シンガポールで長年親しまれているインド料理、Rang Mahal。ワインのコレクションでも知られるお店ですが、最近、ややカジュアルに、大勢でシェアできる料理というコンセプトの下、様々な料理のプレゼンテーションを取り入れたインド料理を提供しています。

 

 

この日は不在でしたが、インドの政治家をはじめ、数々のセレブのために料理を作って来たという、Milind Sovani シェフが インド料理のアーユルヴェーダのコンセプトの下、甘み、酸味、塩気、苦味、辛味、収斂性の6つの味わいのバランスを取って作り上げたメニューなのだとか。

 

ROOMALI MASALA PAPAD ($15)

 

 

ボリューム感に驚くのが、このパパドゥ。生地自体を揚げずに、ヘルシーに仕上げたのだとか。上にはトマトと玉ねぎ、チーズ、コリアンダーの葉が乗っていた、ライムでさっぱりと仕上げてあります。カリカリとした皮を、みんなでワイワイ砕いて食べるのに良さそうです。黄色い麺のようなものは、レンズ豆のピュレを揚げて作ったもの。フェネグリークの葉、カスリメティやビネグレットリーフなど、インドのハーブをたっぷり使って。

 

 

カスリメティをいただいてみました。セロリと緑茶をあわせて旨味をプラスしたような味わいです。

 

 

BOMBAY PANI POORI ($25、6グラスと10個のパフの値段)

 

セモリナ粉で作ったパフ生地に、ジャジーラウォーターと呼ばれる、タマリンドとミント、コリアンダーのジュース、本来はジャガイモを使うそうですが、ヘルシーな緑の発芽レンズ豆のサラダを中に入れていただきます。

 

TANDOORI DUET OF WHITE & GREEN ASPARAGUS ($35)

 

チーズ、ヨーグルト、ガラムマサラのソースをかけて、タンドール釜で焼き上げた、オーストラリア産のグリーンアスパラガスと、アメリカ産の白アスパラガス。

 

TANDOORI FONDUE - AN ENSEMBLE OF KEBABS ($58)

 

タンドリチキンは、バジル、クリーム、ヨーグルトなどの味付けをしたチキンとガーリックナンに、モッツァレラ、チェダー、ブルーチーズなどの5種類のチーズを合わせたトマトソースをつけて、インド風チーズフォンデュのような形でいただきます。

 

DHUWANDAAR LAMB CHOPS ($42)

 

子羊は、西洋料理のようにりんごの木のスモークの煙と共に登場します。

 

BUTTER CHICKEN BAO ($42)

 

中華系の多いシンガポールということで、こんなアレンジも。トマトのナンの間に、バターチキンを挟んで、点心風に蒸籠に入れて提供します。

 

 

SUBZ MOILEE ($36)

 

こちらは、ベジタリアンのカレー。マスタードシード、カレーリーフ、ココナッツミルクなどで作ったケララ風のカレーです。

具はミニトマトやパプリカなど。

 

PARSI KHEEMA PER EEDA, MASKA BAO ($55)

 

ムンバイ特産の子羊のひき肉のカレーに、卵をのせ、揚げパンを添えて。

 

 

GULAB JAMUN FLAMBE ($25)

 

デザートは、揚げたドーナッツにバラとサフランのシロップがけ。通常はシロップに浸かったものをそのままいただきますが、ウィスキーでフランベしたもの。

 

 

LYCHEE KULFI ($20)

 

自家製ライチのクルフィ。ミルクを煮詰めて作るクルフィは、アイスクリームよりも脂肪分が控えめでヘルシーなのだとか。

 

プレゼンテーションなどに西洋料理の考えを取り入れて工夫を凝らした、一味違うインド料理です。

 

 

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■Rang Mahal(ラン・マハール)
営業時間:ランチ 12:00~14:30、ディナー 18:30~22:30 (無休)
住所: 7 Raffles Boulevard, Level 3, Pan Pacific Singapore, 039595
電話: +65 6333 1788
アクセス:MRTプロムナード駅から徒歩7分