今日もお越し頂きありがとうございますラブラブ

(また、はじめましての方は 前1話〜がありますのでそちらからお読みいただけたらと思います)

 

帰国を楽しみにしてくれた家族のもとへ。

 

我が家に着いておじいちゃんおばあちゃんの元気な姿を見て

愛犬を抱きしめた時 とてもほっとしたのを覚えています。

 

あっという間の3年間でしたが

とても濃い時間を素敵な方々と過ごせた日々がとても宝物となりましたキラキラ

 

その一方で、子供を通じて様々なことを学びました。

 

育った環境でこうも偏りが出てしまうのだと。

 

エジプトでは、住んでるところから学校まではスクールバスで通っていました。

 

治安の問題等もあり、一人で出歩くことは禁止されていましたし しませでした。

 

帰国して 地元の公立の小学校は基本徒歩通学なので、

経験のない我が子にとって とても不安だったようです

 

娘に至っては あまりの恐怖に登校できず途中で引き返してくる状態でしたあせる

 

給食も初めてのことで、とても新鮮だったようです!(エジプトではお弁当でした。)

 

ただ、配分の量がわからず汁物は最後には具がない汁だけになってしまったりと

苦労したようです。

なので、私は子供たちが環境の変化に落ち着くまで、

正社員として仕事をすることは選択しませんでした。

 

ゆっくり主婦業を満喫しようと思いながらも、

日々の家事に追われ

アップダウンの激しい自分の感情をうまくコントロールできない自分に腹を立て

周りの家族にストレスを発散する日々を数年続けていた時、

 

家族にとってとてもよくない状況になっていました。

 

なので、自分と家族の平安を考えた時

正社員として働くことを決めました。

 

忙しいながらも家を離れたことで 私自身にも充実感が得られ

家族も落ち着いた日々を過ごしていました。

 

週末には、車で5分の距離にある実家の両親に会いに行ったり

家族で娘の大好きなディズニーランドに行ったり…。

 

息子に至っては中学受験をして寮生活を経験したりと、

それぞれに忙しく過ごしていた中、

 

実の父親の病気が発覚しました。

 

『パーキンソン病』でした。

 

日本では難病指定にされており

全身の筋肉がゆっくり動かなくなってしまう病気です。

治療法はなく対処療法のみでした。

 

脳神経外科のある総合病院に通院しながらの日々となっていくのですが、

できるかぎり通院の送迎を手伝ったり、

平日も仕事帰りは実家に寄って 様子を見てから家に帰り 夕飯の支度をしたり…

最大限のことをしていました。

 

そうせざる負えなかった…とも言えます。

 

それは、母が父の病気を理解することができなかったためと

同時に 母のルールでの生活は変わっていなかったため。

 

父が一人の人間としての尊厳もない生活を余儀なくされていたからです。

 

私は主人の両親と2世帯で暮らしていた事もあり、

なかなか病気の父を迎い入れる状況を作れずにいたとともに、

日々の忙しさを言い訳にして限界まで2人暮らしを見届けていました…が、

 

お世話になっていたケアマネージャーの方から日常の劣悪な環境から

何とか父を救う手立てがないものかと言われた時に、

 

母から父を離すことを決めました!

 

周りの方々に協力を仰いで、執刀医の先生にもお願いして病院でお世話になる形を取りました。

 

長年、サラリーマンとして大きな病気もせず働いてきた父を、

専業主婦としてマイルールの中で 家を守ってきた母にとって 

“最期まで私が面倒を見るんだ!”という気持ちがとても強かったのだと思います。

 

ただ、病気になり弱っていく父の状態は理解できず 

健康体のように扱うので 

それができない父に向かって罵声を浴びせ 

労わるということのない生活を送っていたことは事実です。

 

 

もっと早くに父を入院させてあげれば良かったと思いました。

 

その後、県外になりますが 長期療養型の病院へ転院することになり

父の具合も安定していきました。

 

一方、父の退院はいつかと問い続ける母を説得しながら

一人暮らしの母を見守っていました。

 

幸い食べることが好きな母は一人になっても家事をして 

いつでも父が戻ってきてもいいように家を片付けていました…が、

 

だんだん有り余るパワーを

ご近所さんや家の外へと向けるようになっていき

行った先々で いろんなトラブルを起こしてくれるようになっていったのです。

 

私は、その処理に追われる日々となっていきました。

 

大きな山が来て それを何とか制覇したら絶妙なタイミングで次の山がやってくる。

 

その繰り返しの日々に 私の心と身体は悲鳴をあげていったのです!

 

血尿がでて、携帯が鳴るたびに軽い呼吸困難になったり、

仕事帰りの通勤の車では何度も睡魔に襲われたり、

 

1分でも1秒でも安らぎが欲しい!

 

何も考えなくていい世界に行きたい!

 

休みたい!

 

そして、このままでは自分はダメになってしまう。まずは自分を守ろう!と思い主人に相談して退職をするのですが…。

 

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございますラブラブ

 

また明日の同じ時刻(am8:00)  Story9へ つづく

 

素敵な1日となりますようにキラキラ