リゾートワールドセントーサのショーケースレストラン、Art at Curate に行ってきました!
ノルウェーのレストランで、今年ミシュラン三ツ星に輝いた、Maeemo のEsben Holmboe Bang シェフのお料理が楽しめます!

ウェブサイトのプロフィールの写真が結構気難しそうな印象で、北欧らしいもの静かな感じかと思ったら、スーシェフと共に、「今日は楽しみにしてくれてた?でも、僕たちはもっと楽しみにしてたんだよ〜」と、超ノリノリで迎えてくれて、嬉しい驚き。

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写真をお願いしたら、「ちゃんと強そうに撮れてる?」なんて冗談言いながら一緒に確認してくれたり。何だか三ツ星に今年上がったシェフならではの勢いを感じます。

お料理は、シャンパン、ワインとのペアリングのセット。ロゼのルイナールに合わせたのは、牡蠣のムースに海水のような味わいののゼリーを乗せ、クリーミーなソースにディルの香りが漂う一品。
牡蠣のムースは旨みたっぷり、ヨーロッパの牡蠣ならではの塩気の強さもあり、クリーンな一皿ながら、パンチが強い印象。

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続いてのオーストラリア産のキングクラブを使った一皿。これが素晴らしかったです!
本来ノルウェーでは地元のものを使うのだそうですが、シンガポールということでオーストラリアのものを。生のキングクラブを毎朝蒸して身を取り出し、麹と昆布のソースを敷いたパンケーキの上に載せ、セイボリーの葉をあしらったものですが、温かいパンケーキのふわふわの食感、冷たいカニの身との温度と食感のコントラスト、そしてこの昆布の濃厚な海の旨みが個人的にはドンピシャにはまりました。セイボリーの甘い香りも、全体を引き立てていました。

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一口で、手でつまんで食べるので、凍る寸前まで冷やされたおしぼりも出されました。

続いては、生きている貝!ソースをかけると動きます。スモークの香りのピュレに、ホワイトカラントとヒースの甘酸っぱいソース、レモンバーベナの葉のコンビネーション。貝は全く臭みがありません。これが、酸のバランスといい、バニラ香のある白ワインとぴったり合いました。

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写真はありませんが、パンも、程よく中がしっとりとしたモチモチの全粒粉パン、バターは有塩のボルディエのようでした。

続いては炭焼きにしたホタテ。ごくごく薄くスライスされた繊細な食感の根セロリとりんごに、炭の粉をまぶしてあり、下にはホタテが。焦がしバターのソース。こちらも先ほどの白ワインとベストマッチ。


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何よりも印象的だったのが、シグネチャーのラングスティーヌ。松の葉と松ぼっくり、その上にラングスティーヌが隠れています。

まるで、海藻の中にいるラングスティーヌを、陸上の植物の上で再発見したような一皿。

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合わせたのはソーヴィニョンブラン。この草原を思わせる緑の香りが松の葉の森の香りと合います! 松の葉の香りが懐かし過ぎて、ずーっと鼻を近づけていて、変な人だったかも。

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表面にはごく薄くトウヒと菜種のパウダーが

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手で持つと。。自然に割れてくるほど、こんなに柔らかい!!そして、甘い!!!
海老の頭に近い所のクリーミーなところも絶品、温度、食感、甘み。。人生で一番美味しいラングスティーヌかも。。と思いました。

メインディッシュはSkateと呼ばれる、ガンギエイ。
極薄にスライスされたホワイトアスパラガスが、シャキシャキしていて、スイートコーンのように甘い!なんと、発酵させているのだとか。その下にはあっさりとしたエイの身、そしてたっぷりのキャビアのクリームソースが、魚のコクと旨みを表現しているようでした。

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チョイスのもう一つ、肉は鴨。スパイシーな香りのシャトーヌフデパフと合わせて。トリュフとシナモンのいい香りが広がります。アクセントにタイムを散らした削りトリュフ、ソースは自然な鴨の出汁そのまま。
表面を砂糖でカリカリに焼いた鴨は、脂も香り高く、程よい食感で楽しめました。

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プレデザートはブルーチーズ。ふわふわのブルーチーズの氷の中から、トランペット茸のピュレが出てきます。チーズ好きの私としてはとても嬉しい一皿。先ほどの赤ワインと一緒に、美味しく頂きました。

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デザートはバターミルクの味のアイスクリーム、そして下は、とても繊細なクランブル。塊になっておらず、砂のようなサイズ感のものを円形に仕上げているので、アイスクリームとのデリケートな対比が楽しめます。ヘーゼルナッツのナッツの旨みと、ちょっと焦がしたような味の糖蜜との組み合わせが絶品でした。

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最後はカプチーノで締めくくり。

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お土産も頂いて、とっても素敵な体験となりました!

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公式ウェブサイト

http://www.rwsentosa.com/Homepage/Restaurants/CelebrityChefs/CURATE