私はサクソフォン奏者の千野哲太さんファンです。
彼の語る夢が大きくて、かっこいいのが魅力。演奏は言うまでもありません。
知らない方は、1度彼のYoutubeをご覧ください。
どれをおすすめしたらよいのか迷うほどありますが、やっぱりソプラノサックスの音色が伝わりやすいですかねえ。
 
さて、今日は渋谷リビングルームカフェでの若手演奏家5人のライブでした。
18時開場、19時開演。
 
開場から1時間もある。
座席指定だから、急いでいく必要はないんだけど、何時に行ったらいいの?
初めて行くところだし、特徴的なデザインの照明の写真も見たし、せっかくなら空間を楽しもうと思って、18時に行きました。
 
ちなみに今回の演奏会のタイトルは、「カメラータプラス Cmerata plus」というものでした。
カメラータの意味が分からなかったので調べたら、イタリアで16世紀後半に、人文学者、詩人、音楽家や知識人が集まって結成したサークルの名前をさすとのこと。
 
今回の若手の演奏家たちがサロンに集まって演奏してくれたっていう形態が、カメラータなんだな~、と分かりました。
 
出演者は
サキソフォン  千野哲太
バイオリン  高松亜衣
チェロ  橋本專史(あつし)
サキソフォン  山本航司
ピアノ  松田龍
 
曲目は・・・・
1曲目。
プーランクという作曲家のクラリネット二重奏のサキソフォン版。千野さんと山本さんで。
プーランクは馴染みのない作曲家でしたが、最初はつかみどころのないフレーズで始まって、最後には転がるような軽やかな音楽になっていくという変化は楽しかったです。
 
2曲目。
モーツァルトK.564をピアノ、バイオリン、チェロでの三重奏曲。
モーツァルトは元々大好きなので心地よく音楽に酔いしれました。
私もピアノで弾いたことがあったなぁと思いながら、またモーツァルトの生まれたウイーンに行った時の事なども思い出しながら聴くことができました。音楽科の学生さん達とのツアーで、音楽ゆかりの地ばかり巡って濃密だったなぁ~と。
 
そのほか、ドボルザークの「アメリカ」、シューマンのピアノ5重奏曲など。
 
さて、会場のリビングルームカフェ&ダイニング。
演奏前、休憩中などは、料理も食べながら楽しめるというのがこの会場の良いところ。音響効果はあんまりよく分からなかったんですが、雰囲気はとってもいいです。渋谷の真ん中に、あんなところがあるなんて知らなかった~。
また、ふらりと気が向いたら行きたいです。

最後に1つ、素敵だったこと。
シューマンの5重奏の時、千野さんの場所に演奏に使わないテーブルが置いてありました。それを千野さんは舞台袖にはける為に、スタッフに手渡しました。その時、「ありがとう」ってスタッフに伝えていて、本番前でもそういう言葉が出てすてきだな、と思いました。

※イープラス リビングルームカフェ&ダイニング