シンガポール独自の旧正月の風習が、魚生と呼ばれるお正月料理。縁起物でもあり、これを食べないと正月が来た気がしない、と、人が集まるたびに食べています。シンガポール人の友人はお正月シーズンに平均8〜10回!も食べるのだとか。

 

Shun De Yu Sheng 

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刺身を使ったサラダのような一皿ですが、お店ごとに味付けや具材は違いますが、伝統的にはタチウオが使われていました。小骨が多く、外すのに手間がかかることから、最近ではサーモンで提供しているお店が多いようです。

 

 

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シンガポールのナショナルギャラリーにある中国料理、宴(Yan)では、サーモンと、それと比べるとやや硬めの食感が楽しめると言う理由でハマチを使用。

 

 

また、揚げたての春雨をたっぷり使っているのも特徴です。野菜は3色のパプリカです。

 

 

 

Signature crispy roast suckling pig(半身$124、一匹$248 )

名物の子豚の丸焼き。中国の雲南省産の子豚を使っっているそうです。表現を乾燥させてからマリネして、タレをかけ、ローストしてさらにタレをかけることで、このカリッとした食感を生み出しているのだとか。3種類の食べ方でいただきます。

 

 

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まずは、北京ダックと同じように、皮の部分だけを、自家製のパンケーキ、プラムソース、そして生のネギと共に。

 

 

続いて、肩の部分は、肉の柔らかさと皮のクリスピーさの対比を楽しみます。

 

 

 

Double-boiled Chicken Soup with Sea Whelk

 

スープは、シーウェルクという貝の仲間が入ったもの。丸鶏と脂身のない部分の豚肉、そしてシーウェルクでとった出汁。コラーゲンたっぷりの鶏の足や金華ハムなども使い、8時間煮込んでいて、ダブルボイルドならではの、クリアでありながら旨味のあるスープになっています。

 

 

Lobster fillet with egg white 

プリプリした食感のロブスターを軽く炒めてから、あわ立てた卵白を中火で炒めたものと混ぜ合わせて仕上げます。ほんのりと香ばしいWokの香りがあります。

ふわふわの食感に、トビコが小気味よいアクセント。

 

 

Braised Deluxe Seafood Platter(1人前$38、4人前からのオーダー)

 

9種類の海鮮の煮込みはアワビ、なまこ、乾燥牡蠣、魚の口、グルッパの身、生のエビと生のホタテ、干しホタテ、髪菜と呼ばれる海藻の一種。それぞれの食材は、例えばオーストラリア産の生のアワビは金華ハムや丸鶏、鶏の足を使ったスープで10時間煮込んであり、乾燥ナマコは生姜とネギと共に2時間、韓国産の干し牡蠣は蒸してから生姜とネギと共に2時間蒸し煮に、というふうに、別々に調理されています。 

中国醤油の甘い味わいが染み込んだ煮込みは、海の様々な旨味が味わえて贅沢なのと同時に、とてもほっこりとする味わい。

 

 

 

そして、肉のメインディッシュは子豚の丸焼きのヒレ肉の部分。バーベキューソースに漬け込んでから、レモングラスの上に置いて280度で15分間焼き上げたという一皿。レモングラスの香りが心地よいです。

 

 

 

 Chilled Peach Resin with Diced Honey Dew

デザートは、桃の木の幹から出る樹液が固まったものを、シロップで煮込んだ、冷たいデザート。角切りにしたメロンと、白キクラゲ、バジルシードと共に。

 

 

Pan-fried Nian Gao 

そして、旧正月の風物詩、自家製の「年糕」 ココナッツシュガーと餅米粉を水と混ぜて蒸しあげ、最後にフライパンで焼き上げ、細かくしたココナッツのフレークをまぶしたもの。ココナッツシュガーの優しい甘み、できたての柔らかい食感が楽しめます。 

特別なメニューは2月1日〜3月1日までの期間限定です。

 

 

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■宴(Yan)
営業時間:ランチ 11:30〜14:30、ディナー 18:00~22:30(無休)
住所:#05-02 National Gallery Singapore 1 St Andrew's Road, Singapore 178957
TEL:+65 6384 5585
URL: http://www.yan.com.sg/