Goodwood Park Hotel の中国料理のメインダイニング、Min Jiangでも、旧正月のメディアイベントが行われました。今年は特別に、移転を控えたOne North にある支店と合同のテイスティング、さらに持ち帰り専用アイテムも試食させていただきました。(料理の価格には税・サービス料がプラスされ、持ち帰りアイテムには税金のみがプラスされます)

 

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(こちらは、旧正月の時期限定の魚の形のプリン。ドリアン味、マンゴー・タピオカ・ポメロ味があります。こちらはドリアン。Duo of Prosperity Fish、10人前$118)

 

 

Prosperity ‘Fa Cai’ Yu Sheng (Min Jiang 、ラージサイズのみ、$168) 

 

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Min Jiang のChan Hwan Keeシェフが作ったのは、今年の干支が「イノシシ」ということで、シェフ自らが甘酢のソースを使って描いた豚と、縁起のいい数字である「8」匹の子豚の絵がポイントに。また、伝統的なものは、着色料で色をつけたピクルスが入っているところを、ソレルやマスタードリーフなどの洋風の野菜を使ってヘルシーに仕上げているのが特徴。魚はサーモンで、更に、細切りにして揚げたさつまいもや、自家製の豚肉のジャーキー、小さいアワビなどが入っています。ソースは酸味のあるプラムソース、カラマンシー、レモングラスにイチゴジャムというコンビネーションです。

 

もう一つの主役は、Min Jiang at One-NorthのGohシェフが考案した、Fruitful Abundance Yu Sheng with Whole Abalone in Raspberry and Sour Plum Sauce(スモールサイズ$118、ラージサイズ$168、写真はラージサイズ。)

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キウイ、黄桃、プラム、キウイ、金のインゴットをかたどった柚子といちごのゼリーなど、フルーツをたっぷり使い、自然な甘みを打ち出し、トビコや小さなアワビを入れてあります。こちらにも、西洋野菜がたっぷりと使われているのが特徴です。また、プラムソースに、ラズベリーを混ぜてフルーティーさをアップさせて。たっぷりの松の実、ピーナッツ、ゴマなど、たっぷりナッツを使い、どこかローカルフードの「中国風ロジャック」を思わせる味わいです。

 

 

続いては、持ち帰り専門のスープ。

Double-boiled Whole Chicken stuffed with Bird’s Nest and Duck Foie Gras Dumplings (Min Jiang at One-North、$308.15、6人前)

 

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スープのベースは、豚肉と鶏肉をしっかりと煮出した印象の、白く濃厚な味わいのスーペリアストック、その中には塩でマリネしてからツバメの巣を入れて蒸した若鳥と、大きな鴨のフォワグラが入ったワンタン、白菜が入っています。

 

また、今年は亥年ということで、豚肉の料理を取り揃えているそう。

持ち帰り専用の豚肉料理を二種類。

Prosperity Duo of Deep-fried Pork Knuckle and Slow-baked Honey Butter Ribs(Min Jiang、6人前、$147.65)

 

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ポークリブは、大豆のペーストやダークソヤソース、氷砂糖などで80分間ゆっくりと、中までしっかりと火を通してほろほろに、最後に表面にはちみつバターを塗ってから、ゆっくりと30分間オーブンで焼き上げたもの。甘辛いバーベキューソースのような味わいで、チリソースをつけていただきます。

 

ポークナックルは、一度蒸してしっかりゼラチン質に火を通してから、オーブンで焼いて表面を乾かし、更に油で揚げたもので、表面はフィリピンの豚の皮のスナック、チチャロンのようにカリカリで、中のねっちりとしたゼラチン質との対比が楽しい一品で、個人的にとても気に入りました。受け取りの時間に合わせて揚げてもらえるというサービスも嬉しいもの。こちらはキャベツとパイナップルの甘酢漬けを添えていただきます。

 

Braised Pork Belly with Pan-fried Lotus Root Pork Patties and Sea Treasures in Claypot (Min Jiang at One-North$298、持ち帰り(土鍋つき)$318.85 )

 

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そして、大勢の家族や親戚が集まった際に、大きな鍋を囲むというのは、シンガポールも同じ。土鍋で煮込んだ海鮮と豚の煮込みはそんなシチュエーションにぴったりのもの。スープを出す店もありますが、ここは煮込みで。オイスターソースを効かせた甘辛い広東風の仕上がりで、アワビや牡蠣、しいたけ、干し貝柱、豚バラ肉などをたっぷりの具材をとろりとしたソースと共にいただきます。

 

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白いご飯にも合いそうな一品です。

 

Fortune Delight Crispy ‘Heung Song’ Duck with Glutinous Rice(Min Jiang at One-North、6〜8人前$179.75 )

 

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鴨を醤油や中国酒、生姜などで甘辛く煮てから揚げてあります。 皮はカリカリに、そして身はほろほろに仕上げてあり、下のもち米は香りの良い中国ソーセージと椎茸で、伝統的な蓮の葉に包んだおこわのような味わいに仕上げてあります。

 

小菓子は、塩漬け卵黄入りのクッキーと、セモリナ粉を使う伝統的なクッキー、スジリークッキー、そして、ドラムの形を下、マーブルケーキにバタークリームを纏わせ、さらにシュガーコーティングをかけたケーキ。

 

また、この時期のニェンガオと呼ばれる、パームシュガーと米粉、もち米粉で作った餅菓子をアレンジしたデザートも。

 

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Trio of Nian Gao Desserts (Min Jiang at One-North) 

ドリアンのクリーム、薄く伸ばしたニェンガオの層を巻いてロールケーキのようにしたもの(下)。Goodwood Park Hotelはドリアンビュッフェで有名な店だけに、ドリアンの味もよく、この中で一番気に入りました。また、ライチや熟したバナナのような香りの果物、ジャックフルーツ入りのニェンガオに衣をつけて、天ぷらのような衣で揚げたもの(中)、そして、3種類の中で一番あっさりしたココナッツミルクが香る、ヤムイモのパンケーキに挟んだかぼちゃのニェンガオ(上)。

 

今回は、オーチャードのGoodwood Park Hotel内のMin Jiang、Min Jiang at One-Northと2店の料理を紹介しました。持ち帰りも、どちらか片方の店舗でしか扱っていませんので、ご注意ください。

 

これらのメニューが食べられるのは、1月18日〜2月19日まで。

詳しくは、公式ホームページをご参考くださいね。

 

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(左がGohシェフ、右がChanシェフ)

 

 

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Min Jiang
営業時間:ランチ11:00〜14:30、ディナー18:30〜22:30、無休
住所:Goodwood Park Hotel, 22 Scotts Road, Singapore 228221
TEL:+65 6730 1704
アクセス:MRTオーチャード駅から徒歩14分ほど


Min Jiang at One-North
営業時間:ランチ11:30〜14:30、ディナー18:30〜22:30、無休
住所: No. 5 Rochester Park, Singapore 139216
TEL:+65 6774 0122
アクセス:MRTブオナビスタ駅から徒歩9分ほど