皆様、コメントありがとうございます
トンガ戦、本当に残念でした

資料等を見て、トンガの選手が大きいというのは最初からわかっていたのですが、
実際にグラウンドに出て来た姿を見ると、体重以上に大きく見えて・・・

試合開始前
トンガはウォークライを披露、ジャパンは、ゴールラインから一斉にセンターラインまで走って、気持ちを高めていました

ちょっと気持ちが入りすぎてしまったのか、開始9分、ジャパンはペナルティからトンガに1ゴールを決められたものの、
開始13分、敵ゴールライン間近のラインナウトを大野がキャッチ、そこからモールで、ツイのトライ

エディーHCの目指す「ジャパン・スタイル=スペースにボールを運ぶ」形のトライではありませんでしたが、やっぱり単純に嬉しいスタンドも盛り上がります

しかしわずか2分後、トンガはジャパンのキャッチミスからのスクラムから、あっと言う間にトライを返し、意地を見せます。

ただ、直後にトンガがオフサイド。ジャパンはペナルティゴール成功で、10-10と同点

ジャパンの選手からは、「セカンドプレーヤーもっと耐えよう」という声が上がっていました

サイズを生かして激しいプレッシャーをかけてくる相手に対して、2人目の寄りの早さで対抗するというのが、エディーHCのの考える「ジャパン・スタイル」の一環

この為に、走りに走って、フィットネスを鍛え上げて来たジャパンです

小野の狙いすましたキックパスが相手の裏に通り、上手くニコラスにつながればトライという、惜しいシーンもありましたが、残念ながらタイミングが合わず、ノックオン

逆に、ラインナウトのノットストレートからのスクラムで、トンガのセンターが勢い良く縦に走り、展開されてトライを奪われます

その後も、ジャパンは、マイボールラインナウトが安定せず、ゴールラインギリギリのこぼれ球を日和佐がキックで処理したりと、ヒヤヒヤする展開が続きますが、

まだ10-17これからです

この後の前半のロスタイム、いいな~と感じたシーンがありました

トンガのペナルティーゴールが外れたのを見逃さず、日和佐が素早くキャッチし、速攻逆に相手のミスを誘い、ジャパンのペナルティーゴールに結びつけます距離のあるキックだったので、結局得点にはつながらなかったのですが、新生ジャパンを象徴するようなシーンだと感じました

ロスタイムだから、観客席もこのキックが終わったらハーフタイムね、という雰囲気になっていたのですが、違うんですよね~

笛が吹かれるその瞬間まで、全力で戦うというジャパンの姿勢が見えて、とても嬉しかったです

そして迎えた後半も、開始早々、そんなジャパンの「魂」を、見せてくれるシーンが

開始2分、五郎丸の蹴ったペナルティーゴールが何とポールに当たって、外れてしまったのです
私だったら、「あ~、やっちゃった~」と落ち込んで終わり、という所ですが、

五郎丸はその跳ね返ったボールを追いかけてキャッチ、そのままトライ
自らのキックで、1トライ1ゴールを返します

3点の筈が7点、再び17-17の同点災い転じて福となすで、
スタンドも大盛り上がりです

そして、同点のまま、1進1退の攻防が続きますが、
21分、カウンターからトンガのトライで17-24!!

しかし、1ペナルティーゴールを返した、後半30分、ジャパンにチャンスが訪れます
トンガのフッカーがイエローカード、相手が1人少ない状態

後半36分、満場のニッポンコールの中、敵陣ゴール前のマイボールラインナウト
大野がキャッチするのを見た瞬間、これでモールで行ける同点だ
と思ったのですが、残念ながら、ノットストレート

結局20-24で試合終了

本当に、惜しい~~~~試合でした

せっかくだから勝つ日本代表を見たかったけれど、いい試合を見たな~
という印象の方が強かったです

試合後、廣瀬キャプテンは「フィットネスで、体格差を凌駕するまでのアドバンテージを出せていない」「最後の10分間、相手の攻撃の鋭さは落ちていた、でも、こちらも疲れていて、しっかりコミュニケーションをやりきる事ができなかった」
と、反省点を語ったものの、「フィジー戦と違って、外にスペースがあればボールを運べた」と、順調にチームのやりたい事が形になっている手応えを感じているようでした。
また、サントリー時代からのエディーHCが手塩にかけて育てている日和佐選手は「前に出た時はいいテンポでさばけている、スタンドオフ・小野とコミュニケーションをしっかり取って、次はブレイクダウンでチャレンジしつつ、
テンポアップという自分の役割を果たしたい」という事でした。
そして、チーム全員が、「オーソドックスなラグビーではなく、日本独特の文化、ラグビースタイルを創ろうとしていると実感している」ということです。

破れはしたものの、新生ジャパンの前のめりな姿勢が至る所に見えた試合でしたまた、ベテランの選手の円熟味と、若手のアグレッシブさが上手くかみ合っているようにも感じます
手応えを形に、17日(日)のサモア戦で、見せてくれると期待しています
次は、アジア5カ国対抗の時のような、スペースにボールを運ぶトライ見てみたいです