お友達のFaithが働いている、郊外の一軒家レストラン、タマリンド・ヒル(Tamarind Hill)へ。Faithとは彼女がFullerton Hotelで働いていた頃に知り合ったのですが、ダイビング好きという共通点もあり、仲良くしています。長期で彼女が海外に行っていたこともあり、久しぶりに会えました!

 

 

MRT Labrador Park駅から徒歩10分ほど、緑豊かな坂を登ったところにある、1920年代に建てられたコロニアルな建物。

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本当に静かで隠れ家のような雰囲気は、ラグジュアリーリゾートで知られるアマンリゾートのオーナーも度々訪れるという、くつろげる空間。歩いていると、パンダンリーフの香り、ジャスミンのような南国の花の香りが漂い、自然の中にいることを実感する場所です。

 


 

マレーシアにも同名のレストランなど4店を経営しているほか、クアラルンプールやティオマン島でリゾートを経営しているというだけあって、広々としたソファなど、くつろげる雰囲気の演出はさすが。

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こちらはウェイティングとしても使えるバーコーナー。

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クラッシックな燭台や、タッセルがマレーシア風のシャンデリアが素敵。

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大人のための空間のため、14歳以下のお子様は入ることができませんのでご注意を。

 

 

イタリア人で、マレーシア育ちのオーナー、Federicoさんがタイを中心に世界で買い集めたアンティークがそこここに置いてあります。

 

 

 

バーでは、ジンにパンダンリーフや生姜、パッションフルーツなどを漬け込んだオリジナルのジンソーダが頂けます。

 

 

私はすぐ外の庭で取ってきたという、パンダンリーフのものをいただきました。すっきりと飲みやすく、食事とのペアリングもできそうな味。

 

 

40種類以上もあるメニューから、Faithのお勧めを。

ちなみに、2週間前には、Pasar Bella(パサ・ベラ)に、Tamarind Kitchenというカジュアルスタイルのレストランもオープンしたのだそう。

 

 

パパイヤサラダは、なんと外に生えているパパイヤの木から取ってきたものを使っている というだけあって、とってもフレッシュ。全てのものを、1から手作りで作るのがモットーという、北部タイ出身のWanthana Nikonsaenシェフの手によるもの。塩分控えめでやや甘めの味付けは、北部ならではなのだとか。豆腐や卵、肉などがセットになって、S$8〜で、こちらはクラッシュピーナッツをかけたシンプルなタイプ。

 

 

フルーツで漬け込んだような印象の柔らかい牛肉のグリル(S$12)にも、パパイヤサラダが。

 

 

海老のトムヤンクン(S$10)。エビやエリンギ、シメジなど。スープ自体はマイルドな酸味と程よいココナッツミルク。本格的な味でおいしかったです。

 

 

鳥ひき肉の甘辛炒め(S$8)。タイ料理定番の甘辛味にハーブが効いていて、ご飯が進む味です。

 

 

スパイスの国、タイならではのスパイス使いの妙を感じたのが、私が今回一番気に入った牛肉のマッサマンカレー(S$13)!元々タイ南部のカレーなのだそうですが、シナモンやクローブなど、甘い香りのスパイスが多く使われていて、これがほろほろに煮込まれた牛肉と絶妙の相性。奥にはナッツのコクが感じられます。ジャスミンライスと合わせていただくと、止まりません。

 

実は10人以上いるキッチンスタッフは1人を除いて全員がタイ人。それぞれが郷土の自慢の味を作っては、スタッフ同士でテイスティングして、美味しいとメニューに載ることになるのだとか。

 

 

上に卵焼きが乗ったパッタイ(S$14)は、モチモチとした麺が魅力的でした。

 

そして、デザートは特別に、一口サイズの盛り合わせをアレンジしてもらいました。右下から、マンゴースティッキーライスと、タロイモのケーキ、ココナッツミルクのアイスクリーム、ジャックフルーツのカスタードケーキ、もち米とココナッツクリームのデザート。小さな器は、全てスタッフが外からパンダンリーフを摘んできて作ったものなのだとか。こういった細かいところにも、心配りを感じます。

特に、ココナッツミルクのアイスクリームは絶品。ウォーターチェスナッツと呼ばれるクワイの仲間をゼリーで包んだものとマンゴーが添えられていて、さっぱりとした味わいの中にも程よいアクセントがありました。


お互いの近況から積もる話にだいぶ長居してしまいましたが、スタッフの皆さんも穏やかで、ゆっくりのんびりと楽しめる雰囲気。


夜は別メニューになりますが、昼間はとても気軽に利用出来て、話の尽きない友達との集まりにもぴったりです。

 

美しいロケーションと美味しいタイ料理も相まって、プロポーズや結婚式に使われることもある、というのにも納得。この日も平日でしたが、夜はウェディングが入っているということで、テラス席で準備が始まっていました。

 

12月の中旬には、コロニアルなホテル、 Villa Samadhiもオープンする予定とか。街中からのアクセスもよく、忙しくてなかなかシンガポールを離れられないけれど、ステイケーションをしたい、という方には、本当にぴったりのロケーション。

ぜひ、訪れてみてくださいね!

 

 

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■Tamarind Hill Singapore

営業時間:ランチ 12:00~15:00、ディナー 18:30〜23:00、無休
住所:30, Labrador Villa Road, Singapore
電話:+65 6278 6364
アクセス:MRT Labrador Park駅から徒歩7分程度