お待たせしました。
座学編に続き、土中の水脈整備(空気、水の通気)の様子を2会場の写真を使って解説していきます。

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農地と家屋の境にユンボで素掘りする。

これによって、空気が入り土の中に停滞していた水が空気によって押し出され、畑と家の通気が改善される。
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炭は、土がしまる時に、有機物の下、土との接点に置いておくと、有機ガスが発生しない。

自然界の中でも、必要な部分で炭化されている。

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浸透管を通す
これを使う事で、土圧、崩れから通気穴を守る為。
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浸透管のサイドに枯れ枝、上部に敷地内及び外周部での雑草、雑木類をかぶせていく。

この作業で水通し以外に草や枝を剪定するので、風通し、光通しもできる。
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側溝より深い竪穴を掘る事で、落差がある為、空気が入り深層部に絞り出され、オーバーフロー水が出る。
ここにも、炭を入れる

土中の空気と水が動き
土中の目詰まりが解消され、土が柔らかく、植物を植えても細根が発達した健康な状態で育つ


次は、宅地内での整備を解説します。
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お庭と斜面の境の塀が土中の空気と水の通りを悪くしている。
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塀を壊し、ブロックの角を壊し丸みをもたせ、そのまま埋めて空気通しに役立てる。

ここには、次回、植栽する予定です。

ゴミも役立つのです。
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敷地の各所にコンクリートやブロックで仕切られ、重圧に基礎は固定されている為、目詰まりを起こし、大地における水と空気の入れ替わりが滞り、植裁も粗根となり、不健康な状態になる。

土の色も、黒ずんで嫌地になり、泥臭がする。
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手で溝掘りして、雨水ますに、パイプを通し、敷地内に浸透した雨水を敷地外に出す事で泥水解消になる。
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雨水ますの周りにも、炭と枝を入れる。

時間をかけてゆっくりと自然に戻す。

そうする事で大地が息を吹き返すのだと感じます。

線(溝掘)と点(竪穴)をつなげて面となり、大地全体の再生になります。


3週間後に、両会場に訪問しましたが、どちらも水たまりもなく、空気の淀みがなく、立っていると爽やかな空気を感じる事の出来る大地になっていました。

時間の経過と共に、生えてくる植物を観察していきたいと思います。

22日、23日と京都園部、大地の再生関西支部”かもすわ”の講座に参加してきます。

その様子も、ブログでご紹介しますので楽しみにしていてくださいね。

今日も、最後まで読んで頂きありがとうございます。
皆様にとって少しでもお役に立てると幸いです。