シンガポールでは、様々な芸術に気軽に触れる事が出来ますが、特に劇場系の充実度が高いです。
そんな事で先日、オペラに行って来ました~


演目は…

茶花女


一瞬「お茶を汲む女性」の画像が頭に浮かびましたが


ヴェルディの名作 椿姫 です

パンフレットの写真が艶かしい感じ。
シンガポールのオペラを見るのは初めてなので、わくわくしながら劇場に向かいます。

こちらでは、大抵の公演が夜8時から始まるので、平日お仕事帰りに観劇も感激もできちゃうという、非常にスバラシイ仕組みになっています。

昔、演劇部だった関係で、仕事を始めてからも、ちょくちょくお芝居を見に行っていたのですが、大抵が7時開演 最初の30分は諦めるのが常でした

さて、そんなこんなで幕が開くと、
まずは見た目に度肝を抜かれます。

つ、椿姫…真っ赤なエクステつけてる…
雰囲気としてはかなりな原宿系

クラッシックなオペラしか見た事がなかったので、何よりも、見た目に目を奪われ 歌が耳に入って来ない

パーティーのシーンでケーキが運ばれて来ると
主人公の椿姫=ヴィオレッタの写真を撮るカメラマンが登場

しかも カメラがニコンかどこかの一眼レフ 続いて他の出演者がスマホで参戦

カルチャーギャップについて行けません

この他にも ヴィオレッタが恋人のアルフレッドに手紙を書くシーンは 
スマホでメール に変更

う~~ん スマホ浸透率が日本より高いかも?というシンガポールではありますが

もともと手紙世代の私は 微妙な違和感

とはいえ

斬新な演出に戸惑いを感じながらも

ヴィオレッタが亡くなるシーンではやっぱり感動しました

昔読んだ小説では確か一人で亡くなるんだった気がしたけど そこはオペラ
エンディングへの劇的な流れの作り方はさすがだな~

と思ったりして。

次回は蜷川幸雄さんの「ムサシ」を見に行く予定です
蜷川さんの作品は、10年以上前にグローブ座のシェークスピアを見て以来

更に主演が藤原竜也さん。「身毒丸」で注目されながらも、硬派に舞台中心の活動を続けているスタンスが好きです

すごく若いイメージがあったけど…もう31歳みたい
身毒丸が15歳の時だから…


と言う事は…

ということは…

…考えないようにします