こんにちは、きょんです。いつもお読みいただきありがとうございます。

 

Hi, I’m Kyon.

Thank you for always reading my blog.

 

英語に訳すと、こんな感じでしょうか😅↑

「これって英語でなんていうの?」って考えて、一つ一つ訳していくことありますよねぇ。でも、先日『翻訳できない世界のことば』という本に出会って、

言葉というのはその言語独特の文化から生まれたものだということが改めてわかって

学びが深まる体験ができました。

 

 

 

 

今日は、そんな翻訳できない言葉について書きます。

 

例えば、ノルウェー語にはPalegg(ポーレッグ)という言葉があって、意味は「パンにのせて食べるもの、なんでも全部」だそう。

日本だとパン屋さんに行くと「ハムサンド」とか「ベーコンと卵のせ」みたいに、パンの上に乗せたり挟んだりするものをそれぞれ具体的にいうけれど、ノルウェーではハムもジャムもレタスもなんでもポーレッグというそうです。

面白い。

「ちょっとポーレッグとって。」とか言うと

言われた側は、どんなものを渡してもいいわけですね。

ハム、チーズ、ピクルス・・・、なんでも。

パンにいろんなものを乗せて食べるっていう文化が根付いていると言うことが言えるのですかね。なんでも乗せて食べるのがノルウェー流なのかも。🥪

 

 

 

 

 

また、日本語の積ん読。

買ってきた本を他のまだ読んでいない本と一緒に、読まずに積んでおくこと。

これは他の外国語にはない単語だそうです。

うん、そうですよね、わかる。

英語だとpile of books that I haven't read yet(まだ読んでいない本のどさっと一塊)みたいな表現になりますもんね。

読みたい気持ちはあるけど時間がない日本人の、知的好奇心の表れですね。

積んでおく→つんどく。

どくは、読書の略。漢字の読み方で言葉遊びをしているところは、日本のユーモア、ギャグ的な要素が入っていて納得です。

 

イラストも美しい。

 

 

このような、他の言語では一言で説明できないような言葉が世界にはたくさんあって、

それらをエラ・フランシス・サンダースというイラストレーターがまとめた本がこの

『翻訳できない世界の言葉』です。

 

実は、私はこの話を職場の塾で知りました。

高2の男子高校生がCrownという三省堂の英語の教科書を持っていて、それを一緒に読んだら、とても面白い内容だったんです。

それが、この翻訳できない言葉をテーマにした内容でした。

言葉は背景・文化まで含まれて生まれたものということが書いてあったんです。

 

ほかにも、イヌイット語のイクトゥアルポクは「だれか来ているのではないかと期待して、何度も何度も外に出て見てみること。」と言う意味だそうです。

待ち遠しくてたまらなくて、何度もうちの出て見に行くこと、ありますねぇ〜。

同じ気持ち、共感できます。でもそれを一言で表すイヌイット語あるんですね。

なんだろう、あまり人が尋ねてこないから、誰か来るというと何よりも楽しみでそわそわしてしまうって感覚?

 

そんな言葉が50語以上載っていて、言葉はその土地の人の体験、気持ち、状況などからできたものなんだと言うことがうかがい知れるのです。

 

私は昨日、この絵本を高2男子生徒にも見せたのですが、

普段私が問いかけてもあまり反応しない高校生が1ページずつめくって全部読んでました。

こういう言葉興味ある?って聞くと、「うん、まぁ」と言ってました。

何を思って読んでくれたのか分かりませんが、ちょっと読んでほしいなぁと思って持っていったので、私の気持ちが伝わったようで嬉しかったです。

 

 

言葉が生まれた背景、お国柄、それを使ったの気持ち、考え方、そんなところにも

考えが及ぶこの1冊、言葉を日々使うみなさんにもおすすめです。📚

日本語の言葉も、意味や背景も知ってきちんと使いたくなります。