昨年はありがたいことに沢山の演奏機会に恵まれた一年だった。


今から約6年前。

それまで鬱で2年ほど全くピアノを弾けずロシアへ行って徐々に回復し、久しぶりに以前のようにピアノが弾けるようになった。


またピアノが弾けたことがありがたくてありがたくてその時「私は音楽で生きていこう」と決めた。


昨年はその時決めた目標が達成できたと感じた一年だった。




ただその6年の間にも自分の中で色々な変化があって(今までの年記を参照)


一番はクラシック音楽との向き合い方について。


正直に言うとこの数年、私は以前ほどクラシック音楽にきちんと向き合えていない。

私はクラシック音楽を専門にピアノをやってきたからそれは自分にとって辛いことでもある。


なぜそうなったのかと言うと「世界の見方が変わってしまったから」。


西欧に対する絶対的な美しさとか憧れとかそういうものが自分の中でなくなってしまったというのが一番の理由。

自分の中で善だったものに対する度重なる絶望、疑い、不信感。


「音楽に国の違いはない。言葉は通じなくてもお互い分かり合える。」


頭では分かっているものの、心がついていかない。


その言葉のもとに奏でられる美しい音楽になんだか傷ついてしまうことが沢山あった。




そんな変化があったことと「ピアノで生きる」という目標が叶えられたこともあり、最近はピアニストというよりもアーティストになりたいという気持ちが強くなっている。


芝居や踊り、美術、作曲、演出など音楽だけにとらわれず様々な要素を取り入れた活動をしていきたい。


最終的な目標はオペラを創ることだけど、今の段階では実績も資金もないのでなかなか舞台は出来ないから。まずは自分がひとり総合芸術で(笑)

せっせと働きながら沢山のレッスンに通う毎日。


少しずつ身になってきた感があるので今年は少しずつ形にしていきたいな。


決意新たに頑張りたい。


きちんと決まったらまたSNSでお知らせします📢