ラグビー日本選手権、サントリーが快勝しましたね
リーグ戦から全勝での2冠達成、日本選手権3連覇のサントリー。
磨き上げたハンドリングスキルと絶妙の間合いでギャップを作り、
開始早々にベテラン小野澤選手が個人技で魅せてのトライ
若いながらもバネのある村田選手や力強い動きが持ち味の西川選手など、
新戦力も持ち味を出しながらトライを挙げて行き、
36-20と、安定した強さを見せました。

とは言え、まだまだチームは進化形。
優勝セレモニーの後の記者会見で、今シーズンのチームスローガン「ハングリー」とかけて「満腹感はありますか?」と聞かれた真壁キャプテン、「ないです」とキッパリ。
「勝ち方が良くなかった、最初の20分から、自分たちのラグビーをして行かないと」と厳しい表情。
エディー・ジョーンズ現日本代表監督から、今シーズンチームを引き継いだ大久保監督は「3連覇、全勝という言葉にひたるのではなく、もう今のこの瞬間から、来年はどうしよう、と考えてしまう」
少しも緩みなく「ハングリー」な大久保監督。

その受け答えに、2連覇のチームを受け継ぎ3連覇させる重責を負って過ごして来た、このシーズンのストイックな過ごしぶりが垣間見えました。

大久保監督によると、
「サントリーの持ち味は、個人の仕事量とチームプレー。それを上回るディフェンスのチームがいずれ出てくる筈。
アタックのシェイプ(布陣)を含めて、接点でどう戦って行くかなど、あらゆる面を改善して行く。
きょうの対戦相手、神戸製鋼のように、(アタックが持ち味のサントリーを封じる為に)ボールキープをしてくる事が増えて来たので、ディフェンス力の向上も急務。
佐々木、西川、篠塚、青木は昨シーズンに比べて、2~3kg筋肉量が増えて、ディフェンス力も上がっている」

来シーズンは更に、スクラムを強化して行くと言う事で、

華麗なアタッキングラグビーに、接点での力強さが加わる。本当に楽しみです。

元オーストラリア代表監督、エディー・ジョーンズさんが率いてきたサントリー。
大久保監督も「このラグビーで世界と戦う」という気持ちを、常に持っている と話します。

更に、開幕したばかりの、
海外の強豪が競い合うスーパー15に、パナソニックの田中選手、堀江選手、東芝のリーチ選手が所属、田中・堀江両選手は先週出場した事もあってか、
現実的な目標として「スーパー15を目指す」と口にする選手が増えて来たと感じます。

日本代表、そして、海外ラグビーへ。

世界で戦える、強い日本のラグビーを作る為に欠かせない、トップリーグの充実。

2019年ワールドカップ日本開催に向けて、一歩一歩。
来シーズン、更に楽しいラグビーが見られると良いな~