BS世界のドキュメンタリーで放映された「チェコ・スワン」。
こちらは、2016年にポーランドで放映されたもので、
日本では、昨年末に映画として上映され、年明けにBSで放映されています。
私は、今回その再放送をたまたま観ることができました。
バレエのカテゴリー検索にあがり録画しておいたのですが、
まさかの、お年寄りダンスチームが主役。
BGMは白鳥の湖だけど、
陽気なおばあちゃま達が踊るのはポーランドの踊り。
「あれ?バレエではない?!」と疑問に思いつつも、
おばちゃま達がニコニコで踊る姿にキラキラと輝くものに、
バレエと同じワクワクを感じていました。
すると、
おばあちゃま達は老人ホームでのお披露目だけでなく、
イベントにお呼ばれして披露したり、
TVに出演して拍手喝采になっているのにもかかわらず、
「次は何をしようかしら?」と、新しいことを考え始めます。
。。。そうです。
ここで「バレエ」が出てきました。
ドキュメンタリーの製作者も関わっての提案なのか、
バレエの教えを求めたのがバレエ団の芸術監督。
なんて、無理くりな企画なんだろうと、ちょっと思ってしまいました。
だって、大きいサイズのおばあちゃまばかりで、
足腰が痛くなりそうな雰囲気満載なのですもの。
でもね、おばあちゃま達はとっても陽気で、
初めてのバレエレッスンもできないことばかりなのに、
笑いながらもバーレッスンをするの。
バレエのポーズとか、滑稽だけどやるの。
自分達の踊りの魅力に「滑稽さ」があることを、はじめからわかっているのね。
それでいて、
滑稽ながらも「見た目は重要」という認識もあって、衣装がとっても可愛い♪
だって、チュチュにチュールは使っているものの、
上はタンクトップで、下はオムツなの。
お金をかけずに工夫しようって言っていたけれど、
まさかオムツだなんて、言われなければ気づかなかったかも。
スワンのヘッドアクセサリーは、
白いカチューシャにチュールのリボン。
タンクトップの肩のところにもチュールのリボン。
ペタンコのダンスシューズに、足首から膝までリボンをクロスに巻いて、
トゥシューズっぽくしてるとこもカワイイ。
滑稽だけど魅力的でカワイイ。
魅せる意識が高いのね。
それでいて、
昼間からウォッカをショットで飲んで陽気に歌ってるの。
自由奔放で陽気で、とってもごきげんなところが素敵すぎる。
私は、祖父母にお世話してもらっていた幼少時代を過ごしているので、
お年寄りと接するのも好きな方で、
そしてお年寄りの魅力にも敏感なのですが、
魅力的な方は笑顔が本当に素敵ですよね。
老若男女問わず、笑顔の魅力ってすごいのは知っているけれど、
おばあちゃま達の笑顔がどんどん観ている人達にも伝染していっているのが、
すっごく印象的でしたよ。
年を重ねるごとに、新しいことをやるのは億劫になりがちなのに、
まさかのバレエにチャレンジするという企画が、笑顔でとっても素敵にまとまっていました。
私は、カワイイおばあちゃんになる!という10代の頃からの目標?夢?がありますが、
このドキュメンタリーでみたおばあちゃま達の心意気と笑顔は、
是非見習わせて頂きたいと思うものでした。
といいますか、
おばあちゃんでなくても、今のうちから見習いたいです。
バレエの観点から思ったことは、
芸術監督が言っていた、
「ダンスの素質は誰にでもあるもの。それを追求する勇気があるかどうか。」
という言葉が、すごく刺さり感化されました。
これからも、自分の踊るセンスを追求していきたいものです。
身体を鍛えながらレッスンして、
自分の美しさを育てて表現できるように♪
そして、
鍼灸師として、バレエを好きな人達のお役に立てますよう尽力致します。
ごきげんボディメンテナンス
指圧鍼灸 ふくしま