マリーナベイサンズのインド料理レストラン、Punjab Grill でも、10月18日の1日限定で、インドのお正月で、光の祭典でもある、ディーパバリ(Deepavali, Diwaliとも言う)の特別メニューが提供されるということで、お邪魔してきました。

 

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こちらも、ベジタリアン・ノンベジタリアンのメニュー(各S99)があり、私はノンベジタリアンのメニューをいただきました。

 

 

アミューズとして、Potato tikki。

 

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ポテトのインド風コロッケです。揚げた芋餅のような感じで、中にとてももっちりとしたジャガイモが入っていて、好きな食感でした。上にはロメスコソースと豆苗。

 

そして、ミルクにカルダモンやナツメグなどのスパイス、アーモンド、サフラン、乾燥したバラの花びらなどを入れたThandaiというドリンク。

 

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胡椒のような刺激もあり、茶葉なしのチャイのような印象でした。

 

前菜は手前から、

 

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鶏の骨なしのもも肉をタンドーリオーブンで焼き上げ、竹炭の粉と乳鉢を使って手で細かくしたスパイスで作ったソースを絡めたもの。

 

鹿ひき肉はクミンなどのスパイスを混ぜてからシシカバブにし、イタリアのGalbaniのバッファローチーズと、プルーンとベリーの酸味と唐辛子の効いたチャツネを添えて。

 

ロブスターを細かくひき肉状にして団子を作り、中にチーズを入れて、ケバブと同じようにタンドーリオーブンで焼き上げたもの。ココナッツと生姜のチャツネをかけて。

 

ソルベは日替わりですが、この日は少し塩味の効いた青マンゴーのソルベ。

 

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メインは、

 

ムンバイ出身のJavedシェフ。地元の家庭料理で、街中でもストリートフードとして売っているという、Keema kaleji pao。

 

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キーマカレーをオリジナルのパンに挟んだもので、カレーもパンも、Javedシェフの祖母のレシピとか。ただ、本来はラムを使うところを、鶏のレバーを代わりに使っているのだとか。辛さ控えめのキーマカレーにしっとりとした、蒸しパンのようなやや甘めのパンを使った優しい味。

 

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左手にあるのは、Chicken Nihariという、鶏ひき肉で作った団子を骨につけてターメリックなどのソースで煮たもの。骨つき肉だとなかなか切るのが大変ですが、食べやすく仕立ててあります。生姜のきいたカルダモンの入ったソースで。

 

 

その奥が、Bhuna Vegetable

ガーリックで炒めたアスパラガス、インゲン、人参、カリカリのそら豆のフライ。

 

カシミール地方に自生する黒いクミン、ロイヤルクミン(ブラッククミン、ニオイクロタネソウ)とロマネスコ、カリフラワーのピラフは、シナモンとロイヤルクミンの香りが効いています。

 

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さらに追加で出来立てを盛り付けていただいたのが、タンドーリ窯で焼いた鴨のコルマ。カシューナッツをたっぷり使った、肉汁の旨味が感じられるカレーです。

 

奥はパンジャブ風ダール豆のカレー。「punjab」と名前を冠している通り、クリーミーなインド北部風のダール豆のカレー、重すぎないようにトマトの酸味がしっかりと効いています。

 

ナンと、この時期ならではのプーリが提供されます。皿の手前は、唐辛子を使った小型のナンです。

 

 

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デザートは、

 

この時期インド人家庭の間では、お歳暮のようにこの時期に送り合うのが、ミタイと呼ばれるスイーツ。こちらは、一口大で。

 

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デザートは、ナッツたっぷりのライスプティングと、下にバタークッキーのクランブルを敷いたコーヒーのクルフィ。

 

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最後は、消化を助ける、少しパセリのような苦味と緑の味があるベタルリーフとミルクの甘いドリンクをいただきました。

 

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また、現在このMithaiを店頭やオンラインでも買うことができます。

24個入りが$79、引き出しのような2段ケースに入った25個入りで、スパイスで味付けしたドライナッツ(それほど辛くありません)とのセットになったものが、$120。

アルフォンソマンゴーとホワイトチョコレート、ダージリン産の緑茶とピスタチオ、砂糖不使用のデーツと干しイチジク、ブルーベリー、マカデミアナッツとサフランのロールにバラの香りをつけたものの、5つの味です。手作りなので、長期保存の場合は冷蔵庫へ。冷蔵庫に入れた場合、日持ちは7日程度と言う事です。

 

 

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Punjub Grillの特徴は、すべての食材がハラールであること。Javedシェフは、最近ムスリムの旅行客が増えているという南アフリカでハラールの管理の仕方について指導に行ったということです。レストラン自体は、カクテルなどのアルコールも扱っているのでハラール認証は受けられないそうですが、ムスリムのゲストも多く訪れるのだとか。また、通常はインド料理では使わない鹿肉や鴨肉、ロブスターを使っているのも、他では見られないもの。

 

 

インドのお正月を楽しみに、ぜひ訪れてみてくださいね!

 

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Punjab Grill
営業時間:ランチ11:30〜15:30、ディナー18:30〜23:00、日曜休
住所:B1-01A, The Shoppes at Marina Bay Sands,
South Podium, 2 Bayfront Avenue. Singapore 018972
TEL:+65 6688 7395
URL: http://www.punjabgrill.com.sg/
アクセス:MRTベイフロント駅直結