャードから車で15分程度のロケーションながら、落ち着いた雰囲気。

 

Steamed ‘Goldfish’ Prawn Dumpling

 

ランチタイム限定の点心は、この金魚の形の海老餃子、蝦餃(ハーガオ)。鶏のスープに卵白を加えた餡の上で泳いでいます。フェンネルとトビコがアクセントに。一皿$4.8と、手間がかかっているのにお手頃価格。

 

Deluxe Dim Sum Platter(2人前、$38)

こちらは、ディナーでも楽しめる点心セット。左から、ホタテと海老の水晶餃子、中にもち米と中国ソーセージ、干しエビを入れて、もち米の皮で包み、揚げたもの。中がおこわ、でも周りの香ばしさが楽しめて、個人的に気に入りました。そして、その横はスリランカ産の蟹やセロリ、人参、蕪やほうれん草などを入れて水晶餃子の皮で包み、エイの形にしたもの。青いものは、ベジタリアンの水晶餃子。トリュフオイル、緑豆春雨、人参、椎茸、セロリなどが入っています。

 

Braised Sea Treasure Soup in Pomegranate Egg White Parcel accompanied with Prawn Spring Roll($48)

 

上には海老と鶏肉の春巻、鶏の骨、もみじ、ポークリブを2時間煮出してから、さらに2時間煮詰めたという濃厚なスープは、ややポークリブが多めに感じました。オーストラリア産のアワビ、たけのこ、干し貝柱は上湯で煮てから、卵白と小麦粉を混ぜた生地をフライパンで焼いて作ったもので包み、トビコを載せてあります。

 

Turbot Fish served in Two Styles(時価)

 

 

通常中国料理で使われることの少ない大型のヒラメの仲間、Turbotを2通りの料理法で。一つはほうれん草の若芽や白いしめじと共に、生姜を効かせて炒めたもの。もうもう一つは、Turbotに片栗粉をまぶしてから、ニンニクやシャロット、アーモンド、干しエビやパン粉を揚げたものをまぶして、カラッと揚げたもの。カリカリの衣と好対照のふんわりとした肉質と、甘みが感じられます。カレーリーフと唐辛子、自家製チリソースで味付けを。少しシリアルプラウンを思わせる味でした。

 

Legendary Wood- fired Beijing Duck served with Homemade Crepes($118)

 


MIn Jiangといえば、の名物がこちら。りんごの木の薪で焼き上げた北京ダック。(1日前の予約が必要)。特徴は、しっかりと脂の乗ったアイルランド産のSilver Heel duck を使っていること。

まずは皮のみを、伝統に則り、砂糖をかけていただきます。

脂x甘みという、人が本能的に美味しいと思うコンビネーション。

 

皮と肉を一緒に切り、自家製の皮に包んで、同じく自家製の甘いソースと共にいただきます。

 

まだ鴨の骨の周りに付いている肉は、伝統的なレタス包みにしたり、このように青ネギと炒めたり、好みに応じた調理法で提供してもらえます。

 

Stir-Fried Three Treasure Vegetables with Crispy Golden Mushrooms($28)

 

 

ほうれん草の若芽、ナイバイ、小さな白菜を鶏の出汁で炒めた、野菜の3種盛り合わせ。上には、えのきを揚げたものが乗っていて、食感のアクセントになっています。

 

Stewed Noodles with Lobster($118/600g)

 

地元産のロブスターと、香港で雲呑麺に使うのと同じ種類の細い卵麺を上湯にオイスターソース、ダークソヤやシャロットオイル、鶏の出汁に絡めたもの。

 

程よい火入れで柔らかいロブスターと、ロブスターから出た甲殻類の旨味が混じり合ったスープが美味しかったです。

 

Chilled Peach Resin with Pear and Snow Lotus Seeds ($12)

デザートは、ゼラチン質の要素がたっぷりと詰まった、さっぱりとしたスープ。

スノーロータスシードはむっちりとしたゼラチン質、そして桃の木の樹脂は、キクラゲのような食感のものとゼリーのようなものと、2つの食感がありました。ほのかに桃のフルーティーさと木の香りがあります。飾りのパンジーは、すみれの味が強く、杏仁豆腐などアーモンド系の味のデザートに合わせても良さそう。

 

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■Min Jiang at Dempsy

営業時間:ランチ 11:30~14:30、ディナー 18:30~22:30、無休

住所:7A & 7B Dempsey Road, Singapore 249684

電話: +65 6774 0122

アクセス:MRTオーチャード駅からタクシーで15分ほど