きょうはEpicurean Market 2日目に参加、NYのダニエルは、ずーっと昔にNYに食い倒れ旅行に行った時に、かなり早くから予約しようと頑張ったのに、どうしても予約が取れず残念な思いをしたお店。こうして面と向かってDaniel Boulud さん本人と会えるなんて。
db bistro の、フォアグラと牛肉のスライダー、トリュフ乗せ。フォアグラの入ったdbバーガーも美味しいけれど、このビストロ鉄板の赤ワインソースで煮込んだ牛肉とフォアグラ、そしてウィンタートリュフをシンプルに味わえるこちらはかなりお勧め。
なかなかシンガポールを離れるのが難しいけれど、オーストラリアのテツヤズも、是非お邪魔したいお店のひとつ。
8/29放送のFM96.3 Smile Wave 「仲山今日子の今日のベストレストラン」 にも少し登場していただきます!
写真は、中国のYellow wine で煮た海老と鶏肉。枝豆やキノコが入っています。どこか酔っ払い海老のような味わいでした。
同じ系列の
Golden Peacock は、モダンにアレンジしたインド料理。
ケララ出身のJustin Paul さんが指揮を取っていました。新しい解釈のインド料理は、マカオのミシュランでも1ツ星に輝いたそうです。
以前も取材でお世話になったCUTのJoshua シェフと。今はCUTとSpago、両方の統括を任されていて、以前ほどキッチンに立つことができなくなったのが残念だけれど、新しいチャレンジに充実感を見出している、ということでした。CUTもSpagoも、アメリカのお店のメニューが半分くらいあるそうですが、カヤトーストをアレンジしたメニューなど、新しいメニューはチームと一緒に考えたりしているそうです。
Punjab Grill の Javed シェフも!
北インドにあるパンジャブらしい、濃厚な黒レンズ豆の煮込み、大好きなカルダモンの効いたチキンビリヤニ、そしてバターチキンカレーの入ったタルトとコーン、という、シグネチャーを詰め込んだプレート。乳製品を多めに使うのが北インド料理の特徴で、どれも辛すぎずマイルドな味わい。味が混ざらず、カレーなのでこぼれないように仕切られているのも、食べやすくて良かったです。
栃木の澤姫の井上さん。2年ぶり?にお会いしました。
シンガポールに来たことで着想を得たお酒を試飲させていただきました。
Gold という縁起の良い名前通り、金色のお酒。樽で熟成しているわけでも、ぶどうを混ぜているわけでもなく、実は磨きを15%だけにし、米麹を通常の4倍も使って醸したお酒。おりが出るので、それを冷蔵室で5ヶ月以上も寝かせて自然に沈殿させ、フィルターをかけて取り除いたのだそう。
味わいは、しっかりした酸味がありつつも、コクと旨味があるので、よくバランスが取れています。
「チリクラブやラクサに合わせられる味を目指しました」という井上さん。
確かに、味わいはどこか紹興酒のような濃厚さがありつつも、後味がすっきりとしているので、そこは日本酒。
杜氏でもある、井上さんのこだわりの部分でもあるそうです。
海外の食に合わせた日本酒、これからも挑戦していかれるそうです!
続いて、熊本の焼酎、繊月。100年以上の歴史のある酒蔵で、目玉は写真の原田さんが左手で持っている10年オーク樽で熟成した無言と、50年近く熟成している、甕熟成の大古酒。この甕は今もう作れる所がなく、一時800個あったものが、今は40個ほどになってしまっているとか。
黒麹を使った濃厚な味わいは、年月を経て、旨味と丸みのある味に変化していました。
大古酒以外は同じ白麹を使っているそうですが、原料の違いでこんなに味わいが異なってくるのかと驚きます。
お酒関連では、ラズベリーを漬けることでほのかなピンク色をつけたジンや、イギリスやシンガポールのクラフトビールが飲めるお店も。
これでもまだ全部回りきれていないほど充実の内容、エピキュリアンマーケットはあす14日夜9時までです!