こんばんは。
森澤 恭子です。
2022年12月より品川区長です。
1月31日に、令和6年度予算案プレス発表を行いました。
※資料はこちらから↓
多くのメディアで取り上げていただいて有難い限りです。
さて、今回の大きなポイントの2つは、事務事業評価とウェルビーイングの考え方です。
事務事業評価について
選挙でお約束した
88. 徹底した情報公開と事業評価でムダを削減し、毎年1%=約20億円の財源を捻出
というところについては、職員の奮闘のおかげで、23億円捻出することができました。感謝しています。
なお、もともとこのことを公約にしたのは、事務事業評価を通して、施策の不断の⾒直しや、無駄の排除の徹底をし、財源を確保するという東京都のやり方を都議として見ていて、とても大事だと思ったからです。
ちなみに、東京都も、令和6年度の予算案の概要において、
事業評価の取組を通じて過去最高となる1,266億円の財源確保へとつなげました。
としています。
ウェルビーイングについて
幸福度に着目したウェルビーイングについての想いは、都議会時代に無所属 東京みらいとして独自の調査をし、議会で一般質問するなどの積み重ねがありました。
-----(令和2年第1回定例会 一般質問)-----
無所属東京みらいを代表して、一般質問を行います。
国連の関連団体が発表した世界幸福度ランキング2019において、日本は先進国最低レベルの58位であり、特に自由さや社会的寛容さが順位を下げる要因となっています。
二年連続一位であるフィンランドと日本を比較した有識者は、フィンランドは、勉強、就職、結婚、出産、転職と、さまざまな人生の場面で本人の事情や希望に応える選択肢があり、年齢、性別、家庭の状況といったことが選択を限定する要素になりにくいと指摘しています。逆にいうと、日本はまだまだ自分らしく暮らしていくことに対するハードルがあると考えられます。
そういった中で、まだ顕在化していないニーズまで的確に把握し、一人一人の困りごとや生きづらさを解消していくことで、都民の満足、ひいては幸福度を向上させていく都政へと転換していかなくてはならないと考えます。
そこで、新たな都政改革ビジョンにおいて、都政が追い求めるものとして都民の幸せを位置づけた意味について伺うとともに、都民の幸せをどのように捉え、実現していこうと考えているのか、見解を伺います。
総務局長
都民の幸せの実現についてでございますが、都民の安全・安心の確保、健康の維持など、都民福祉の向上は、都に課せられたミッションでございます。
新たな都政改革ビジョンではこのミッションを、都民の幸せを実現すると表現し、都民の満足度を調査、把握することにより、都民の満足の向上に向けて、新たな政策の企画などへの活用を検討してまいります。
私たちの独自調査では、満足度の向上とともに、不便や不安などの不を解消することが、幸福度を高める両輪になっていることが見えてきました。年代や性別などによって、何に幸せを感じるかは異なるという傾向もわかりました。幸せとは何か、さまざまな知見を集めて、その指標を定めていくとともに、広域行政体としての都の果たすべき役割とは何か、常に自問自答していくべきであると指摘しておきます。
そして、今回、全区民アンケートにおいて、幸福実感度を調査し、施策に反映しました。
また、ウェルビーイング予算については、2019年にニュージーランドのアーダーン首相(当時)が編成した"The Wellbeing Budget"をモデルにしました。
当時のブログにも以下のように書いていますが、
Wellbeing 「幸福」を基準に
予算を組み優先政策を考えていくことは
これからの日本でも
取り入れていくべき視点であると考えます。
では、現時点で私が
The Wellbeing Tokyo とは?
を聞かれたら
障がいの有無や性別にかかわらず
誰もが自分らしく
イキイキと生きることができる社会
と答えます。
過剰な保護でもなく
適度な支援、サポートにより
ひとりひとりのポテンシャルが
しっかりと引き出され
自分のもてる力を発揮し
自分のペースで
自分らしく
働いたり暮らすことができる状態。
今でもほとんどその考えは変わっていなくて、
だからこそ、「誰もが生きがいを感じ、自分らしく暮らしていける品川」を目指し、様々な施策を展開しています。
誰もが生きづらさを感じたり、選択を阻まれることなく、自分の望むように生き、幸せを感じられる社会へ。
区議会、区民のみなさまの理解を得ながら、一歩一歩進めていけたらと思います。
令和6年度予算案を審議する、品川区議会は、2月20日(火)に開会します。
性別や障がいの有無、
家庭の状況などにより
選択を阻まれることなく
自分の望むように生き、
幸せを感じられる日本へ
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*公式ホームページ*
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品川区長 森澤 恭子
(2022年12月4日~)