きょうが初日の、年に一度のチョコレートの祭典、サロン・デュ・ショコラに行って来ました
毎年行っているのですが、年々人が増えて、にぎやかになってきている印象です

去年買えなかった様々なショコラティエのチョコの詰め合わせ
セレクションボックスを買おうと開店から30分後に行ってみると

 



まさかの長蛇の列
 

 

 

 

 

 


会場は6階なのに2階まで行列300~400人は並んでいるそう・・・
昔は普通に買えたのに

後悔しながらも、せっかく来たので 薄暗い階段でサロン・デュ・ショコラのムック本(そんなのあったんだ・・・)片手に購入するものを検討する 気合いの入ったファンの方々に混じり 1時間半待ちで何とか購入

 

だって ここに来ないと買えないとか 今だけ限定とか そういうものには頑張っちゃうタイプです
ええ ミーハーとも言うみたいです
 

 

やっと人間らしい気持ちになって 次なる行列に参戦
というより、もうお昼過ぎなのでお腹が空いて
おいしそうな香りに引き寄せられたと言うのが正確な表現です
アンリ・ルルーの有名な塩キャラメルを包んだクインニーアマン
 



どこもかしこも大行列で、他を見てたら、お昼を食べてる時間がない!と
イートインコーナーでスイーツランチ
 


 



限定のジャン=ポール・エヴァンのチョコレートアイスと
ポワラーヌのブリオッシュのフレンチトースト
フェルベールのフルーツコンフィ
の盛り合わせ

ブリオッシュもパリから空輸されている、日本では手に入らないものだとか
日本にいながらにして パリの気分を味わえるのはとっても魅力的

しっかりと酸味のあるコンフィと、バターの香り高いフレンチトースト、カカオのほろ苦さのあるチョコレートアイス

美味しかったです

鮮度が命のチョコレートやパンが 約9000キロ離れたパリから日本へ届けられるって、考えてみたらすごいこと。
本当に贅沢な事ではありますが、これも、流通が進んだおかげ。
どこかで働いている方々に感謝です



嗜好品であるチョコレート、味だけではなく、見た目も大切な要素

それぞれのショコラティエが技術とセンスを競うチョコレート製のオブジェを見て回るのも、楽しみの一つです
 


ジャン=ポール・エヴァンの今回のテーマは「火遊び」ハートが燃えてます
後ろはマッチでしょうか
なかなかインパクトがあります
 



こんなマジパン細工のようにかわいらしいものや
 



マカロン好きの私
こんな木があったら嬉しい 巨大なマカロンツリー
 



全部チョコレート製ですが

 

 



まるでモダンアートのような世界は見ているだけでも楽しい
ショコラティエというお仕事は
チョコレートと言う食べられる素材を使った
総合的なクリエイターなのだなと感じます

 

 

 

 

 

 

 



初日と言う事もあり、ショコラティエの方も大勢いらっしゃっていました
こちらはイタリア・トリノにあるドモーリ社の創業者、ジャンルーカ・フランゾーニさんと

絶滅しそうな品種のカカオを復活させ、土地毎に、その場所に合った種類のカカオを育てていると言うこだわりの方

土から生まれるものは、やはり土との相性が大切。
その土地の風土や気候、歴史を大切にする考え方、とっても共感します

ベネズエラにある自分のカカオ農園で1年の3ヶ月以上過ごすと言うフランゾーニさんが作ったチョコレート

色々な品種のものがあったのですが、
「ペペロンチーノ」というインド産の唐辛子入りのスパイシーなものに惹かれて購入
 

 

 


思えば、朝の長蛇の列も、日本にチョコレート文化が根付いて来た証拠かも知れません。

私の横で行列に並んでいたマダムは
『「ソコヌスコ」(カカオ豆の品種)のチョコがあるのよ 買っておかなきゃ!』と、カカオ豆の品種をしっかりチェックしていましたが

 

 

 

チョコレートの文化がもっと日本に広まって来ると

お米の品種やワインのブドウにこだわるように、カカオの品種にこだわる

そんな日が来るのかも知れませんね
 

 

 

 

 

 

 

まだまだ奥深いチョコレートの世界
 

 

 



もっと、もっと、知っていきたいです